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Your Name
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三角帽子の老人は、私の名前を知っていた
けれど私は彼を知らない
「知らない人と話してはいけない」という母の話が脳裏によぎり
キッと唇を結んだまま私は静かにうなづいた
老人は目元を緩め、髭を撫で付けて話しだす
「手紙は、受け取ったかな?」
私はハッとした
この人物が、私に手紙を送り続けていた人なのだと
「あの、手紙は、私、字が読めなくて…」
母への恐怖よりも、どうして自分に手紙を送ってくれたのか
その興味が勝り、見知らぬ老人に口を聞くことを決めた
手紙は受け取ったが、内容の全てを理解していない旨を
ゆっくりと伝えた
老人は静かに聞いていた
そして私が伝え終わると、口を開いた
「」
けれど私は彼を知らない
「知らない人と話してはいけない」という母の話が脳裏によぎり
キッと唇を結んだまま私は静かにうなづいた
老人は目元を緩め、髭を撫で付けて話しだす
「手紙は、受け取ったかな?」
私はハッとした
この人物が、私に手紙を送り続けていた人なのだと
「あの、手紙は、私、字が読めなくて…」
母への恐怖よりも、どうして自分に手紙を送ってくれたのか
その興味が勝り、見知らぬ老人に口を聞くことを決めた
手紙は受け取ったが、内容の全てを理解していない旨を
ゆっくりと伝えた
老人は静かに聞いていた
そして私が伝え終わると、口を開いた
「」
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