page.21 守りたい
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⭐︎L完全溺愛夢小説
裏~激裏・シリアス中心
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...ガチャ
月に渡された鍵で
扉を開ける
部屋に入ると
仄かに香る
月の匂い....
「月?いないの...?」
「中に入ってきてくれ」
言われた通りに
部屋の中へ進む
部屋の中には月がいて
外を眺めていた
「No Name、僕にはもう、君が必要ないんだ」
窓の外を見たまま
月からいきなり発せられた一言
「...え?」
状況に着いていけない
「もう、こうして会う事もないだろう」
「月...?どういう事...?」
「物分かりが悪いね。お前は僕の邪魔ばかりするから、もういらないって事だよ」
表情を変えずに
言い放つ月
「部屋に呼んだのも、この話をする為だ。もう用は済んだから、早く出て行けよ」
訳が分からない
何で
こうなったの?
私
何かしたかな...?
真っ白な頭を
必死に回転させる
「早く出て行け!!」
月に思いっきり腕を掴まれ
部屋の外に投げ出される
バタン....
「月...ごめんなさい...!!お願い...開けて...!!」
いくら呼んでも
返事はなかった
ドアを挟んだ向こうには
月がいるのに...
こんな壁に遮られてる...
私達は
こんな薄い壁でさえ破れない程
ちっぽけな関係だったのか....
落胆しながら
月の部屋を後にした
.