眠りに落ちて
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部屋の中は、街灯の淡い光だけがカーテンの隙間から差し込んでいる。
時計の針が深夜2時を回っていた。
花京院は、まるで壊れ物を扱うようになまえの髪を梳きながら、小さな声で呟いた。
「目を閉じてください。……僕がいますから」
その声は、いつもと微妙に違っていた。 どこか切なげで、どこか安心したような、震えの混じった優しさだった。
なまえは素直に目を閉じた。
まぶたの裏にまだあの刃の閃光が残っているけれど、花京院の指が髪を撫でるたび、少しずつ色が薄れていく。
「……怖い夢、見たらどうしよう」
ぽつりと漏らすと、花京院は小さく笑った。
「それなら、僕が全部追い払います。……僕の法皇の緑 が、夢の中まで守りますよ」
冗談めかした言い方が、なんだかすごく花京院らしくて。 なまえはくすりと笑って、彼の胸に額を押し当てた。
「……約束だよ」
「ええ。約束です」
花京院はそっと腕を回し、なまえを包み込むように抱きしめた。
背中に回された腕に力がこもり、まるで「もう離さない」と宣言しているみたいだった。
静かな呼吸が重なり合う。 なまえの鼓動が少しずつ穏やかになっていく。
花京院の体温が、冷えていた指先から全身に染み渡る。
「……ありがとう、花京院くん」
「僕の方こそ……おやすみ、なまえ」
それが最後に交わした言葉だった。
いつの間にか、二人とも眠りに落ちていた。
同じベッドで、同じ毛布にくるまり、寄り添ったまま。
時計の針が深夜2時を回っていた。
花京院は、まるで壊れ物を扱うようになまえの髪を梳きながら、小さな声で呟いた。
「目を閉じてください。……僕がいますから」
その声は、いつもと微妙に違っていた。 どこか切なげで、どこか安心したような、震えの混じった優しさだった。
なまえは素直に目を閉じた。
まぶたの裏にまだあの刃の閃光が残っているけれど、花京院の指が髪を撫でるたび、少しずつ色が薄れていく。
「……怖い夢、見たらどうしよう」
ぽつりと漏らすと、花京院は小さく笑った。
「それなら、僕が全部追い払います。……僕の
冗談めかした言い方が、なんだかすごく花京院らしくて。 なまえはくすりと笑って、彼の胸に額を押し当てた。
「……約束だよ」
「ええ。約束です」
花京院はそっと腕を回し、なまえを包み込むように抱きしめた。
背中に回された腕に力がこもり、まるで「もう離さない」と宣言しているみたいだった。
静かな呼吸が重なり合う。 なまえの鼓動が少しずつ穏やかになっていく。
花京院の体温が、冷えていた指先から全身に染み渡る。
「……ありがとう、花京院くん」
「僕の方こそ……おやすみ、なまえ」
それが最後に交わした言葉だった。
いつの間にか、二人とも眠りに落ちていた。
同じベッドで、同じ毛布にくるまり、寄り添ったまま。