薄青の瞳に溺れて
name change
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「……君、まだ震えてる。」
ドラコの腕の中で、低く呆れたような声が落ちてくる。
「そりゃあ……いろいろ、あったから……」
「はあ……ほんと、どうしようもないな、君は。」
言葉とは裏腹に、抱き寄せる腕はさらに強くなる。逃がすつもりなんて、まるでない。
「すぐムキになるし、泣くし、鈍いし、ポンコツだし……。」
「……ちょっと、ひどくない!?」
「ひどいだと? 君のためにわざわざ本当のことを言ってやってるだけさ。」
「……っ、ほんとムカつく!」
ジタバタと腕を振りほどこうとするけれど、まったく隙を与えてもらえない。
「……ほら、またすぐ怒る。」
「だって……!」
「ほんと手がかかるよね、君は。」
深いため息をつきながら、ドラコは私の髪を指で梳く。その仕草が、驚くほど優しくて、胸がぎゅっと締めつけられる。
「……でもまあ、そんなところも含めて、僕が面倒見てやる」
「え……?」
「君みたいなやつ、僕が見てやらなきゃ、他の誰も扱えないだろ?」
「……な、何それ。」
「だから、ありがたく思えよ?」
くいっと顎を持ち上げられ、目が合う。ドラコは、どこまでも得意げな顔をしていた。
「……別に、お願いした覚えない……。」
「ふん、じゃあ拒否してみれば?」
「…………。」
「ほら、できないくせに。」
「……ムカつく……!
「はいはい。」
適当にあしらいながら、ドラコは私の手を取ると、指先にそっと口づけた。
「っ……!」
「でも、もう逃がさないから。そのつもりで」
薄青の瞳が、私を捉えて離さない。
強引で、意地悪で、ムカつくのに——
「……わかったよ。」
結局、私はドラコに甘やかされるのが嫌いじゃないんだと思う。
そんな私を見て、ドラコは満足げに笑った。