キスして?とお願いしてみた
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夕方の杜王町。
学校帰りの道を、私は隣を歩く
虹村億泰に声をかけた。
「ねえ億泰」
「ん?」
ポケットに手を突っ込んで歩いていた億泰が振り向く。
私は少し笑う。
「変なお願いしていい?」
「おう?」
億泰は気軽に頷く。
「オレに出来ることならやるぜ」
私はあっさり言った。
「キスしてくれない?」
億泰が止まる。
「……は?」
「私まだしたこと無くてさ」
次の瞬間。
「ちょちょちょちょ待てぇーーーッ!!」
億泰が両手をぶんぶん振る。
顔が一瞬で真っ赤になる。
「ななな何言ってんだお前!!」
私は笑う。
「そんな驚く?」
「当たり前だろォ!?」
億泰は頭を抱える。
「キ、キスだぞ!?キス!!」
その場をぐるぐる歩き始める。
「うわぁ〜〜〜マジかよォ……!」
「億泰ならいいかなって思って」
その瞬間。
億泰の動きがぴたりと止まる。
「……え」
ゆっくり振り向く。
顔がさらに赤くなる。
「お、お前」
指をさす。
「それズルくねーか!?」
私はくすっと笑う。
「ズルい?」
億泰は頭をぐしゃぐしゃにかく。
「だってよォ!」
顔を真っ赤にして言う。
「オレ、康一のやつが由花子とキスしたって聞いた時よォ!!」
天を仰ぐ。
「う、うらやましすぎて涙出たんだぞ!!」
私は思わず吹き出す。
億泰は真剣だ。
「でもよ!」
指を立てる。
「それはちゃんと好きなやつとやるもんだろ!?」
私は首をかしげる。
「そうかな」
億泰は黙る。
それから、ちらっと私を見る。
耳まで真っ赤。
「……でも」
頭をかく。
「お前がオレに頼むってことは」
少し照れた声。
「オレでいいって思ったんだよな?」
「うん」
億泰の顔がさらに赤くなる。
「うわぁ〜〜〜……!」
また頭を抱える。
「どうすりゃいいんだコレ!!」
しばらく本気で悩む。
それから、小さく言う。
「……したい」
私は笑う。
「正直だね」
「だってよォ!」
億泰は真っ赤な顔で言う。
「オレだって男だぞ!?」
それから急に真面目な顔になる。
「でもよ」
私を見る。
「本当にオレでいいのか?」
少し低い声。
「オレ、こういうの慣れてねーし」
頭をかく。
「あとで“なんか違った”とか言うなよ?」
私は笑って首を振る。
「言わない」
億泰は数秒黙る。
それから大きく息を吸う。
「……よしッ」
覚悟を決めた顔。
一歩近づく。
距離が近くなる。
「わ、笑うなよ」
「笑わない」
億泰はめちゃくちゃ緊張した顔で近づく。
そして——
唇が軽く触れる。
ほんの一瞬。
離れた瞬間。
「うわぁぁぁ!!」
億泰が自分の頭を抱える。
「今のオレ絶対変だったろ!!」
私は笑う。
「そんなことないよ」
億泰は顔を隠す。
耳まで真っ赤。
「マジかよォ……」
それからそっと私を見る。
「……なぁ、なまえ。ちょっとはよ〜…
ドキッとしたか?」
私は頷く。
「できた」
億泰は少し安心したように息を吐く。
それから、照れくさそうに頭をかいて——
人懐っこい笑顔で笑った。
「……オレもだ」
学校帰りの道を、私は隣を歩く
虹村億泰に声をかけた。
「ねえ億泰」
「ん?」
ポケットに手を突っ込んで歩いていた億泰が振り向く。
私は少し笑う。
「変なお願いしていい?」
「おう?」
億泰は気軽に頷く。
「オレに出来ることならやるぜ」
私はあっさり言った。
「キスしてくれない?」
億泰が止まる。
「……は?」
「私まだしたこと無くてさ」
次の瞬間。
「ちょちょちょちょ待てぇーーーッ!!」
億泰が両手をぶんぶん振る。
顔が一瞬で真っ赤になる。
「ななな何言ってんだお前!!」
私は笑う。
「そんな驚く?」
「当たり前だろォ!?」
億泰は頭を抱える。
「キ、キスだぞ!?キス!!」
その場をぐるぐる歩き始める。
「うわぁ〜〜〜マジかよォ……!」
「億泰ならいいかなって思って」
その瞬間。
億泰の動きがぴたりと止まる。
「……え」
ゆっくり振り向く。
顔がさらに赤くなる。
「お、お前」
指をさす。
「それズルくねーか!?」
私はくすっと笑う。
「ズルい?」
億泰は頭をぐしゃぐしゃにかく。
「だってよォ!」
顔を真っ赤にして言う。
「オレ、康一のやつが由花子とキスしたって聞いた時よォ!!」
天を仰ぐ。
「う、うらやましすぎて涙出たんだぞ!!」
私は思わず吹き出す。
億泰は真剣だ。
「でもよ!」
指を立てる。
「それはちゃんと好きなやつとやるもんだろ!?」
私は首をかしげる。
「そうかな」
億泰は黙る。
それから、ちらっと私を見る。
耳まで真っ赤。
「……でも」
頭をかく。
「お前がオレに頼むってことは」
少し照れた声。
「オレでいいって思ったんだよな?」
「うん」
億泰の顔がさらに赤くなる。
「うわぁ〜〜〜……!」
また頭を抱える。
「どうすりゃいいんだコレ!!」
しばらく本気で悩む。
それから、小さく言う。
「……したい」
私は笑う。
「正直だね」
「だってよォ!」
億泰は真っ赤な顔で言う。
「オレだって男だぞ!?」
それから急に真面目な顔になる。
「でもよ」
私を見る。
「本当にオレでいいのか?」
少し低い声。
「オレ、こういうの慣れてねーし」
頭をかく。
「あとで“なんか違った”とか言うなよ?」
私は笑って首を振る。
「言わない」
億泰は数秒黙る。
それから大きく息を吸う。
「……よしッ」
覚悟を決めた顔。
一歩近づく。
距離が近くなる。
「わ、笑うなよ」
「笑わない」
億泰はめちゃくちゃ緊張した顔で近づく。
そして——
唇が軽く触れる。
ほんの一瞬。
離れた瞬間。
「うわぁぁぁ!!」
億泰が自分の頭を抱える。
「今のオレ絶対変だったろ!!」
私は笑う。
「そんなことないよ」
億泰は顔を隠す。
耳まで真っ赤。
「マジかよォ……」
それからそっと私を見る。
「……なぁ、なまえ。ちょっとはよ〜…
ドキッとしたか?」
私は頷く。
「できた」
億泰は少し安心したように息を吐く。
それから、照れくさそうに頭をかいて——
人懐っこい笑顔で笑った。
「……オレもだ」