名前変換推奨。
第1~2話 新生☆仮カードキャプター誕生
名前設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
小さい頃、こうなったらいいなと幸せな気持ちで思ったことが、稀に現実に起きた事があった。大抵のことは子供が想う想像の範囲での小さな夢だ。道端にお花があったら素敵なのに、と思ったら、次の日花壇ができていたりとか、子猫のお母さんが早く見つかればいいのに、と思ったら、ひょっこりと母猫が現れたりと、偶然だと思うけど、叶った時はとても幸せな気持ちになった。
そんなちいさな奇跡も、中学に上がることにはぱったりとなくなった。そんな少女の日常が大きく変わったのは、あの不思議な鳥との出会いからだったーーー。
ある日の夕方、なまえは高校からの下校途中に道端でうずくまる綺麗な鳥を見つけた。
それは見たことのない鳥で、金色に輝くなめらかな羽と、綺麗な長い尾っぽが特徴的な姿をしていた。
その鳥は綺麗な赤い目をこちらに向けて怯えているようだった。
よく見ると、脚に怪我をしている。
「あぁ、この怪我が痛かったのね。怖くないよ。大丈夫。」
私は警戒させないように、できるだけゆっくりと近づき持っていたハンカチに包んで抱き上げた。
「もうこの時間は動物病院閉まっちゃってるから、明日病院に連れて行ってあげるね。」
くるる、と鳴いた鳥はもう警戒はしていないようで、するりと頭を私の手に擦り寄せてきた。
「とりあえず家に連れて帰って応急処置しなきゃね。」
頭を指で撫でてふわりと鳥に微笑み、そのまま家への帰路を急いだ。
そんなちいさな奇跡も、中学に上がることにはぱったりとなくなった。そんな少女の日常が大きく変わったのは、あの不思議な鳥との出会いからだったーーー。
ある日の夕方、なまえは高校からの下校途中に道端でうずくまる綺麗な鳥を見つけた。
それは見たことのない鳥で、金色に輝くなめらかな羽と、綺麗な長い尾っぽが特徴的な姿をしていた。
その鳥は綺麗な赤い目をこちらに向けて怯えているようだった。
よく見ると、脚に怪我をしている。
「あぁ、この怪我が痛かったのね。怖くないよ。大丈夫。」
私は警戒させないように、できるだけゆっくりと近づき持っていたハンカチに包んで抱き上げた。
「もうこの時間は動物病院閉まっちゃってるから、明日病院に連れて行ってあげるね。」
くるる、と鳴いた鳥はもう警戒はしていないようで、するりと頭を私の手に擦り寄せてきた。
「とりあえず家に連れて帰って応急処置しなきゃね。」
頭を指で撫でてふわりと鳥に微笑み、そのまま家への帰路を急いだ。