薄青の瞳に溺れて
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「君、ハッフルパフの男とよく一緒にいるな。」
翌日、廊下でドラコが唐突に言った。
人通りの少ない廊下。授業の合間の静けさが、かえって彼の言葉を際立たせる。
「え?セドリックの事?まあ、幼馴染だし、相談とか——」
「……ふん。」
彼の態度が、いつも以上に棘々しい。
「なに? もしかして嫉妬?」
冗談のつもりだった。
なのに、ドラコの表情が一瞬で強張る。
「は!?そんなわけあるか!」
「じゃあ、なんでそんなに機嫌悪いの?」
「機嫌なんか悪くない。」
「嘘。」
ドラコは何か言いかけて、喉の奥で言葉を飲み込む。その横顔は、どこか苦しそうに見えた。
「……ドラコはさ、私のことどう思ってるの?」
自分でも、こんなことを聞くつもりじゃなかった。けれど、胸の奥に溜まった気持ちが、もう抑えきれなかった。
ドラコは、驚いたように目を見開いた。
「……そんなの、言わなくてもわかるだろ。」
「わからないよ。」
わからないから、こんなにも苦しいのに。
「……君は、ディゴリーのことが好きなんだろ?」
「え?」
「だって、君はいつもあいつの話をする。僕じゃなくて、あいつに相談する。……だったら、もう、僕が何を言ったって意味なんかない。」
小さく息を吐きながら、ドラコは笑った。
それは、いつもの嘲るような笑いとは違った。
「……そんなこと、一度も言ってないのに。」
「言わなくても、わかるさ。」
——本当に?
どうしてそんな勝手なことを言うの?
どうして、ちゃんと私の気持ちを聞いてくれないの?
「……もういい。」
かすれそうな声でそう言い残し、踵を返した。
微かに名前を呼ぶ声がした気がした。けれど、その声は、私に届かなかった。