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番外編 1000HIT記念 チェンジ祭り(ユエ)
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それは予告もなく突然起きた。どうしてこうなった!?
目の前のユエさん、ケロちゃんの表情がなんとも言えない・・・。
感情に反応してゆるりと勝手に動く尻尾を、低くなった視点で見つめる。
なんでこんなことになったのか・・・それは今朝まで時間を遡る。
ーー朝、買い物に出かけようと近所を歩いているとき、たまたま塀の上を歩く猫を見つけた。
首に巻かれた赤いリボンと黄色い鈴が特徴の、ロシアンブルーだ。
近所のおうちで飼われているのか毛並みはツヤツヤで、その鈴を鳴らしながら狭い塀の上でも優雅に歩き、その尻尾はピンと立っている。
「あー猫ちゃん、可愛いなー。私も家で飼えたらいいのに」
家にいる居候を考えると、しばらくは飼えないだろうと誰にでもなく苦笑いし、せっかく近所で出会えたのだからとそのツヤツヤの毛並みをひと撫でさせてもらう事にした。
やはり飼われている猫ちゃんは人馴れしているのか、ちっちっと舌を鳴らして呼ぶと塀を颯爽と降り、こちらへ近づいてきた。
びっくりさせない様にゆっくりと手を伸ばし、その狭い額を撫でる。
やはり見た目通り、撫で心地は滑らかで自然と頬が緩む。
ふと猫の目と視線が合い、その灰色がかった薄いブルーの瞳にユエさんを思い出させた。
「ユエさんは猫みたいだから、本物の猫ちゃん飼っちゃうと喧嘩しちゃうかな?」
猫に言ってもわからないと分かっていながらつぶやく。
案の定猫にはわからなかったのか、無反応でふと視線を逸らされた。
次の瞬間、塀の上から何かが飛び出してきて、私と猫の間で一瞬止まり、光を放ってまた反対の塀へと飛び抜けて行った。
突然の強い光に目が眩んでしまったが、目に残る光の残像が治まってきたので漸く目を開けた。
「あれ、地面が近い。」
視界に入る地面がやたら近い。転んだのだと思い立ち上がろうとすると自分の手がついた先に猫の手が見える。
見間違いかと思い、目をゴシゴシしようとするが、その左手も灰色の毛に覆われていて、裏返すと可愛い肉球が毛の間からふっくらと覗いている。
まさか、と思い顔をあげると、ぽかんとした表情の「私」がいて、同じ様に手を眺めている。
「な、な、、何よこれ!?私、猫になっちゃったの!?」
この日猫の悲鳴が近所中をこだましたと、ご近所のおじさんから後日聞くことになる。
「で、なぜか猫と入れ替わってしもたと」
「そう。私の身体は猫が入ってて、ほっとくとどっか行っちゃうから、亮ちゃんに迎えにきてもらってお家においてもらってる」
自分の携帯を猫の私が使えたのは不幸中の幸いだった。(肉球でもタッチパネルは反応するらしい)
私から連絡を受けた亮ちゃんは、お家のお迎え用の車ですっ飛んできてくれた。
そして猫が入った私の身体を何も言わずに車に押し込み、彼女のお家へ連れて行ってくれた。
ひとまず私の身体は亮ちゃんに預けて一安心として、肝心なのはこうなった原因と元に戻り方だ。
猫の身体より少し小さいサイズのケロちゃんが横に座り、私と目を合わせて立っている。
