long time no see!
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「あれが姉貴か…?マジかよ。」
なにより驚いたのは、彼女が自分よりも小さかったことだ。
たしか、ハルコさんと同じくらいの背丈だった。
細くて、小さくて、とにかく白かった。
「おかしい…」
「おい花道、なにぼけっとしてんだ…よっ!」
更衣室で昨日の出来事を回想していると、後ろからいきなりバシッと背中をたたかれる。
「ぬお、リョーちん。」
「お前なんか今日変じゃねえ?ヘンにおとなしいっつーか。
着替えたんだから帰ればいいものを、なにずっと部室で座り込んでんだ?」
「…あのさ、女って会わないうちのすげー変わっちゃうもん?」
胸の中でモヤモヤとしているものを吐き出したくて、なりゆきで隣のロッカーにいるリョーちんに尋ねてみる。
テキパキと着替えと片付けを進めながら、一応俺の話は聞いてくれているらしい。
「は?女?晴子ちゃんのことか?」
「いや、違くて。
昨日さ、幼馴染に10年ぶりくらいに会ったんだよ。
そしたらなんかすげー女になっててさ、昔はすげー男!って感じだったんだよ。
姉貴!みたいな感じでさ…」
「ふーん。姉貴ってことは、年上なわけ?」
「大学生っつってた。」
「ほお~おまえに大学生の女の知り合いがいるとはなぁ。
アヤちゃんがいなけりゃ、紹介してもらいたいとこなのに。」
眉尻をつり上げながら、思ってもいないであろう事を口にする。
アヤコさんに言いつけてやろうか?という言葉を飲み込み、続ける。
「紹介って…あれは女ではあるが、実は女ではないんだよ。
なんていうか…昔はすっげえミッチーみたいな感じだったっつーか。」
「はあ!?なんだそれ!要はガサツってこと?
…俺のタイプではないかも。」
「それがだよ!
ミッチーだったはずの女が、昨日会ったらすげー細くて白くてちっこくて…
俺の背のこのへんまでしかなかった!!」
手で自分の胸あたりを指しながら、必死にリョーちんに伝える。
それを横目で見ながらも、帰り支度を終えてバタンとロッカーを閉めた。
「そりゃまあ、大学生なんだし彼氏とかいたりするだろ?
化粧したりとか女っぽくして当然なんじゃねえの?」
「彼氏ねー…」
昔の姉貴からは想像できない単語だが…
今のあのちっこい姉貴を想像すると、たしかにそういう人物がいないこともないのかもしれない。
なんとなく、俺の知っている姉貴ではない気がして、胸のあたりがモヤモヤした。
なにより驚いたのは、彼女が自分よりも小さかったことだ。
たしか、ハルコさんと同じくらいの背丈だった。
細くて、小さくて、とにかく白かった。
「おかしい…」
「おい花道、なにぼけっとしてんだ…よっ!」
更衣室で昨日の出来事を回想していると、後ろからいきなりバシッと背中をたたかれる。
「ぬお、リョーちん。」
「お前なんか今日変じゃねえ?ヘンにおとなしいっつーか。
着替えたんだから帰ればいいものを、なにずっと部室で座り込んでんだ?」
「…あのさ、女って会わないうちのすげー変わっちゃうもん?」
胸の中でモヤモヤとしているものを吐き出したくて、なりゆきで隣のロッカーにいるリョーちんに尋ねてみる。
テキパキと着替えと片付けを進めながら、一応俺の話は聞いてくれているらしい。
「は?女?晴子ちゃんのことか?」
「いや、違くて。
昨日さ、幼馴染に10年ぶりくらいに会ったんだよ。
そしたらなんかすげー女になっててさ、昔はすげー男!って感じだったんだよ。
姉貴!みたいな感じでさ…」
「ふーん。姉貴ってことは、年上なわけ?」
「大学生っつってた。」
「ほお~おまえに大学生の女の知り合いがいるとはなぁ。
アヤちゃんがいなけりゃ、紹介してもらいたいとこなのに。」
眉尻をつり上げながら、思ってもいないであろう事を口にする。
アヤコさんに言いつけてやろうか?という言葉を飲み込み、続ける。
「紹介って…あれは女ではあるが、実は女ではないんだよ。
なんていうか…昔はすっげえミッチーみたいな感じだったっつーか。」
「はあ!?なんだそれ!要はガサツってこと?
…俺のタイプではないかも。」
「それがだよ!
ミッチーだったはずの女が、昨日会ったらすげー細くて白くてちっこくて…
俺の背のこのへんまでしかなかった!!」
手で自分の胸あたりを指しながら、必死にリョーちんに伝える。
それを横目で見ながらも、帰り支度を終えてバタンとロッカーを閉めた。
「そりゃまあ、大学生なんだし彼氏とかいたりするだろ?
化粧したりとか女っぽくして当然なんじゃねえの?」
「彼氏ねー…」
昔の姉貴からは想像できない単語だが…
今のあのちっこい姉貴を想像すると、たしかにそういう人物がいないこともないのかもしれない。
なんとなく、俺の知っている姉貴ではない気がして、胸のあたりがモヤモヤした。