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その夜。
グリフィンドール談話室の入口で、セドリックは寮生に声をかけていた。
「ねえ、ちょっとごめん。なまえを呼んできてくれないかな?」
セドリックがそう頼むと、相手は「わかった、待ってて!」と快く頷き、すぐに扉の中へ消えていった。
────
しばらくして、なまえが顔を出す。
炎の明かりに照らされ、どこか決意を秘めた眼差しでなまえを見ているセドリックがそこにいた。
「セ、セドリック……」
胸が跳ねて、言葉が喉につかえる。
戻ろうとした足を、セドリックが一歩前に出て止めた。
「逃げないで。……僕、話したいことがあるんだ」
真剣な声音に、なまえは足を止めた。
セドリックは目を逸らさずに続ける。
「今日のこと……ごめん。偶然だったのは分かってる。でも、あの瞬間、気づいてしまったんだ」
彼の瞳は真っ直ぐで、どこまでも誠実だった。
「僕はずっと、なまえの事を“幼馴染だから”って言い訳してた。
でも、本当は……君の笑顔を見ると嬉しくて、誰かと仲良くしてると胸がざわついて……。ずっと前から、特別だったんだ」
息が止まる。
セドリックがこんなふうに言葉を重ねるのを聞いたのは、初めてだった。
彼は少し照れたように息をつき、それでも視線を逸らさずに言った。
「……僕は、君が好きだ」
その言葉が心に響いた瞬間、涙がにじむ。
声にならず、なまえはただ小さく頷いた。
セドリックは、ほっと笑みを浮かべたあと――なまえの手を強く握った。
そのまま引き寄せられ、自然に腕の中に収まる。鼓動が触れ合う距離。
幼馴染として何度も近くにいたはずなのに、全然違う。胸の奥が温かく、満たされていく。
見上げた先で、彼が微笑んだ。
唇が重なり合い、優しくも確かな想いを伝えてくる。
……と、その瞬間。
「ブラボー!」
「ようやく見届けられたね!」
ぱちぱちと大きな拍手が響く。
驚いて振り返ると、談話室の扉の影から、数人の生徒がにこにこと覗いていた。その中心にはフレッドとジョージ。
「おめでとう、君たち!」
「僕たち、最初から応援してたんだよ。ねえ、フレッド?」
「もちろんさ!この瞬間を祝わずして、何を祝うっていうんだ?」
周囲の生徒たちも笑顔で拍手を送り、口々に「お似合いだよ!」と声をかける。
顔を真っ赤にして固まるなまえを、セドリックは守るように抱き寄せた。
その胸の鼓動が、確かに自分に向けられていると分かって、勇気がこみ上げてくる。
「……私、ずっとセドリックが好きだったよ」
絞り出すように伝えたその言葉に、セドリックの目が驚きと喜びで揺れる。そして、柔らかく微笑んだ。
「……待たせてごめんね」
温かな声と共に、彼の唇が再び触れる。
もう偶然なんかじゃない、互いの想いを確かめ合う確かなキスだった。
周囲から再び拍手と歓声が沸き起こるけれど、もう何も気にならなかった。
今はただ、セドリックと私だけの時間が、確かにここにあった。
グリフィンドール談話室の入口で、セドリックは寮生に声をかけていた。
「ねえ、ちょっとごめん。なまえを呼んできてくれないかな?」
セドリックがそう頼むと、相手は「わかった、待ってて!」と快く頷き、すぐに扉の中へ消えていった。
────
しばらくして、なまえが顔を出す。
炎の明かりに照らされ、どこか決意を秘めた眼差しでなまえを見ているセドリックがそこにいた。
「セ、セドリック……」
胸が跳ねて、言葉が喉につかえる。
戻ろうとした足を、セドリックが一歩前に出て止めた。
「逃げないで。……僕、話したいことがあるんだ」
真剣な声音に、なまえは足を止めた。
セドリックは目を逸らさずに続ける。
「今日のこと……ごめん。偶然だったのは分かってる。でも、あの瞬間、気づいてしまったんだ」
彼の瞳は真っ直ぐで、どこまでも誠実だった。
「僕はずっと、なまえの事を“幼馴染だから”って言い訳してた。
でも、本当は……君の笑顔を見ると嬉しくて、誰かと仲良くしてると胸がざわついて……。ずっと前から、特別だったんだ」
息が止まる。
セドリックがこんなふうに言葉を重ねるのを聞いたのは、初めてだった。
彼は少し照れたように息をつき、それでも視線を逸らさずに言った。
「……僕は、君が好きだ」
その言葉が心に響いた瞬間、涙がにじむ。
声にならず、なまえはただ小さく頷いた。
セドリックは、ほっと笑みを浮かべたあと――なまえの手を強く握った。
そのまま引き寄せられ、自然に腕の中に収まる。鼓動が触れ合う距離。
幼馴染として何度も近くにいたはずなのに、全然違う。胸の奥が温かく、満たされていく。
見上げた先で、彼が微笑んだ。
唇が重なり合い、優しくも確かな想いを伝えてくる。
……と、その瞬間。
「ブラボー!」
「ようやく見届けられたね!」
ぱちぱちと大きな拍手が響く。
驚いて振り返ると、談話室の扉の影から、数人の生徒がにこにこと覗いていた。その中心にはフレッドとジョージ。
「おめでとう、君たち!」
「僕たち、最初から応援してたんだよ。ねえ、フレッド?」
「もちろんさ!この瞬間を祝わずして、何を祝うっていうんだ?」
周囲の生徒たちも笑顔で拍手を送り、口々に「お似合いだよ!」と声をかける。
顔を真っ赤にして固まるなまえを、セドリックは守るように抱き寄せた。
その胸の鼓動が、確かに自分に向けられていると分かって、勇気がこみ上げてくる。
「……私、ずっとセドリックが好きだったよ」
絞り出すように伝えたその言葉に、セドリックの目が驚きと喜びで揺れる。そして、柔らかく微笑んだ。
「……待たせてごめんね」
温かな声と共に、彼の唇が再び触れる。
もう偶然なんかじゃない、互いの想いを確かめ合う確かなキスだった。
周囲から再び拍手と歓声が沸き起こるけれど、もう何も気にならなかった。
今はただ、セドリックと私だけの時間が、確かにここにあった。