セドリックと幼なじみ
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さっき、マルフォイとなまえが笑い合ってた姿が、頭をよぎる。彼女の名前が刻まれた黒か美しい羽根ペン。
マルフォイの得意げな笑顔と、なまえの驚いた表情が、胸の奥でちくりと刺さる。
彼女が他の誰かと親しげに話すだけで、こんなにも心がざわつくなんて、名前のつけられないモヤモヤが、さっきから僕を締め付けていた。
その時、彼女がふいに手首に触れる仕草に、つい目が引き寄せられた。すると、なまえが小さく呟いた。
「あ、そうだ。プレゼントっていえばさ……」
袖をそっとまくって見せてきたのは、ブレスレットだった。細い銀のチェーンが、窓の光を柔らかく映す。
一年前、なまえに渡した──僕の想いを込めた、たった一本のもの。
「これ、セドリックが入学祝いにくれたやつ。覚えてる?」
なまえの声に、はっと我に返る。
その笑顔に、鼓動が一瞬速まる。なまえはブレスレットを愛おしそうに指でなぞり、目を細める。
「『僕と離れてる間も、お守り代わりにして』って。セドリックと一緒にいられないって分かった時、ほんとに心細かったんだ……だから、すごく嬉しくて、ずっとつけてるよ」
その言葉に、さっきまでのざわめきが、まるで霧が晴れるように溶けていく。
彼女の瞳が、ブレスレットを愛おしそうに見つめるその柔らかさに、僕は思わずなまえをじっと見つめた。
「……うん、覚えてる」
やっと声に出したけど、喉が少し震えた。
「おおっと! セドリック劇場の開幕だぁ!」
突然、フレッドが大げさに手を叩いて割り込んできた。
「この甘ったるさ! ロマンスの嵐、吹き荒れすぎだろ! 俺の目がハートになっちまう!」
ジョージがちゃちゃを入れる。
「だな! セドリックのロマンチックな振る舞いをマニュアル化しちゃおうぜ! 『ハッフルパフの王子様、100%胸キュン術』、即完売間違いナシだ!」
「……胸キュン術って、ほんと何だよ」
苦笑しながら、なまえと目が合うと、なまえはくすっと笑ってる。その笑顔が、さっきのモヤモヤを全部吹き飛ばしてくれる。
「ずっと肌身離さずつけてるよ。毎日磨いて、保護呪文も少しずつかけてるんだから。お母さんに教わった、特別な呪文。」
──なまえが、こんな風に大切にしてくれてる。
なまえの心に、僕の贈ったブレスレットがちゃんと根を張ってる。それだけで、胸の奥が温かくて、満ち足りていく。
「……まだつけててくれて、ほんと、感動してる」
言葉はシンプルだったけど、心からのものだった。双子の笑い声が遠くで弾ける中、なまえが手首をそっと見つめて言った。
「これ見るたび、セドリックのこと思い出すんだ。頑張ろうって、いつも思えるよ。ほんとに、すっごく大事なものだから」
その言葉が、胸の奥に静かに染みていく。マルフォイの羽根ペンも、他の誰かのどんな贈り物も、彼女のこの一言の前では色褪せる。
なまえの心に、僕の想いがまだ生きてる。それが分かった瞬間、さっきまでの動揺は跡形もなく消えていた。
なまえの笑顔を見つめていると、ふと、いつもの自分が戻ってくるのを感じた。
心の奥から、優しい温もりが湧き上がる。僕はそっとなまえの手元に視線を落とし、いつもの柔らかな声で言った。
「これからもそのブレスレット、なまえを守ってくれるといいな。……いや、僕も、君のそばで君を守れたらいいな」
なまえが少し驚いたように目を見開く。でも、すぐにその瞳が、温かい笑みに変わる。なまえが小さく頷くのを見て、胸の奥がじんわりと甘く疼いた。
強く握っていた拳が、いつの間か開いていた。
マルフォイの得意げな笑顔と、なまえの驚いた表情が、胸の奥でちくりと刺さる。
彼女が他の誰かと親しげに話すだけで、こんなにも心がざわつくなんて、名前のつけられないモヤモヤが、さっきから僕を締め付けていた。
その時、彼女がふいに手首に触れる仕草に、つい目が引き寄せられた。すると、なまえが小さく呟いた。
「あ、そうだ。プレゼントっていえばさ……」
袖をそっとまくって見せてきたのは、ブレスレットだった。細い銀のチェーンが、窓の光を柔らかく映す。
一年前、なまえに渡した──僕の想いを込めた、たった一本のもの。
「これ、セドリックが入学祝いにくれたやつ。覚えてる?」
なまえの声に、はっと我に返る。
その笑顔に、鼓動が一瞬速まる。なまえはブレスレットを愛おしそうに指でなぞり、目を細める。
「『僕と離れてる間も、お守り代わりにして』って。セドリックと一緒にいられないって分かった時、ほんとに心細かったんだ……だから、すごく嬉しくて、ずっとつけてるよ」
その言葉に、さっきまでのざわめきが、まるで霧が晴れるように溶けていく。
彼女の瞳が、ブレスレットを愛おしそうに見つめるその柔らかさに、僕は思わずなまえをじっと見つめた。
「……うん、覚えてる」
やっと声に出したけど、喉が少し震えた。
「おおっと! セドリック劇場の開幕だぁ!」
突然、フレッドが大げさに手を叩いて割り込んできた。
「この甘ったるさ! ロマンスの嵐、吹き荒れすぎだろ! 俺の目がハートになっちまう!」
ジョージがちゃちゃを入れる。
「だな! セドリックのロマンチックな振る舞いをマニュアル化しちゃおうぜ! 『ハッフルパフの王子様、100%胸キュン術』、即完売間違いナシだ!」
「……胸キュン術って、ほんと何だよ」
苦笑しながら、なまえと目が合うと、なまえはくすっと笑ってる。その笑顔が、さっきのモヤモヤを全部吹き飛ばしてくれる。
「ずっと肌身離さずつけてるよ。毎日磨いて、保護呪文も少しずつかけてるんだから。お母さんに教わった、特別な呪文。」
──なまえが、こんな風に大切にしてくれてる。
なまえの心に、僕の贈ったブレスレットがちゃんと根を張ってる。それだけで、胸の奥が温かくて、満ち足りていく。
「……まだつけててくれて、ほんと、感動してる」
言葉はシンプルだったけど、心からのものだった。双子の笑い声が遠くで弾ける中、なまえが手首をそっと見つめて言った。
「これ見るたび、セドリックのこと思い出すんだ。頑張ろうって、いつも思えるよ。ほんとに、すっごく大事なものだから」
その言葉が、胸の奥に静かに染みていく。マルフォイの羽根ペンも、他の誰かのどんな贈り物も、彼女のこの一言の前では色褪せる。
なまえの心に、僕の想いがまだ生きてる。それが分かった瞬間、さっきまでの動揺は跡形もなく消えていた。
なまえの笑顔を見つめていると、ふと、いつもの自分が戻ってくるのを感じた。
心の奥から、優しい温もりが湧き上がる。僕はそっとなまえの手元に視線を落とし、いつもの柔らかな声で言った。
「これからもそのブレスレット、なまえを守ってくれるといいな。……いや、僕も、君のそばで君を守れたらいいな」
なまえが少し驚いたように目を見開く。でも、すぐにその瞳が、温かい笑みに変わる。なまえが小さく頷くのを見て、胸の奥がじんわりと甘く疼いた。
強く握っていた拳が、いつの間か開いていた。