スキンシップのその先
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引き寄せられた瞬間、ポルナレフの胸からは、驚くほどドクドクと速い鼓動が伝わってきた。
口では大人の余裕をかましてみせたものの、ポルナレフの心臓は今にも破裂しそうなほど脈打っている。
「……なぁ、なまえ」
耳元で囁かれた声は、いつものハキハキとしたトーンよりもずっと低くて、掠れている。
ポルナレフがゆっくりと腕の力を強めると、お互いの体温が服の生地越しにじわじわと混ざり合っていった。
ポルナレフは大きな手のひらで、なまえの背中をそっと包み込むように撫で下ろす。
その手つきは驚くほど優しくて、ポルナレフが普段どれだけなまえを大切に、特別に想ってきたかが嫌というほど伝わってきた。
「お前がその気なら、俺は世界一幸せな男だ。だけどよ……本当にいいんだな? 俺はこれでも、一度火がついたら簡単には消えねー男だぜ」
そう言って、ポルナレフは少し体を離すと、なまえの顔をじっと覗き込んできた。
ポルナレフの代名詞でもある、あの綺麗に整えられた銀髪が、至近距離でサラリと揺れる。
いつもならおどけて細められる鋭い調子の瞳が、今はただひたすらに、熱を帯びてなまえだけを映していた。
なまえの顔が赤くなっているのを見て、ポルナレフは「ふっ」と、たまらなく愛おしそうな笑みをこぼす。
「なんだよ、自分から仕掛けておいて、そんな顔すんのか? 可愛いじゃねーの」
ポルナレフは空いた方の手で、なまえの頬にそっと触れた。
戦いを潜り抜けてきたポルナレフの指先は少し硬くて、男らしい無骨さがある。その親指の腹で、なまえの唇をそっと割り込むように優しくなぞった。
「俺はさ、いつ死ぬか分からねーようなこの旅の中で、なまえと過ごす時間が一番の救いだったんだ。だから……こうして二人きりで、お前が俺を求めてくれてるのが、正直、夢じゃねえかって怖いくらいなんだよ」
いつになく真剣な、ポルナレフの本音。
ポルナレフはゆっくりと顔を近づけてくる。彼の吐息がなまえの唇に触れるほどの距離。
鼻腔を満たすのは、彼がいつも愛用しているシトラス系の香水の、少し甘い香りだ。
「……もう、引き返せねーぞ」
低く、引き締まった声。
ポルナレフがゆっくりと目を閉じる。直後、なまえの唇に、柔らかく、そして飢えたような熱い温もりが重なった。
最初は触れるだけの、なまえの反応を確かめるような優しいキス。
なまえが拒まないと分かると、ポルナレフはさらに深く、なまえのすべてを奪い去るように何度も唇を重ねていく。
ホテルの古いベッドが、二人の重みで小さくきしんだ。
外の喧騒なんて、もう二人の耳には一切届いていなかった。
口では大人の余裕をかましてみせたものの、ポルナレフの心臓は今にも破裂しそうなほど脈打っている。
「……なぁ、なまえ」
耳元で囁かれた声は、いつものハキハキとしたトーンよりもずっと低くて、掠れている。
ポルナレフがゆっくりと腕の力を強めると、お互いの体温が服の生地越しにじわじわと混ざり合っていった。
ポルナレフは大きな手のひらで、なまえの背中をそっと包み込むように撫で下ろす。
その手つきは驚くほど優しくて、ポルナレフが普段どれだけなまえを大切に、特別に想ってきたかが嫌というほど伝わってきた。
「お前がその気なら、俺は世界一幸せな男だ。だけどよ……本当にいいんだな? 俺はこれでも、一度火がついたら簡単には消えねー男だぜ」
そう言って、ポルナレフは少し体を離すと、なまえの顔をじっと覗き込んできた。
ポルナレフの代名詞でもある、あの綺麗に整えられた銀髪が、至近距離でサラリと揺れる。
いつもならおどけて細められる鋭い調子の瞳が、今はただひたすらに、熱を帯びてなまえだけを映していた。
なまえの顔が赤くなっているのを見て、ポルナレフは「ふっ」と、たまらなく愛おしそうな笑みをこぼす。
「なんだよ、自分から仕掛けておいて、そんな顔すんのか? 可愛いじゃねーの」
ポルナレフは空いた方の手で、なまえの頬にそっと触れた。
戦いを潜り抜けてきたポルナレフの指先は少し硬くて、男らしい無骨さがある。その親指の腹で、なまえの唇をそっと割り込むように優しくなぞった。
「俺はさ、いつ死ぬか分からねーようなこの旅の中で、なまえと過ごす時間が一番の救いだったんだ。だから……こうして二人きりで、お前が俺を求めてくれてるのが、正直、夢じゃねえかって怖いくらいなんだよ」
いつになく真剣な、ポルナレフの本音。
ポルナレフはゆっくりと顔を近づけてくる。彼の吐息がなまえの唇に触れるほどの距離。
鼻腔を満たすのは、彼がいつも愛用しているシトラス系の香水の、少し甘い香りだ。
「……もう、引き返せねーぞ」
低く、引き締まった声。
ポルナレフがゆっくりと目を閉じる。直後、なまえの唇に、柔らかく、そして飢えたような熱い温もりが重なった。
最初は触れるだけの、なまえの反応を確かめるような優しいキス。
なまえが拒まないと分かると、ポルナレフはさらに深く、なまえのすべてを奪い去るように何度も唇を重ねていく。
ホテルの古いベッドが、二人の重みで小さくきしんだ。
外の喧騒なんて、もう二人の耳には一切届いていなかった。
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