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※ 魔法のオナホ、♡喘ぎ
「……はぁ」
ここは暁のアジト、その最奥に位置するオレの自室。ベッドに腰掛けたオレは、ちゃぶ台の上に鎮座する四角いパッケージに入った物から目を逸らし、もう一度ため息をついた。
昨日ゼツから渡されたそれは、怪しげな忍具屋で怪しげな爺から渡されたものらしい。そんな怪しいものを貰い、あまつさえ人に渡すなと抗議したが逃げられた。……とりあえず調べてみた限りでは、妙な術がかかっているものの、こちらに危害を加えるようなものではなさそうだった。
もう一度パッケージに視線を戻す。そこにはデカデカと「魔法のオナホ」という文字が、半透明のピンク色を背景に黒とショッキングピンクのポップな字体で印刷されていた。上側の蓋を開ける。中には安っぽいピンク色で底面の片側に単純な切れ込みが入った、円柱状のシリコン素材で出来ている物体と小さなパウチ容器がいくつか、折り畳まれた紙が一枚。再度その紙を手に取れば、取扱説明書の五文字が先程と変わらず踊っていた。
そこには、この物体――オナホール……縮めてオナホと呼ぶらしい、男性が自慰の際に使用するものの使い方が懇切丁寧に書き記されていた。そして枕詞に“魔法の”と付いている意味も。なんでも、相手の体の一部をオナホに入れて印を結ぶだけで、その相手の性器と全く同じ形にオナホが変化するらしい。それだけではなく相手の性器と連動もしており、感覚や更には体液までも共有されているとか……つまりオレが射精すれば相手の性器に精液が共有されるし、逆も然りというわけだ。しかもそれらの効果は、少量のチャクラを毎日流すことを忘れなければオナホが壊れない限り永久に続くという。パウチに入っている液体はローションで、これもオナホに使うようだった。
はっとして説明書を閉じる。何度も読み込んでしまい、もはや諳じることすらできそうだった。
……さっきから何をしているんだ、オレは……。こんな怪しいものを使うわけがない。いくら最近自慰をしていないせいで溜まっていて、女を抱いたことがない上にま、まんこすらまともに見たことがないからといって、興味を持つはずが……。
……でも。オナホールを変化させてみるぐらいなら……。
思い浮かべたのは一人の女だった。暁に所属している女は二人。そのうちの一人で、自分より数歳年下の女……なまえだ。常日頃から生意気で、反抗的な態度を取ってくる女。細身で巨乳だし顔はいいが、性格の面でかなりマイナスだと言える。小南に何かあったら長門が煩いが、後ろ楯のないただの戦闘員であるなまえなら、例え死んだとしても代替を探せばいいだけだ。
たしかこの辺に、と文机の引き出しを漁れば、髪の毛が数本巻き付いたボタンが出てきた。付け直そうと思って捨てずに取っておいたが、面倒になりそのままに放っておいたものだ。いつだったかなまえの髪がオレの服のボタンに絡んでしまったことがあった。ボタンの方の糸を切ったが、それでも何本かの髪は取れずに抜けてしまった。たったそれだけで随分と怒られたことを思い出し、少し苛立つ。だが今から、そんな女の性器を好き勝手できると考えれば胸がすくというものだ。
説明書の内容を思い出しながら、文机に置いたオナホのスリットにボタンから外した髪の毛を二本ほど押し込む。指定された通りの印を結び、最後に右手の人差し指と中指でオナホに触れれば、シリコンの物体はびくん♡と震えた。
「お、おぉ……」
思わず感嘆の声を上げる。先程までただの円柱状だったピンク色の物体、その底面の片側が次第に変形し、色も形もリアルなものに変わっていた。本物を直接見たことなんてないけれど。でも、いつだったかに拾って読んだ無修正のエロ本で見たものとほとんど同じ気がする……こちらは陰毛が生えていないし、クリトリスだってこちらの方が大きそうだが。