人の言葉も喋れるから不便はないけど、猫の視点でぬいぐるみの姿のケロちゃんを見るのは変な気分だ。
ケロちゃんから視線を外し、今度は目の前の人物を見遣る。猫の瞳と同じ色の瞳と視線がぶつかった、が、すぐにさっと逸らされる。
「ユエさん・・どうやったら元に戻れるのかな・・・?」
「お、おそらく、替(チェンジ)のカードだろうな」
「ちぇんじ?入れ替えるってこと?」
「その猫に触っとる時に替(チェンジ)が発動したんやろな」
「そのカードで猫と私の中身が入れ替わったって事・・・?なんでそんなカード創ったのよ・・」
「クロウ・リードは捻くれもんやし、その思考はわいらでも100%理解できんかったわ・・」
このカードを創ったクロウさんに若干の文句は言いつつも、こうなってしまったのだからどうにかするしかない。
しかし、なんだかさっきからユエさんがそっけない気がする。
しゅんと耳と髭を垂らし、床を見つめる。ちりんと首の鈴が静かに鳴った。
このままずっと猫の身体のままだったらどうしよう。急に不安になってきて猫の瞳なのに、涙で潤んできた。
ふと暖かい手が頭を撫でる。
「心配するな。必ず元に戻る。それまでの辛抱だ」
その優しい声に顔をあげると再びユエさんと目があう。
が、また視線をそらされてしまった。
いつもと少し違うユエさんに戸惑っていると、ケロちゃんの携帯が鳴った。
「あー亮か、どないしたん?は?なまえが逃げ出した?!まずいで!ちゃんと捕まえとき言うたやろ!!
今から行くからこのまま猫のなまえの後を追うんや!今どこや?!合流する!」
そう言ってケロちゃんは携帯を首に掛けて窓から飛び出して行った。
「私の身体・・・大丈夫かな・・・・」
あちらはあちらで不安でしかない。戦力外となってしまった猫の私は、ちゃんと「私」を捕まえてもらえます様に、と猫の肉球を合わせて祈った。
急に静かになったリビングに落ち着かなくなり、ユエさんに話しかけようと振り向くと、急な浮遊感が襲った。
ユエさんの顔が近くにあり、抱き上げられたのだと気付いた。
「ユエさん・・・?」
小首を傾げる様にその目を見つめると、その顔が微かに赤らんだ。
「かわいい」
「へにゃ?!」
その言葉が本当にユエさんの口から発せられたのか信じられなくて、思わず変な声が出てしまった。
「やっと思う存分お前を可愛がれる。」
「へ」
「この手も可愛い」
「はにゃ!?」
「尻尾も可愛い」
「にゃ?!」
ユエさんの胸に抱かれた状態の私はされるがまま額に頬ずりされ、ソファに運ばれる。
猫の鼻は人間よりも敏感なようで、抱きしめてくるユエさんの香りをいつもより強く感じる。
鼻をヒクヒクさせていると、そのまま両手(というか両前足)を取られ肉球を触られる。
尻尾も撫でられ、ぞくりと背に電気が走ったような感覚がし尻尾と背中の毛が逆立つ。
身を捩るが、離してくれそうにない。
人間の姿の時もハグされたり、キスされたりもするが、今日のユエさんはなんだかちょっと変だ。
愛おしそうな瞳に見つめられる事はあっても、こんな風に熱に浮かれた表情を見たのは初めてだ。
「ユ、ユエさん、もしかして猫好き?」
「猫は元々好きだが、中身がお前だから尚更かわいい」
そう言ってぎゅっと腕の中に閉じ込められた。
今この毛皮に覆われていなければ私の顔は真っ赤に染まっていただろう。
こんな至近距離で甘い言葉を囁かれながら、全身を優しく撫でられるなんて、私の心臓が持ちそうにない。
