薄青の瞳に溺れて
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「また彼のことで悩んでるの?」
夕暮れの図書館。
そう声をかけながら、セドリックが私の向かいに座る。セドリックの優しい瞳がまっすぐにこちらを見つめていた。
「……悩んでるわけじゃないよ。ただ、なんていうか、意地悪なくせに時々優しくなるのがずるいなって。」
「ふふ、気になるってことは、もう答えは出てるんじゃない?」
「そんなわけ……ないよ。」
誤魔化すように目を逸らしたけど、セドリックの手がすっと伸びてきて、私の頭を包むように優しく撫でる。
「……セドリック?」
「君ってさ、昔からそうだよな。気持ちに気づいてるくせに、認めたくないときはすぐ目を逸らす。」
「そんなこと——」
「あるよ。」
セドリックは柔らかく微笑むと、そのまま私の髪をくしゃっとかき混ぜた。
「もう子どもじゃないんだからさ、自分の気持ちに素直になってみたら?」
「……セドリックは、いつもそうやって私のこと分かったような顔するよね。」
「幼なじみだからね。誰よりもなまえのこと、知ってる自信ある。」
そう言いながら、セドリックは優しく私の頬をつついた。
「それに……もし、マルフォイがなまえを泣かせるなら、僕が君を奪っちゃおうかな?」
「……えっ?」
「冗談。」
ふっとセドリックが微笑む。
でも、その瞳の奥には、冗談にしては温かすぎる光が宿っていて、思わず、ドキンと胸が鳴った。