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相棒と忠臣は付き合っている、らしい。最初期からの仲で、つい最近やっとくっついたんだと。それを聞いたのは俺がここに来て数週間が経過した時。自分の事のように嬉しそうに語るジャンヌに適当に受け答えしている内に何だか無性につまらなくなった。
確かに相棒はウマそうな身体してるけど、相手はあの桜華忠臣だぜ? 無愛想で上から目線の総帥様。あんなのと付き合って満足できてんのかね、色々と…そう、色々と。
広がり始める下世話な妄想に堪らなくなり、いてもたってもいられず彼女を探した。
忠臣ばっかズルいよな。相棒は俺のモノでもあるんだし。そうだよ、そうそう。だから。
身勝手な理論を立てて当て所もなく廊下を歩く。考えても考えても熱は冷めず、それどころか益々その質量を増す。
――それに、何より。
相棒の姿が見えた。音を立てて舌舐めずりをする。
他人の女を奪う喜びは何物にも代え難いだろう?