「ちょ、ちょっと離し・・て」
「抱っこはいやか・・・?」
そう言って顔を離して見つめてくる彼の頭には、しゅんと垂れた猫耳と尻尾が見えた気がした。
猫になってるのは私なのに、ユエさんの方が飼い主に置いていかれた仔猫みたいだ。
しかもユエさんが「抱っこ」って・・・!可愛いのはユエさんの方じゃないか!と心の中で叫ぶ。
「ううん、そうじゃなくてね、あの」
「そうだ、ブラッシングしてやろう」
「にゃ?!」
どこに用意してあったのか、迷いない足取りで猫用のブラシを取りに行くユエさんに再び抱っこされ運ばれた。
お腹を上にした状態で抱きかかえられるのは、正直お姫様抱っこよりも恥ずかしかった。
思わず自由になった前足の爪をユエさんの服に食い込ませてしまった。
ブラシを片手にソファまで戻ってきて、再び膝に乗せられ私の背をブラシで撫で始める。
その感触が意外にも気持ちよくって、うっとりしてしまう。
そのままお腹も撫でて欲しくなって、ユエさんの膝に額を擦り付け、寝返りを打ってお腹を見せる。
「なんだ、お腹もやって欲しいのか?」
「にゃ~」
眠くなってきた頭でぼんやりと返事をする。
クス。とユエさんが笑う。ユエさんの手がお腹をゆっくり撫でる感触がして、自然と自分の喉がゴロゴロと音を鳴らす。
優しく毛の流れに沿って撫でてくるユエさんの手が気持ちよくて、目を瞑って暖かい膝に身体を委ねる。
「猫のお前も可愛い」
額に柔らかい感触がした。
暖かい膝の上で背を撫でられ、気持ちよくて幸せな気持ちのままいつの間にか眠りに落ちていた。
朝、いつの間にか慣れた自分のベッドに移動していて、そこで目覚めた。
目を開けると視界いっぱいに見慣れたユエさんのシャツが広がっていた。背中は暖かい腕に抱きしめられている。
自分の腕を彼の背に回そうとしたら、ちゃんと人間の手になっていて、あぁ一晩で元に戻れたんだなとぼんやりと思った。
背に回した腕から体温が伝わってきて安心する。
「ユエさん猫好きだったんだね。」
そう言って彼の綺麗な銀髪を撫でる。さらさらとした指通りが気持ちがいい。
気持ちよさそうに寝ている我が家の大きな銀色の猫を起こさないように、布団をかけ直してもう一度眠りに落ちた。
目の前のユエさん、ケロちゃんの表情がなんとも言えない・・・。
感情に反応してゆるりと勝手に動く尻尾を、低くなった視点で見つめる。
なんでこんなことになったのか・・・それは今朝まで時間を遡る。
ーー朝、買い物に出かけようと近所を歩いているとき、たまたま塀の上を歩く猫を見つけた。
首に巻かれた赤いリボンと黄色い鈴が特徴の、ロシアンブルーだ。
近所のおうちで飼われているのか毛並みはツヤツヤで、その鈴を鳴らしながら狭い塀の上でも優雅に歩き、その尻尾はピンと立っている。
「あー猫ちゃん、可愛いなー。私も家で飼えたらいいのに」
家にいる居候を考えると、しばらくは飼えないだろうと誰にでもなく苦笑いし、せっかく近所で出会えたのだからとそのツヤツヤの毛並みをひと撫でさせてもらう事にした。
やはり飼われている猫ちゃんは人馴れしているのか、ちっちっと舌を鳴らして呼ぶと塀を颯爽と降り、こちらへ近づいてきた。
びっくりさせない様にゆっくりと手を伸ばし、その狭い額を撫でる。
やはり見た目通り、撫で心地は滑らかで自然と頬が緩む。
