long time no see!
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「大丈夫?身体つらくない?」
「おう、ダイジョーブ…。
ってなんで美奈子はそんな元気なんだよ…。」
事が終わり、緊張から放たれた安心感からか、ぐったりとベッドに伏せる俺に水が渡される。
ぐいっと飲み干し、むっとした顔で美奈子をにらみつける。
「元気じゃないよ。
でも花の方がつらそうだから、逆に動けてるだけ。」
「なっ!おおお俺もまだ全然元気だし!!」
「ふーん。じゃあ今から1on1、いっとく?」
「それは無理。」
即答すると、彼女は勝ち誇ったような顔で笑った。
美奈子との先ほどまでの行為を思うと、恥ずかしさもあるが、それ以上の高揚感と幸福感があった。
シャワーを浴びて俺のTシャツを一枚だけ着た美奈子が、俺の上に乗っかってくる。
「花もシャワー浴びておいで。わたし先に寝ちゃいそう…。」
「んー。浴びたいけど今は…」
美奈子を抱きかかえ、足を絡めて布団の中へと引きずり込む。
「きゃっ 何?」
「もっとこうしてたい…。」
彼女の香りと、肌のぬくもりを感じながら、俺は疲れに身を任せるように眠った。
誰かと眠るという事。
それはしばらく感じたことのない、言葉にならないほどの安心感だった。
俺が今まで何人もに告白してきたのは、ただ単にさみしさからだったのかもしれない。
誰かに愛されたい、ただ、そばに居てほしいと…。
だけど、その内の誰と付き合ったとしても、今ほどに人を好きになれたかどうか自信はない。
美奈子に出会えて良かった。
美奈子でなければダメだったのだ。
俺は、今までの人生はこれで良かったのだと、ようやく心から思えた気がした。