興奮で高鳴る胸を抑えながら、ローションが入った小袋を破く。最初はこれを使って指で慣らすのだと説明書にあった。右手の指にローションをまぶし、入り口部分に触れてみれば、オナホ……もといまんこがまたぴくんと震える。本当に感覚を共有しているのだろうか。だとすれば今頃、なまえは……オレは今、あの女のまんこを……? 想像して思わず喉が鳴った。だが生憎と、彼女は長期任務中でこのアジトにはいない。本当かどうか確かめる術がないのが残念だった。
左手の指二本で、ぴったりと閉じている肉びらを拡げてみる。すると膣口らしき孔が姿を現したので、そこにもローションを塗り付ける。試しに右手の人差し指を秘裂に宛がってみた。こんな小さなところに入るものかと不思議だったが、伸縮性があるようで次第に呑み込まれていく。
「う、お……っ」
膣内は想像していたよりずっと狭くて温かく、絡み付くようだった。奥まで指を挿し射れてみれば、ぽっこりと盛り上がった部分に突き当たる。これが子宮口……だろうか。……気を抜けば鼻血でも出してしまいそうだ。それぐらい興奮しているのが自分でもわかる。
めちゃくちゃにしてやりたいという衝動を抑えながら、紙に書いてあった通りにゆっくりと抜き差ししたりかき混ぜたりして解していく。そうしているうちにナカは更に熱くなり潤みが増して、ざらざらとした内壁が迫ってきて。込み上がってきた唾を呑み込む。
――ここにちんこを突っ込んだら、どんなに気持ちいいだろう? 下腹部に視線をやれば、既に痛いほど勃ち上がった陰茎がズボンにテントを張っている。本当かどうか確かめるだけ、オナホを変化させてみるだけなんて言い訳は、すっかり頭の中から消し飛んでいた。熱に浮かされた脳が、本能のままに行動しろと囁いている。ああ……今すぐ挿入して、犯してやりたい。だがまだ……もう少し、こちらで遊んでいたいという気持ちもある。何と贅沢な二択だろうか。
膣に二本目の指を挿入した。曲げ伸ばしして刺激してやればますます蜜を溢し、淫らな水音が止まらなくなる。
ふとクリトリスに視線を移す。充血した花芽は大きく膨れ上がっていて……その卑猥さに思わずむしゃぶりついてしまう。途端に柔らかく濡れた肉が収縮し、先程までとは比べ物にならないぐらいきつく胎内の指を締め付けた。そしてオナホごと大きく痙攣する。少し驚いたがそのまま雛尖に舌を這わせ、その弾力を楽しむように吸い上げる。すれば再び痙攣して、ナカが締まって……もしかして、達しているんだろうか。そう考えただけで堪えきれなくなったオレは、膣から指を引き抜いた。オナホを掴み、片手でズボンと下穿きを脱ぎ捨ててベッドの上に胡座をかく。露出した屹立は、先端に先走りを滲ませていて……もう我慢の限界だった。
「はぁ……っ! は……っ」
荒い息を繰り返しながら、慣れない手付きでオナホに怒張を添える。淫裂は溢れ出す蜜とローションの残滓とでとろとろ、グチャグチャになっており、中々上手くいかず滑ってしまい鈴口に陰核が嵌まってしまう。思わぬ刺激に声を漏らしてしまった。
落ち着け、何をそんなに興奮しているんだ、と逸る心を抑えるために息を吐いた。今度こそ、と幾分か落ち着いたオレは……なまえの秘所にゆっくりと挿入していく。
「うあ……っ」
思わず官能の息を吐く。肉壁が陰茎に絡みついて、ナカに納めていくごとにその快感が強くなる。
刺激が強すぎる。今までしてきた自慰とは比べ物にならない快楽に襲われる。熱すぎて繋がったところから蕩けてしまいそうだった。まずい、と手を止めたけれど、もう遅かった。
「あ、っクソ、出……っ」
あまりの気持ちよさに、最奥に到達する前に達してしまった。眼前が白く焼け、溜まっていた精液が放出されていく。かなりの量があるはずだが、溢れてこないのは転送機能とやらのおかげだろうか。
それでも屹立は今だ硬いままで、籠った熱もまだ発散しきれずにいる。呼吸を整えたオレは止めていた手を再び動かし……ようやく最奥まで辿り着いた。根本までぐっぷりと咥え込まれ、熱い息を吐く。一度出したおかげで多少思考はクリアになったが、それでもこの快楽には抗えそうにない。ぎこちないながらも右手で上下運動を始め、うねる隘路を堪能する。
