薄青の瞳に溺れて
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翌朝。
食堂で朝食を取っていると、少し離れた場所で見慣れた二人が向かい合っていた。
セドリックと……ドラコ?
珍しい組み合わせに驚いて見つめていると、二人の会話が耳に入ってきた。
「……君がわざわざ僕に何の用?」
ドラコは腕を組み、気怠そうにセドリックを見ている。
「用ってほどじゃないけど……ちょっと気になって。」
セドリックは穏やかに微笑みながら言った。
「君、最近やっと素直になったんだろ?」
「……は?」
「まぁ、なまえが嬉しそうにしてたから、そういうことなんだろうなって思っただけ。」
「ああ、そうかい。それで?」
ドラコは眉をひそめ、気だるそうに聞き返した。
「別に、僕が君の恋路を邪魔するつもりはないさ。」
「——は?」
「ただ……なまえを泣かせたら、僕は君を許さないよ。」
セドリックは、優しく微笑みながらも、その声にはいつになく強い意志が滲んでいた。
一瞬、空気が張り詰める。
「……君、随分と偉そうだな。」
「幼馴染だからね。」
セドリックはさらりと言いながら、どこまでも優しい笑みを浮かべる。
「小さい頃からずっとなまえの笑った顔も泣いた顔も見てきた。
……だから、君がなまえを泣かせるようなことをしたら、僕は本気で怒るよ。」
「……チッ。」
ドラコは舌打ちし、面倒くさそうに顔を背ける。
「わかったよ。君に言われなくても、そんなことはするつもりはない。」
「なら、いいんだ。」
セドリックは満足げに微笑み、背を向けて歩き出す。
「……ただし。」
その背中に向かって、ドラコが低く言葉を落とした。
「彼女に変に気を持たせるような真似はするなよ。気に食わないから。」
セドリックは一瞬立ち止まり、くすっと笑う。
「気を持たせるつもりはないさ。でも……君はもっと、なまえに優しくしてやるべきだ」
「……余計なお世話だ。」
ドラコは眉をひそめ、憮然とした表情を浮かべる。けれど、その口元はわずかにほころんでいた。