近づく距離
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図書館の奥、互いの手を握ったまま沈黙が流れる。けれどその沈黙は心地よくて、胸の鼓動がどんどん早くなっていくのが自分でもわかる。
「……あの、手……」
小さな声でつぶやいた私に、セドリックが柔らかく笑う。
「ごめん、嫌だった?」
「ち、違うの……! ただ、すごく……ドキドキして」
すると、彼はわずかに握る力を強め、灰色の瞳をまっすぐ向けてきた。
「それは僕も同じ。……でも、もう君は僕の恋人だろ? だったら、こうしてたい……だめかな?」
耳まで熱くなり、言葉が詰まる。
「だめじゃ……もう。そういう言い方、ずるい」
「……そうかな?」
そう言って、彼は私の指に自分の指を絡めてくる。その仕草に胸がぎゅっと締め付けられ、息が止まりそうになる。
「……もう離さないから」
低く甘い声が耳元に落ちて、ぞくりと背筋が震える。
「セドリック……誰かに見られたら……」
小さな抵抗をしてみるけど、彼は余裕の笑みを浮かべたまま。
「見られて困ることなんてないよ。むしろ、みんなに自慢したいくらいだ」
「な、なにそれ……」
言い返す間もなく、彼はそっと身を寄せ、私の額に柔らかい唇を落とした。
「僕は本気だよ、なまえ。君が好きだ」
「……わ、私も好き」
小さく呟いた私の言葉にセドリックが嬉しそうに微笑んだ。
熱を持った額、絡んだ手、灰色の瞳。すべてがあまりにも甘くて、胸の鼓動が痛いくらいに早まる。
どうしよう───私、心臓もたないかも。
「……あの、手……」
小さな声でつぶやいた私に、セドリックが柔らかく笑う。
「ごめん、嫌だった?」
「ち、違うの……! ただ、すごく……ドキドキして」
すると、彼はわずかに握る力を強め、灰色の瞳をまっすぐ向けてきた。
「それは僕も同じ。……でも、もう君は僕の恋人だろ? だったら、こうしてたい……だめかな?」
耳まで熱くなり、言葉が詰まる。
「だめじゃ……もう。そういう言い方、ずるい」
「……そうかな?」
そう言って、彼は私の指に自分の指を絡めてくる。その仕草に胸がぎゅっと締め付けられ、息が止まりそうになる。
「……もう離さないから」
低く甘い声が耳元に落ちて、ぞくりと背筋が震える。
「セドリック……誰かに見られたら……」
小さな抵抗をしてみるけど、彼は余裕の笑みを浮かべたまま。
「見られて困ることなんてないよ。むしろ、みんなに自慢したいくらいだ」
「な、なにそれ……」
言い返す間もなく、彼はそっと身を寄せ、私の額に柔らかい唇を落とした。
「僕は本気だよ、なまえ。君が好きだ」
「……わ、私も好き」
小さく呟いた私の言葉にセドリックが嬉しそうに微笑んだ。
熱を持った額、絡んだ手、灰色の瞳。すべてがあまりにも甘くて、胸の鼓動が痛いくらいに早まる。
どうしよう───私、心臓もたないかも。
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