セドリックと幼なじみ
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次に壇上にあがったのは、ひときわ目立つ二人組――フレッドとジョージ・ウィーズリー。
「……出た。双子のターンだ」
セドリックが横でくすっと笑う。対するは、スリザリンの5年生ペア。体格も呪文の扱いもなかなかの手練れに見える。
だが、フレッドとジョージは、まるでそれが楽しくてたまらないとでも言うように笑っていた。
「準備はいいかな、ジョージ?」
「完璧だよ、フレッド」
そして、その直前。ジョージがふと、こちらを振り向いた。
「しっかり見てな!なまえ!」
名前を呼ばれて、思わずぴくりと肩が跳ねる。
私は目を丸くして、思わず頷いた。
ロックハート先生の「はじめ!」という掛け声とともに、戦いが始まる。
「ペトリフィカス・トタルス!」
「プロテゴ!」
開始と同時に、スリザリン側が先に動くが、フレッドが軽々と防御してみせた。
「こっちもお返しだ!インペディメンタ!」
「ステューピファイ!」
今度は双子が同時に反撃。二つの呪文が正確に飛び、スリザリンの片方がよろめき、体勢を崩した。
「今だ、フレッド!」
「了解、ジョージ!」
フレッドの杖が腰のポーチを軽く叩く。そこから転がり出たのは、小さな銀色の球体。
それが床でパチンと弾けた瞬間――
「「くらえ、双子特製・第五試作品!」」
床にパチンと弾けたその瞬間、濃い煙とともに、爆竹のような音が響く。そしてどこからともなく、ふたりの笑い声がぐるりと場内を包んだ。
「……!? どこから……」
スリザリンのふたりが不安げに周囲を見回す。その戸惑いを、双子が逃すはずがなかった。
「「エクスペリアームス!」」
煙の中から、ふたつの呪文が鋭く飛ぶ。
宙を舞った二本の杖は、それぞれフレッドとジョージの手にぴたりと収まった。
場内が一瞬、静まり返る。
「よっし!両取り成功!」
「決まったな、フレッド!」
ふたりがパチンと手を打ち合わせた瞬間、大広間がどっと湧いた。「すごい!」「何あれ!?」と生徒たちの声が飛び交う。
私は思わず立ち上がりそうになるほど興奮していた。あんなに鮮やかに、連携が決まるなんて――!
「すごい……!」
思わず漏らしたその言葉にセドリックが隣で優しく笑った。
「ほんと、さすがだよ」
決闘を終えたジョージが、目を輝かせながらなまえの元へ駆け寄ってくる。
「ねえ、見てた? 見てたよね?」
軽く息を弾ませながら、私の目の前に立って、少しだけ得意げな顔で覗き込んできた。
「うん、ばっちり。ジョージ、かっこよかった!」
「ははっ、それ言われたら……どうしよっかな」
そう言いながら、ジョージはふいに私の手を取る。そして――その手の甲に、そっと口づけを落とした。
「……じゃあさ。かっこいい僕のお嫁さんになってみる?」
冗談みたいに軽い声。でも、目だけはまっすぐで――その瞬間、時間が少しだけ止まった気がした。
「――っ! ちょ、なにしてんのジョージ!」
思わず慌てて手を引っ込めると、ジョージはふふっと愉快そうに笑った。
「わー、照れた照れた。これはもしかして、本気にされちゃった?」
「違うからね!? ていうか冗談って分かってるもん!」
「え〜?前に惚れたって言ってたじゃん?」
「言ったけど、それは! おふざけのノリで!」
必死に言い返す私の横で、ジョージはにやにやと肩をすくめる。その後ろから、タイミングを見計らったようにフレッドが現れた。
「ジョージばっかりずるいなぁ」
フレッドだ。いつの間に背後に回っていたのか、にやっと笑うと――彼は私の耳元に顔を寄せて、そっと囁いた。
「……僕の番も、もらっていい?」
くすぐるような声と吐息に、背筋がぞわりと震える。
「なまえがお嫁さんになるなら、ジョージより僕の方が、きっと幸せにできるよ?」
「っ……!?」
一瞬、言葉が出なかった。だって、こんな近くで、そんな甘い声で囁かれるなんて――
「ね、ねえ、からかわないで……!」
慌てて振り向くと、フレッドはわざとらしく唇に人差し指を当てて、にやっと笑った。
「ねえセドリック、彼女、連れて帰った方がいいんじゃない? じゃなきゃ僕たち、なまえを連れ去っちゃうかも」
セドリックが、やや困ったような、それでも微笑みを崩さずにこちらを見ていた。
「まったくだ。うっかりさらわれそうだね」
セドリックが苦笑しながらそう返すと、ジョージがわざとらしくため息をついた。
「……やっぱり、あとでちゃんとセドリック に挨拶しないとダメかなあ」
「お義兄さんってなに!? どこまで行くつもりなのジョージ!」
「いや〜、やっぱ君は本気にさせたくなるくらい、可愛いってことさ」
今度は少し、声が低くなって――その軽口に、私の心臓が跳ねる。
でも、ジョージはそのままふっと笑って、まるで何もなかったかのように身を引いた。
その直後、ロックハート先生の大げさな声が響き、大広間の空気が一変する。
「次は……ポッターとマルフォイ!」
「……あ」
セドリックがふと視線を先に向ける。その横顔に、不安の色が浮かんでいた。
「ハリーとドラコ…大丈夫かな」