ふと猫の目と視線が合い、その灰色がかった薄いブルーの瞳にユエさんを思い出させた。
「ユエさんは猫みたいだから、本物の猫ちゃん飼っちゃうと喧嘩しちゃうかな?」
猫に言ってもわからないと分かっていながらつぶやく。
案の定猫にはわからなかったのか、無反応でふと視線を逸らされた。
次の瞬間、塀の上から何かが飛び出してきて、私と猫の間で一瞬止まり、光を放ってまた反対の塀へと飛び抜けて行った。
突然の強い光に目が眩んでしまったが、目に残る光の残像が治まってきたので漸く目を開けた。
「あれ、地面が近い。」
視界に入る地面がやたら近い。転んだのだと思い立ち上がろうとすると自分の手がついた先に猫の手が見える。
見間違いかと思い、目をゴシゴシしようとするが、その左手も灰色の毛に覆われていて、裏返すと可愛い肉球が毛の間からふっくらと覗いている。
まさか、と思い顔をあげると、ぽかんとした表情の「私」がいて、同じ様に手を眺めている。
「な、な、、何よこれ!?私、猫になっちゃったの!?」
この日猫の悲鳴が近所中をこだましたと、ご近所のおじさんから後日聞くことになる。
「で、なぜか猫と入れ替わってしもたと」
「そう。私の身体は猫が入ってて、ほっとくとどっか行っちゃうから、亮ちゃんに迎えにきてもらってお家においてもらってる」
自分の携帯を猫の私が使えたのは不幸中の幸いだった。(肉球でもタッチパネルは反応するらしい)
私から連絡を受けた亮ちゃんは、お家のお迎え用の車ですっ飛んできてくれた。
そして猫が入った私の身体を何も言わずに車に押し込み、彼女のお家へ連れて行ってくれた。
ひとまず私の身体は亮ちゃんに預けて一安心として、肝心なのはこうなった原因と元に戻り方だ。
猫の身体より少し小さいサイズのケロちゃんが横に座り、私と目を合わせて立っている。
人の言葉も喋れるから不便はないけど、猫の視点でぬいぐるみの姿のケロちゃんを見るのは変な気分だ。
ケロちゃんから視線を外し、今度は目の前の人物を見遣る。猫の瞳と同じ色の瞳と視線がぶつかった、が、すぐにさっと逸らされる。
「ユエさん・・どうやったら元に戻れるのかな・・・?」
「お、おそらく、替(チェンジ)のカードだろうな」
「ちぇんじ?入れ替えるってこと?」
「その猫に触っとる時に替(チェンジ)が発動したんやろな」
「そのカードで猫と私の中身が入れ替わったって事・・・?なんでそんなカード創ったのよ・・」
「クロウ・リードは捻くれもんやし、その思考はわいらでも100%理解できんかったわ・・」
このカードを創ったクロウさんに若干の文句は言いつつも、こうなってしまったのだからどうにかするしかない。
しかし、なんだかさっきからユエさんがそっけない気がする。
しゅんと耳と髭を垂らし、床を見つめる。ちりんと首の鈴が静かに鳴った。
このままずっと猫の身体のままだったらどうしよう。急に不安になってきて猫の瞳なのに、涙で潤んできた。
ふと暖かい手が頭を撫でる。
「心配するな。必ず元に戻る。それまでの辛抱だ」
その優しい声に顔をあげると再びユエさんと目があう。
が、また視線をそらされてしまった。
いつもと少し違うユエさんに戸惑っていると、ケロちゃんの携帯が鳴った。
「あー亮か、どないしたん?は?なまえが逃げ出した?!まずいで!ちゃんと捕まえとき言うたやろ!!
