「関係ないと言われればそれまでですが...では、ワタリならばどうするのですか？」
「私ですか？」

「即答するくらいですから、何か策があるのでしょう？」

「自分の気持ちを伝えるんです」
「しかし...No Nameの気持ちを...無視するわけには...」

「その程度の想いなのですか？」
「私は...」

「伝えられないのならば、諦めるしかありませんね」




ワタリは
確信犯だろう？



そんな事を言われて
私が諦められる性格ではない事くらい
知っているだろう？



「No Nameに...伝えてきます...」



ゆっくりと歩き出したが
心は駆けていた






「一目惚れも悪くないですよ、Ｌ？」



科学者だって恋をします
それは唯一
科学で証明出来ない事です


名探偵だって
恋をしたっていいでしょう



貴女ならば
No Nameさんを幸せに出来ますよ



私は信じています。




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