page.25 †L†~Long way~(Ⅰ)
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⭐︎L完全溺愛夢小説
裏~激裏・シリアス中心
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広い闇市内を
くまなく歩き回る
近頃は
ロクに睡眠を取っていないから
クタクタな筈なのに
私の足取りは
軽くなっていく
犯人がいるかもしれないという期待
犯人を逃すまいという焦り
次第に生まれてくる葛藤
全ての感情が交錯する
テント内を物色して回る
しかし
ネイルチップは見つからない
駄目だ...
希望を捨てたくない...
犯人は
この中に必ずいる
気持ちを持ち直し
再び歩き出す
under cover of darkness....
そこには
一際目立つ真っ黒なテント
darkness....
「闇....?」
慎重にテントの中へ入る
驚愕
テントの中には
腐敗臭にも似た異臭が立ち込めていた
吐き気を訴える躯
「いらっしゃい...」
手で鼻と口を抑えながら
声の主を見る
......子供?
そこには
私よりも年下だと思われる
黒人の子供がいた
テントの中には
ランプのあかりだけが灯っている
darkness....
闇
黒...
黒人....?
この子供が...
air...?
「お安くしますよ....」
か細い声
折れてしまいそうな程細い手足
この子供がairなら
すぐにワタリを呼ばなくてはならない
しかし
証拠がない
誤認逮捕は出来ない
「....この臭いは...?」
「知りたいですか?」
ゆっくりと立ち上がると
ランプの向きを変えた
なんだ....
此処は......
壁には
切断された手足が吊されていた
異様な光景に目眩がする
声が出ない
「綺麗でしょ?」
「え?」
「爪...」
切断された手足を見ると
どの爪にも
ネイルアートが施されていた
.