ふたりの日常
name change
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
杜王町の午後は、いつも少しだけのんびりしている。
駅前の自販機の前で、なまえは隣に立つ虹村億泰を横目で見た。
億泰は相変わらず大きな背中で、空を見上げながら「今日は雲の形がヘンだなァ」と、どうでもいいことを真剣に考えている。
「ねえ、どれにする?」
「ん?あー……オレはカルピスウォーター!」
「じゃあ私も。さっきもカルピス飲んでなかった?」
「まあな!うめぇからよ。」
子どもの頃から何度も繰り返してきたやりとり。
それでも不思議と、飽きることはなかった。
ガコン、と落ちてきた缶を億泰が拾い上げ、当然のように一本をなまえに差し出す。
「ほらよ」
「ありがと、億泰」
ふたりで歩く帰り道。
川沿いの道は夕焼けに染まっていて、風が草を揺らす音だけが聞こえる。
「なあなまえ」
「なに?」
「オレさ、こういうの好きなんだよ」
億泰は照れもせず、まっすぐ前を見たまま言う。
「なまえとふたりで歩く〜とか。学校帰り〜とか。なんつーか……安心するんだよな」
胸の奥が、きゅっとする。
でもなまえは笑って、少しだけからかう。
「なにそれ。急にどうしたの」
「い、いや! 深い意味はねーぞ!!」
慌てて手を振る姿に、思わず吹き出す。
その様子を見て、なまえもつられたように笑った。
夕暮れの川辺に、笑い声が溶けていく。
駅前の自販機の前で、なまえは隣に立つ虹村億泰を横目で見た。
億泰は相変わらず大きな背中で、空を見上げながら「今日は雲の形がヘンだなァ」と、どうでもいいことを真剣に考えている。
「ねえ、どれにする?」
「ん?あー……オレはカルピスウォーター!」
「じゃあ私も。さっきもカルピス飲んでなかった?」
「まあな!うめぇからよ。」
子どもの頃から何度も繰り返してきたやりとり。
それでも不思議と、飽きることはなかった。
ガコン、と落ちてきた缶を億泰が拾い上げ、当然のように一本をなまえに差し出す。
「ほらよ」
「ありがと、億泰」
ふたりで歩く帰り道。
川沿いの道は夕焼けに染まっていて、風が草を揺らす音だけが聞こえる。
「なあなまえ」
「なに?」
「オレさ、こういうの好きなんだよ」
億泰は照れもせず、まっすぐ前を見たまま言う。
「なまえとふたりで歩く〜とか。学校帰り〜とか。なんつーか……安心するんだよな」
胸の奥が、きゅっとする。
でもなまえは笑って、少しだけからかう。
「なにそれ。急にどうしたの」
「い、いや! 深い意味はねーぞ!!」
慌てて手を振る姿に、思わず吹き出す。
その様子を見て、なまえもつられたように笑った。
夕暮れの川辺に、笑い声が溶けていく。
1/2ページ