セドリックと幼なじみ
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─────
───
セドリックとの事があってから、ホグワーツでの生活が何週間が過ぎた頃、魔法薬学の授業が終わり、私は肩を落としながら廊下を歩いていた。
「スネイプ先生、また私にだけ厳しかった……」
小さくぼやいたそのとき、隣からくすくすと笑う声がした。
「まぁ、当然だろうね」
驚いて横を見ると、余裕たっぷりの顔で腕を組んだドラコ・マルフォイだった。
「な、何よ、ドラコ」
「いや、あんな悲惨な出来だったら、スネイプ先生も呆れるさ」
「……ぐっ」
「僕の父上が聞いたら、間違いなくこう言うね──『それでもグリフィンドールは減点されなかったのか?』って」
「うっ……言いそう」
「だろう?」
ドラコは満足そうに頷いたあと、ふと私を横目で見た。
──ドラコとこうして話すようになったのは、スリザリンとグリフィンドールの合同授業がきっかけだった。
元々は「お手本のようなスリザリン生」という感じで、近寄りがたい相手だと思っていたけど、授業中に何度か一緒に作業をすることがあり、話すうちに意外と会話が弾んだ。
もちろん、彼の性格は相変わらず傲慢で、自信たっぷりな態度は変わらない。
でも、不思議と私にはそこまで嫌味を強くぶつけてくるわけではなく、むしろ面白がられている感じだった。
「……で? 今日はいつにも増して精彩を欠いてたけど、先生のせいだけじゃないだろ?」
「え?」
「君、最近やけに元気がないよな?」
「……そんなことないよ」
「ふぅん? まぁ、嘘つくのが下手なのは今に始まったことじゃないけど」
「……っ」
「セドリック・ディゴリーのことだろ?」
名前を出されて、思わず立ち止まる。
「な、なんで……」
「見てれば分かるさ。君、最近あいつと距離を取ってるだろ」
「……」
「バカみたいに仲良くしてたじゃないか。あぁ、まさか、フラれたのかい? 可哀想にね。」
「ち、違うもんっ!」
反射的に否定すると、ドラコはニヤリと笑った。
「なんだ、違うのか。じゃあ、ただの片思いってことか?」
「……っ! 何なのよ、もう!」
顔が熱くなってきたのを感じながら睨みつけると、ドラコは面白そうに目を細めた。
「まぁ、ディゴリーはそこそこいいやつだしな」
意外な言葉に、私は思わずまばたく。
「……え、ドラコが他の寮のセドリックを褒めるなんて珍しくない?」
「別に。事実を言ったまでさ。クィディッチの腕は悪くないし、まぁ……紳士ぶってるのも、一応は本物らしいし?」
「何、その言い方」
「僕ほどじゃないけど悪くはないってことさ」
「やっぱりそういうこと言うんだね……」
ため息をつくと、ドラコはふっと小さく笑った。
「まぁ、どうでもいいけど」
「どうでもいいなら聞かないでよ」
「それは違うね。僕は単に──」
ドラコは少しだけ真剣な顔になり、私の目をじっと見た。
「……君に今みたいな顔をされると、気分が悪いだけさ」
「……え?」
「ほら、君って表情がころころ変わるだろ? まぁ、それが面白いんだけど……」
そこでドラコは小さく肩をすくめた。
「今の君は、つまらない」
「……」
「だから、少しは気分転換しろよ。ほら、次の授業まで時間あるし、付き合え」
「え、どこに?」
「決まってるだろ。スリザリンの連中に、君の悲惨な魔法薬学の腕前を──」
「ちょっと!? それのどこが気分転換よ!」
「ははっ、冗談さ」
ドラコは珍しく屈託なく笑った。
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セドリックとの事があってから、ホグワーツでの生活が何週間が過ぎた頃、魔法薬学の授業が終わり、私は肩を落としながら廊下を歩いていた。
「スネイプ先生、また私にだけ厳しかった……」
小さくぼやいたそのとき、隣からくすくすと笑う声がした。
「まぁ、当然だろうね」
驚いて横を見ると、余裕たっぷりの顔で腕を組んだドラコ・マルフォイだった。
「な、何よ、ドラコ」
「いや、あんな悲惨な出来だったら、スネイプ先生も呆れるさ」
「……ぐっ」
「僕の父上が聞いたら、間違いなくこう言うね──『それでもグリフィンドールは減点されなかったのか?』って」
「うっ……言いそう」
「だろう?」
ドラコは満足そうに頷いたあと、ふと私を横目で見た。
──ドラコとこうして話すようになったのは、スリザリンとグリフィンドールの合同授業がきっかけだった。
元々は「お手本のようなスリザリン生」という感じで、近寄りがたい相手だと思っていたけど、授業中に何度か一緒に作業をすることがあり、話すうちに意外と会話が弾んだ。
もちろん、彼の性格は相変わらず傲慢で、自信たっぷりな態度は変わらない。
でも、不思議と私にはそこまで嫌味を強くぶつけてくるわけではなく、むしろ面白がられている感じだった。
「……で? 今日はいつにも増して精彩を欠いてたけど、先生のせいだけじゃないだろ?」
「え?」
「君、最近やけに元気がないよな?」
「……そんなことないよ」
「ふぅん? まぁ、嘘つくのが下手なのは今に始まったことじゃないけど」
「……っ」
「セドリック・ディゴリーのことだろ?」
名前を出されて、思わず立ち止まる。
「な、なんで……」
「見てれば分かるさ。君、最近あいつと距離を取ってるだろ」
「……」
「バカみたいに仲良くしてたじゃないか。あぁ、まさか、フラれたのかい? 可哀想にね。」
「ち、違うもんっ!」
反射的に否定すると、ドラコはニヤリと笑った。
「なんだ、違うのか。じゃあ、ただの片思いってことか?」
「……っ! 何なのよ、もう!」
顔が熱くなってきたのを感じながら睨みつけると、ドラコは面白そうに目を細めた。
「まぁ、ディゴリーはそこそこいいやつだしな」
意外な言葉に、私は思わずまばたく。
「……え、ドラコが他の寮のセドリックを褒めるなんて珍しくない?」
「別に。事実を言ったまでさ。クィディッチの腕は悪くないし、まぁ……紳士ぶってるのも、一応は本物らしいし?」
「何、その言い方」
「僕ほどじゃないけど悪くはないってことさ」
「やっぱりそういうこと言うんだね……」
ため息をつくと、ドラコはふっと小さく笑った。
「まぁ、どうでもいいけど」
「どうでもいいなら聞かないでよ」
「それは違うね。僕は単に──」
ドラコは少しだけ真剣な顔になり、私の目をじっと見た。
「……君に今みたいな顔をされると、気分が悪いだけさ」
「……え?」
「ほら、君って表情がころころ変わるだろ? まぁ、それが面白いんだけど……」
そこでドラコは小さく肩をすくめた。
「今の君は、つまらない」
「……」
「だから、少しは気分転換しろよ。ほら、次の授業まで時間あるし、付き合え」
「え、どこに?」
「決まってるだろ。スリザリンの連中に、君の悲惨な魔法薬学の腕前を──」
「ちょっと!? それのどこが気分転換よ!」
「ははっ、冗談さ」
ドラコは珍しく屈託なく笑った。