眠りに落ちて
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なまえは、どうしてか胸がざわついて、咄嗟に繋がれた手にぎゅっと力を込めた。
「……ねえ、花京院くん」
呼ばれた花京院は振り返り、少し驚いた顔でなまえを見た。
朝の光がカーテンの隙間から差し込み、赤くなった耳、乱れた髪、眠たげな目元を優しく照らす。
その姿があまりに綺麗で、言葉が続かなかった。花京院は歩み寄り、なまえの指先を包み込むように手を取り返す。
「……どうしました?」
聞き方は静かで優しいのに、握った手の熱は昨夜よりずっと強い。胸がきゅっとなる。
なまえは、思い切って言った。
「──行く前に。ちゃんと……“おはよう”したい」
花京院の瞳がわずかに揺れる。そして、ふっと息を吸った。
「……大胆ですね……なまえは」
低く甘い声。花京院は一歩近づき、なまえの頬にゆっくりと手を添えた。
その手つきは昨夜と同じくらい優しいけれど、内に秘めた想いは比べものにならないほど熱くて。
「……目を閉じてください」
ささやきはまるで、夢の中に誘うみたいだった。なまえがそっと目を閉じると、額に柔らかい温度が触れる。
ちゅ──
軽くて、けれど深く胸に落ちるキス。
続けて、頬に。そして、唇の端に。
触れるたびに、身体の奥が熱くなっていく。
「花京院くん……」
名前を呼ぶと、花京院は喉の奥で甘い声音を漏らし、両手でなまえの頬を包み込んだ。
そして。
ためらいも焦りもなく、なまえの唇に、静かに──触れた。
深すぎず、浅すぎず。
けれど“離れたくない”という想いが全部伝わってくるような、慎重で、丁寧で、優しいキスだった。
唇が離れると、花京院は少しだけ息を乱しながら微笑んだ。
「……おはようございます、なまえ」
耳まで真っ赤にしながらも、その声は甘くて、まっすぐで。
なまえの心臓は、もう落ち着く気配を見せない。
花京院は手をつないだまま、静かに続けた。
「……あなたと迎える朝が、こんなに幸せだとは思いませんでした」
その言葉だけで、胸の奥深くまで痺れるように熱くなる。花京院は扉の方へ歩きながら、指をきゅっと絡め直す。
「行きましょう。……大丈夫。何を言われても、僕が隣にいます」
その言葉が、まだ熱を残す唇よりも甘く響いた。ふたりは手をつないだまま、ゆっくりと朝の明かりの中へ歩き出した。
「……ねえ、花京院くん」
呼ばれた花京院は振り返り、少し驚いた顔でなまえを見た。
朝の光がカーテンの隙間から差し込み、赤くなった耳、乱れた髪、眠たげな目元を優しく照らす。
その姿があまりに綺麗で、言葉が続かなかった。花京院は歩み寄り、なまえの指先を包み込むように手を取り返す。
「……どうしました?」
聞き方は静かで優しいのに、握った手の熱は昨夜よりずっと強い。胸がきゅっとなる。
なまえは、思い切って言った。
「──行く前に。ちゃんと……“おはよう”したい」
花京院の瞳がわずかに揺れる。そして、ふっと息を吸った。
「……大胆ですね……なまえは」
低く甘い声。花京院は一歩近づき、なまえの頬にゆっくりと手を添えた。
その手つきは昨夜と同じくらい優しいけれど、内に秘めた想いは比べものにならないほど熱くて。
「……目を閉じてください」
ささやきはまるで、夢の中に誘うみたいだった。なまえがそっと目を閉じると、額に柔らかい温度が触れる。
ちゅ──
軽くて、けれど深く胸に落ちるキス。
続けて、頬に。そして、唇の端に。
触れるたびに、身体の奥が熱くなっていく。
「花京院くん……」
名前を呼ぶと、花京院は喉の奥で甘い声音を漏らし、両手でなまえの頬を包み込んだ。
そして。
ためらいも焦りもなく、なまえの唇に、静かに──触れた。
深すぎず、浅すぎず。
けれど“離れたくない”という想いが全部伝わってくるような、慎重で、丁寧で、優しいキスだった。
唇が離れると、花京院は少しだけ息を乱しながら微笑んだ。
「……おはようございます、なまえ」
耳まで真っ赤にしながらも、その声は甘くて、まっすぐで。
なまえの心臓は、もう落ち着く気配を見せない。
花京院は手をつないだまま、静かに続けた。
「……あなたと迎える朝が、こんなに幸せだとは思いませんでした」
その言葉だけで、胸の奥深くまで痺れるように熱くなる。花京院は扉の方へ歩きながら、指をきゅっと絡め直す。
「行きましょう。……大丈夫。何を言われても、僕が隣にいます」
その言葉が、まだ熱を残す唇よりも甘く響いた。ふたりは手をつないだまま、ゆっくりと朝の明かりの中へ歩き出した。
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