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カップリングなし

まずい情報をうっかり流してしまった蛍をお仕事で殺しに来た尚輝(面識はないが叶也から知り合いとは聞いていた)、
蛍の不意をついて腹を刺す

蛍「ぐッ……ふ……」
壁に背中からぶつかりずるずるとへたり込む
尚「……なんで刺されたかわかるよな?」
蛍「……ッさぁ?……心当たりが、多すぎて、わかんないな……」
蛍「なんに、しても……俺はここで、死ぬような人間ッ、ってこと……」
尚「ハァ?」
不快感に顔を歪める尚輝
尚「あーあ、つまんねー……旦那の知り合いっていうから、どんな往生際の悪い生命力野郎かと思ったら……腑抜けじゃねーか。あんた、最悪」
蛍「…………つまり、生きたいって、もがいてほしいってワケ……?んは……結構熱血なんだねぇ……」
尚「まあ、いいや。どうせ殺してやるよ。仕事だから……なッ!」
頸動脈を狙って鋭く振られたナイフをスッと躱す蛍
尚「あ゛!?」
尚(こんな避ける体力あるはず……腹を刺したってのに!?)
蛍「へへ……じゃぁーん」
腹部の服の下に手を潜らせ空のビニール袋のようなものをひきずり出す
尚「……血糊……!?」
尚輝が動揺している間にその場から逃げ出す蛍
尚「!……チッ、待てクソが!」

蛍「ハァ……ハァ、はは、いってぇ…………」
[蛍は本当に刺されており、血糊袋は尚輝を動揺させた隙に逃げるためのものだった]
蛍「(ここで逃げたって、追いつかれて止め刺されるに決まってんのにな……)」
「(大人しく殺されてりゃよかったのに、なにやってんだか)」
「(まだ、諦めついてないってことなんかね……)」
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