セドリックと幼なじみ
name change
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
セドリックは、動かない足を無理に前へと進めた。
次の授業へ向かわなければならないのに、胸の奥に引っかかったままの感情が重くのしかかる。
(……このままじゃダメだ)
そう思うのに、なまえの楽しそうな笑顔が脳裏に焼き付いて離れない。
教えてあげたかった。彼女が困っていたのなら、手を差し伸べたかった。それなのに──
「ったく、お前ら、またやらかしたのか?」
そんな声が耳に届いたのは、階段を降りかけたときだった。
目を向けると、談笑するフレッドとジョージ、そしてリー・ジョーダンの姿があった。
「やらかしたって言い方は心外だな、リー。僕たちはいつだって真剣に楽しいことを提供してるんだ」
「そうそう。ついさっきも、なぁ?」
「ああ、最高にいいリアクションだったよな!」
フレッドとジョージが顔を見合わせ、声を揃えて笑う。
「ま、今回の功労者はなまえだな」
「……なまえ?」
思わず、セドリックの足が止まる。
「よお、セドリック!そうそう、うちの新たな協力者さ! 俺たちの試作品を試してくれたんだぜ!」
「協力者……?」
「おいおい、そんな怖い顔すんなよ、王子様!ちゃんと飲む前に説明したし、変な副作用も出てないって!」
「むしろ、予想以上に楽しかったみたいだぞ? ま、ちょっと声がカエルみたいになったけど」
「……」
セドリックは、思わず眉を寄せた。
「本人が納得してるなら、僕がどうこう言うことじゃないけど……」
言葉を切ると、フレッドとジョージはどこか悪戯っぽく笑いながら肩をすくめる。
「心配しなくても、僕たちはなまえをちゃんと大事にしてるって」
「セドリックもさ、そう思うなら、もっと構ってやれば?」
軽い口調で言われた言葉が、胸の奥を鋭く突いた。
わかっている。
本当なら、もっと早く声をかけるべきだった。
もっと早く、手を伸ばすべきだった。
「……余計なお世話だよ」
それだけ返して、セドリックは彼らに背を向けた。
心臓が、ひどくうるさかった。
次の授業へ向かわなければならないのに、胸の奥に引っかかったままの感情が重くのしかかる。
(……このままじゃダメだ)
そう思うのに、なまえの楽しそうな笑顔が脳裏に焼き付いて離れない。
教えてあげたかった。彼女が困っていたのなら、手を差し伸べたかった。それなのに──
「ったく、お前ら、またやらかしたのか?」
そんな声が耳に届いたのは、階段を降りかけたときだった。
目を向けると、談笑するフレッドとジョージ、そしてリー・ジョーダンの姿があった。
「やらかしたって言い方は心外だな、リー。僕たちはいつだって真剣に楽しいことを提供してるんだ」
「そうそう。ついさっきも、なぁ?」
「ああ、最高にいいリアクションだったよな!」
フレッドとジョージが顔を見合わせ、声を揃えて笑う。
「ま、今回の功労者はなまえだな」
「……なまえ?」
思わず、セドリックの足が止まる。
「よお、セドリック!そうそう、うちの新たな協力者さ! 俺たちの試作品を試してくれたんだぜ!」
「協力者……?」
「おいおい、そんな怖い顔すんなよ、王子様!ちゃんと飲む前に説明したし、変な副作用も出てないって!」
「むしろ、予想以上に楽しかったみたいだぞ? ま、ちょっと声がカエルみたいになったけど」
「……」
セドリックは、思わず眉を寄せた。
「本人が納得してるなら、僕がどうこう言うことじゃないけど……」
言葉を切ると、フレッドとジョージはどこか悪戯っぽく笑いながら肩をすくめる。
「心配しなくても、僕たちはなまえをちゃんと大事にしてるって」
「セドリックもさ、そう思うなら、もっと構ってやれば?」
軽い口調で言われた言葉が、胸の奥を鋭く突いた。
わかっている。
本当なら、もっと早く声をかけるべきだった。
もっと早く、手を伸ばすべきだった。
「……余計なお世話だよ」
それだけ返して、セドリックは彼らに背を向けた。
心臓が、ひどくうるさかった。