これが……なまえのまんこ。あの生意気な女をこうして一方的に犯していると思うだけで興奮する。ついでにあのはち切れんばかりの胸を思い出して手に力が篭る。今ごろどんな表情でこの責め苦を耐えているのだろうか。ああ、その顔が見てみたいものだ。
初めはゆっくりとしたものだった抽挿がどんどん速くなっていく。いつしかオレは、なまえを犯す想像をしながらオナホを使っていた。あの女はどんな顔で感じ、どんな声で喘ぐのだろうか。表情が快楽に歪む様を見たい。もっと……もっと。
「っ、イく……っ!」
絶頂の瞬間、最奥を思い切り穿ち、子宮口に先端を嵌め込む。そして子宮に直接精液を注いだ。
荒い息を繰り返す。脈動する陰茎をそのままに、オレはオナホから手を離せないでいた。まだ足りない。もっとこの雌を……犯したい。なまえのまんこだってオレを離すまいときゅうきゅう締め付けてくる……気がするのはただの都合のいい妄想だろうか。
欲望に支配されるままに手を動かす。頭が痺れるような悦楽。病みつきになってしまいそうだ。
――この日からオレは、このオナホが手放せなくなってしまった。
「っクソ、また……っ!」
私は宿の一室で、悪態をつきながら布団に座り込む。これから自分を襲うだろう刺激に耐えるために、上はノースリーブ・下は膝下までのレギンスといういつものインナー姿で両ひざを抱えて腰を丸めた。
……ここのところ、毎日のように身体に異常が発生していた。しかも下半身……性器にだ。
その異常とは。誰もいないのに、薄手とはいえ服や下着だって着ているのに……性器を誰かに弄られたり何かを挿入されるような感覚が起こるというもの。感覚的には、そう……セックスしている時のものと似ている、いや似ているどころか全く同じだ。
初めてその感覚が起こったのは二週間ほど前、これから眠りにつこうとしていた夜のことだった。布団に入った私を襲ったのが、上記のような感覚。見えない何者かに陰部を愛撫され、透明な何か……恐らく陰茎を挿入されて、最後には射精される、というもの。しかも一回では済まないのがタチが悪いところだ。何らかの術に掛かっているとしか思えないし、誰かもわからない相手に好き勝手されていると考えると気味が悪い。何より腹が立つが、かといって解決策も思い付かず、任務中のため誰に相談することもできず……いつもされるがままになっていた。
幸いというべきか、この事象が起きるのは休息している時間のみだ。上から活動するよう言われた時間にこうなったらと考えると……それだけでぞっとする。
「っふ、あ……っ♡」
下半身を撫でるような動きが変化し、まだ柔らかいクリトリスを、包皮ごと摘ままれてくに♡くに♡と揉まれる。ナカよりクリ派の私には到底耐えられるものではなく、甘い声を漏らしてしまう。
……そう、私は……この誰かもわからない相手からの愛撫に感じてしまっている。得体の知れない何かに犯されて、気持ち悪いのに、気持ちよくなるはずがないのに……いつも何度も達してしまう。
軽く触れられただけなのに、ぴんっ♡と勃ち上がった陰核が恥ずかしい。でも誰かの手は、お構いなしに雛先を弄る。
「うぅ……っ♡ソコ♡だめぇ……っ♡♡」
包皮が剥かれたと思ったらクリトリスを包む、温かくぬめった何か……恐らく咥内。腰が引けてしまうような強い刺激に、それだけでイってしまいそうになる。何とか耐えるものの、舌で転がされてちゅっ♡と吸われてしまえばもう抗えない。
「あ、っひ♡イっちゃうぅ♡♡♡」
快感が頭の中ではじける。背中を反らし、腰をガクガクさせて絶頂を迎えた。
いつの間にかぴったり閉じていたはずの両膝は開かれ、見えない相手に陰部を晒す……まるでМ字開脚のような体勢になっていた。
「っふ♡あ♡今イった、のにぃ……っ♡♡」
口が離れていき、解放されたと思ったが……当然そんなことはなく。細いもの……恐らく指がぬるりと入り込んでくる。秘裂は、触れられてもいないのに既に濡れそぼっていた。ナカを行き来する、自分の物より太くて長い指の本数が、その動きがスムーズになったところで増やされる。最初はぎこちなかったその動きも、今では私の気持ちいいところを的確に刺激するようになっていて、その度にいやらしい声が漏れた。
