page.27 潜入
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⭐︎L完全溺愛夢小説
裏~激裏・シリアス中心
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狭い
凄く狭い
「竜崎、もっとそっち行ってよ」
「これ以上は無理です」
もう何時間
この状態なんだろう
一向にGが現れる気配はないし
「竜崎の推理、外れたんじゃない?」
「本部に送り返しますよ」
「.......」
しばらく沈黙が続いた
何か
言った方が良いのかな
ガシャーン!!!!!!!
「「!!」」
来た
Gだ
息を殺して
Gが中に入って来るのを待つ
拳銃を握る手に
汗が滲んでくるのが分かる
竜崎の方を見ると
いつもと変わらなかった
口を半開きにして
真っ直ぐに前を見ている
Gがシャッターをこじ開け
店の中に入って来た
静かな店内に
足音だけが響く
.............
高く売れそうな骨董品を物色しているのだろう
足音が途切れ途切れだ
...............
あれ?
近づいてきてる?
Gは遅いが確実に
あたし達が隠れている机に近付いて来ている
......恐い
拳銃を握る手に
力が籠もる
「....!」
竜崎に手を握られた
【撃つなら今だ】
暗くてよく見えないが
竜崎はきっとそういう目をしている
分かってる
分かってるのに出来ない
脚が竦む
鼓動が速い
いつ死んでもおかしくない
この状況
...........
もう一度
竜崎に手を握られる
もしここで死んだら
この手には
もう一生触れられなくなる
そんなの嫌だ
Gを逮捕しなくては
.