私がそう呟くと、彼はそっと私の方へ目を戻して、優しく言った。
「君は、ここにいて。何かあったら……すぐ守るから」
「……出た。双子のターンだ」
セドリックが横でくすっと笑う。対するは、スリザリンの5年生ペア。体格も呪文の扱いもなかなかの手練れに見える。
だが、フレッドとジョージは、まるでそれが楽しくてたまらないとでも言うように笑っていた。
「準備はいいかな、ジョージ?」
「完璧だよ、フレッド」
そして、その直前。ジョージがふと、こちらを振り向いた。
「しっかり見てな!なまえ!」
名前を呼ばれて、思わずぴくりと肩が跳ねる。
私は目を丸くして、思わず頷いた。
ロックハート先生の「はじめ!」という掛け声とともに、戦いが始まる。
「ペトリフィカス・トタルス!」
「プロテゴ!」
開始と同時に、スリザリン側が先に動くが、フレッドが軽々と防御してみせた。
「こっちもお返しだ!インペディメンタ!」
「ステューピファイ!」
今度は双子が同時に反撃。二つの呪文が正確に飛び、スリザリンの片方がよろめき、体勢を崩した。
「今だ、フレッド!」
「了解、ジョージ!」
フレッドの杖が腰のポーチを軽く叩く。そこから転がり出たのは、小さな銀色の球体。
それが床でパチンと弾けた瞬間――
「「くらえ、双子特製・第五試作品!」」
床にパチンと弾けたその瞬間、濃い煙とともに、爆竹のような音が響く。そしてどこからともなく、ふたりの笑い声がぐるりと場内を包んだ。
「……!? どこから……」
スリザリンのふたりが不安げに周囲を見回す。その戸惑いを、双子が逃すはずがなかった。
「「エクスペリアームス!」」
煙の中から、ふたつの呪文が鋭く飛ぶ。
宙を舞った二本の杖は、それぞれフレッドとジョージの手にぴたりと収まった。
場内が一瞬、静まり返る。
「よっし!両取り成功!」
「決まったな、フレッド!」
ふたりがパチンと手を打ち合わせた瞬間、大広間がどっと湧いた。「すごい!」「何あれ!?」と生徒たちの声が飛び交う。
私は思わず立ち上がりそうになるほど興奮していた。あんなに鮮やかに、連携が決まるなんて――!
「すごい……!」
思わず漏らしたその言葉にセドリックが隣で優しく笑った。
「ほんと、さすがだよ」
決闘を終えたジョージが、目を輝かせながらなまえの元へ駆け寄ってくる。
「ねえ、見てた? 見てたよね?」
軽く息を弾ませながら、私の目の前に立って、少しだけ得意げな顔で覗き込んできた。
「うん、ばっちり。ジョージ、かっこよかった!」
「ははっ、それ言われたら……どうしよっかな」
そう言いながら、ジョージはふいに私の手を取る。そして――その手の甲に、そっと口づけを落とした。
「……じゃあさ。かっこいい僕のお嫁さんになってみる?」
冗談みたいに軽い声。でも、目だけはまっすぐで――その瞬間、時間が少しだけ止まった気がした。
「――っ! ちょ、なにしてんのジョージ!」
思わず慌てて手を引っ込めると、ジョージはふふっと愉快そうに笑った。
「わー、照れた照れた。これはもしかして、本気にされちゃった?」
「違うからね!? ていうか冗談って分かってるもん!」
「え〜?前に惚れたって言ってたじゃん?」
「言ったけど、それは! おふざけのノリで!」
必死に言い返す私の横で、ジョージはにやにやと肩をすくめる。その後ろから、タイミングを見計らったようにフレッドが現れた。
「ジョージばっかりずるいなぁ」
フレッドだ。いつの間に背後に回っていたのか、にやっと笑うと――彼は私の耳元に顔を寄せて、そっと囁いた。
「……僕の番も、もらっていい?」
くすぐるような声と吐息に、背筋がぞわりと震える。
「なまえがお嫁さんになるなら、ジョージより僕の方が、きっと幸せにできるよ?」
「っ……!?」
一瞬、言葉が出なかった。だって、こんな近くで、そんな甘い声で囁かれるなんて――
「ね、ねえ、からかわないで……!」
慌てて振り向くと、フレッドはわざとらしく唇に人差し指を当てて、にやっと笑った。
「ねえセドリック、彼女、連れて帰った方がいいんじゃない? じゃなきゃ僕たち、なまえを連れ去っちゃうかも」
セドリックが、やや困ったような、それでも微笑みを崩さずにこちらを見ていた。
「まったくだ。うっかりさらわれそうだね」
セドリックが苦笑しながらそう返すと、ジョージがわざとらしくため息をついた。
「……やっぱり、あとでちゃんと
「お義兄さんってなに!? どこまで行くつもりなのジョージ!」
「いや〜、やっぱ君は本気にさせたくなるくらい、可愛いってことさ」
今度は少し、声が低くなって――その軽口に、私の心臓が跳ねる。
でも、ジョージはそのままふっと笑って、まるで何もなかったかのように身を引いた。
その直後、ロックハート先生の大げさな声が響き、大広間の空気が一変する。
「次は……ポッターとマルフォイ!」
「……あ」
セドリックがふと視線を先に向ける。その横顔に、不安の色が浮かんでいた。
「ハリーとドラコ…大丈夫かな」
私がそう呟くと、彼はそっと私の方へ目を戻して、優しく言った。
「君は、ここにいて。何かあったら……すぐ守るから」