「あんっ♡イく♡♡またイっちゃうぅっ♡♡♡」
嬌声を上げながら、今度はナカで極まってしまう。
再び陰核を弄られたり、舐められたり、その間も指の動きは止まらなくて。何度も何度も達してしまう。何分……いや何十分経っただろうか。満足したらしい相手は愛撫をやめ……秘裂に熱いモノを添える。
「あ♡やだ……っ♡♡♡」
それは形だけの抵抗だった。嫌だと言うその口が笑みの形に歪み、期待に胸が高鳴る。だって、その次に与えられる快楽がどんなに大きいものなのか知っているから。
焦らすようにゆっくりと淫裂を往復する陰茎。その肥えた先端で陰核を押し潰される度に軽くイってしまう。でも、そんなのじゃ全然足りない。早く……早く欲しい。
やがて――亀頭が蜜口に食い込んだ、と思ったら……子宮まで一気に貫かれた。
「あ、あぁぁぁっ♡♡♡」
眼前でバチバチと火花が飛び散る。身体を震わせ、暴力的な快感に耐える。膣が収縮して悦んでいるのが自分でもわかった。亀頭で子宮口をグリグリと嬲られ、その度にイってしまう。ゆっくりと引き抜かれていく、と思えばギリギリで止まってまた最奥を貫く……そんな長いストロークの抽挿が始まった。重い法悦に浸る、僅かな隙すらない。ただ押し寄せる快楽の波に翻弄されるだけだった。
「ひ、っ♡♡♡ぁ♡ソコぉっ♡♡♡ソコ、イイのぉっ♡♡♡♡」
腰を浮かせて乱暴な律動に耐えようとするけれど、そんなことができるはずもなくまた昇り詰める。
膣口を手で触ってみてもそこには何もない。空洞が空いているだけだ。
だけど確実に、本物のペニスが挿入されている。だって……こんなに熱くて気持ちいいのに、偽物なはずない。太さも硬さも長さも、全てが申し分ない逸物。
気持ちいい……♡気持ちよすぎる♡♡♡今までに経験した相手の誰よりも、何よりも……♡♡♡♡普段のオナニーなんか比べ物にもならない♡♡♡
こんな得体の知れないものに犯されているのに、もはやそんなことはどうでもよかった。私の脳内はまっピンク色に染まりきって、快楽を与えられるままに享受することしかできない。
「あ゛♡♡♡ひぃんッ♡♡♡はげしっ♡♡♡♡」
抽挿が一段と速くなる。余裕のないその動きに、射精しそうなのだとわかって……子宮がきゅんっ♡と疼いた。同時に陰茎を締め付けてしまう。それによって更に激しくなった突き上げと過剰なほどの悦楽に身を震わせた。
「あぁんっ♡♡♡イく♡♡♡私もイくのぉっ♡♡♡♡」
高みへ追い詰められ、最奥で熱が弾けるのを感じながらそのまま絶頂する。精子を塗り込めるようにグリグリ♡と膣内を掻き混ぜられ、そんなことにも痺れるような快感を覚えてしまう。
「ふ、あ……っ♡また……っ♡♡♡」
呼吸を整える暇すら与えられず、硬いままの屹立が再び抜き差しを始める。拒むことはできない。どうせ何をしたって無駄なんだし、私も……不本意ながらその快感を待ち望んでいる。
口端に笑みを浮かべ、足を拡げる。ごぽっ♡と音を立てて秘裂から精液が溢れ落ちた。
ああ、もっと……もっと欲しい。貪婪に快楽を追い求める私はきっと、どうかしてしまったんだろう。
あの後も散々犯され、気がつけば朝だった。どうやら途中で気絶してしまったらしい。毎回こうだ。どちらのかもわからない体液でじっとりと濡れた布団に気分が落ちる。
こんなことを続けていたらこわれてしまう。脳味噌が馬鹿になってしまう。……いや、もう手遅れかもしれない。毎晩誰かもわからない相手に犯され、中に出されて絶頂するなんて……我ながら正気の沙汰とは思えない。恐らくはそれも、敵の術なのだろう。そうでなければあんな……あり得ない、と頭を振った。
でも、長かった任務ももう終わる。あと少しでアジトに帰れる。それまでの我慢だ。私は拳を握りしめ、そう自分に言い聞かせる。とにかく帰りさえすれば、何とかできるかもしれないと根拠のない希望にすがり付いて。
――暁のアジトには、私の帰りを今か今かと待ち望んでいる男……毎夜私を犯し尽くしている男がいるとは、夢にも思わずに。
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