今から行くからこのまま猫のなまえの後を追うんや!今どこや?!合流する!」
そう言ってケロちゃんは携帯を首に掛けて窓から飛び出して行った。
「私の身体・・・大丈夫かな・・・・」
あちらはあちらで不安でしかない。戦力外となってしまった猫の私は、ちゃんと「私」を捕まえてもらえます様に、と猫の肉球を合わせて祈った。
急に静かになったリビングに落ち着かなくなり、ユエさんに話しかけようと振り向くと、急な浮遊感が襲った。
ユエさんの顔が近くにあり、抱き上げられたのだと気付いた。
「ユエさん・・・?」
小首を傾げる様にその目を見つめると、その顔が微かに赤らんだ。
「かわいい」
「へにゃ?!」
その言葉が本当にユエさんの口から発せられたのか信じられなくて、思わず変な声が出てしまった。
「やっと思う存分お前を可愛がれる。」
「へ」
「この手も可愛い」
「はにゃ!?」
「尻尾も可愛い」
「にゃ?!」
ユエさんの胸に抱かれた状態の私はされるがまま額に頬ずりされ、ソファに運ばれる。
猫の鼻は人間よりも敏感なようで、抱きしめてくるユエさんの香りをいつもより強く感じる。
鼻をヒクヒクさせていると、そのまま両手(というか両前足)を取られ肉球を触られる。
尻尾も撫でられ、ぞくりと背に電気が走ったような感覚がし尻尾と背中の毛が逆立つ。
身を捩るが、離してくれそうにない。
人間の姿の時もハグされたり、キスされたりもするが、今日のユエさんはなんだかちょっと変だ。
愛おしそうな瞳に見つめられる事はあっても、こんな風に熱に浮かれた表情を見たのは初めてだ。
「ユ、ユエさん、もしかして猫好き?」
「猫は元々好きだが、中身がお前だから尚更かわいい」
そう言ってぎゅっと腕の中に閉じ込められた。
今この毛皮に覆われていなければ私の顔は真っ赤に染まっていただろう。
こんな至近距離で甘い言葉を囁かれながら、全身を優しく撫でられるなんて、私の心臓が持ちそうにない。
「ちょ、ちょっと離し・・て」
「抱っこはいやか・・・?」
そう言って顔を離して見つめてくる彼の頭には、しゅんと垂れた猫耳と尻尾が見えた気がした。
猫になってるのは私なのに、ユエさんの方が飼い主に置いていかれた仔猫みたいだ。
しかもユエさんが「抱っこ」って・・・!可愛いのはユエさんの方じゃないか!と心の中で叫ぶ。
「ううん、そうじゃなくてね、あの」
「そうだ、ブラッシングしてやろう」
「にゃ?!」
どこに用意してあったのか、迷いない足取りで猫用のブラシを取りに行くユエさんに再び抱っこされ運ばれた。
お腹を上にした状態で抱きかかえられるのは、正直お姫様抱っこよりも恥ずかしかった。
思わず自由になった前足の爪をユエさんの服に食い込ませてしまった。
ブラシを片手にソファまで戻ってきて、再び膝に乗せられ私の背をブラシで撫で始める。
その感触が意外にも気持ちよくって、うっとりしてしまう。
そのままお腹も撫でて欲しくなって、ユエさんの膝に額を擦り付け、寝返りを打ってお腹を見せる。
「なんだ、お腹もやって欲しいのか?」
「にゃ~」
眠くなってきた頭でぼんやりと返事をする。
クス。とユエさんが笑う。ユエさんの手がお腹をゆっくり撫でる感触がして、自然と自分の喉がゴロゴロと音を鳴らす。
優しく毛の流れに沿って撫でてくるユエさんの手が気持ちよくて、目を瞑って暖かい膝に身体を委ねる。
「猫のお前も可愛い」
額に柔らかい感触がした。
暖かい膝の上で背を撫でられ、気持ちよくて幸せな気持ちのままいつの間にか眠りに落ちていた。
朝、いつの間にか慣れた自分のベッドに移動していて、そこで目覚めた。
目を開けると視界いっぱいに見慣れたユエさんのシャツが広がっていた。背中は暖かい腕に抱きしめられている。
自分の腕を彼の背に回そうとしたら、ちゃんと人間の手になっていて、あぁ一晩で元に戻れたんだなとぼんやりと思った。
背に回した腕から体温が伝わってきて安心する。
「ユエさん猫好きだったんだね。」
そう言って彼の綺麗な銀髪を撫でる。さらさらとした指通りが気持ちがいい。
気持ちよさそうに寝ている我が家の大きな銀色の猫を起こさないように、布団をかけ直してもう一度眠りに落ちた。
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