薄青の瞳に溺れて
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「なまえ。」
背後から聞き慣れた声がする。
振り返ると、ドラコ・マルフォイが腕を組んで立っていた。冷たい薄青の瞳が、じっとこちらを見ている。
「何?」
問いかけると、ドラコはふっと鼻で笑った。
「別に。ただ君の魔法薬の作り方を見てたら、あまりにみっともなくて笑いが止まらないだけだよ。ほんと情けないったらありゃしない。」
「……っ!」
瞬間、ぐっと唇を噛みしめた。確かに魔法薬学は苦手だけど、頑張っているのに。
「そんな言い方しなくてもいいじゃない!」
「事実を言ったまでだ。」
悔しい。いつもこんな風に突き放される。でも、その表情の奥に、わずかな迷いが見えた気がした。
「……ドラコってば、私のことよく見てるよね。」
不意にそう口にすると、ドラコの肩がピクリと動いた。
「は? そんなわけないだろ。」
「嘘。」
「……っ」
ドラコはそっぽを向いた。
でも、その直後——
「……これ。」
目の前に、何かが書かれた紙が差し出された。
「……何これ?」
「馬鹿な君のために、メモしておいてやった。今日の授業の要点だ。」
思わずドラコを見上げると、ドラコはぷいっと顔を背けたまま。
「君の成績が底辺だろうが僕にはどうでもいいんだけどね。スネイプにまた喚かれてるの見るのも、もううんざりしてきたから、仕方なく手を貸してやってるだけさ。」
「……ありがとう。」
ドラコは何か言いたげに口を開いたけれど、結局「ふん」と小さく呟いただけだった。
それでも、その横顔がどこか照れているように見えたのは、きっと気のせいじゃない。
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