マッチングアプリ
name change
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
雨の日の仲直りから、ちょうど一ヶ月が経った頃。
なまえは、ここ最近のライナーに対して抱いていた「猛烈な違和感」の正体について、一人で頭を悩ませていた。
(……なんか、最近のライナーおかしくない??)
仲直りできて安心したのも束の間、ライナーの距離感が明らかにバグっているのだ。
登下校のとき、なぜか当然のように「指を絡めるタイプの恋人繋ぎ」を迫ってくる。(「手が冷たいからいっか」と握り返したが、毎回ライナーのドヤ顔が凄かった)。
一緒にアイスを食べているとき、ふと顔を近づけると、ライナーが急に会話を止めてじっと唇を見つめ、ゆっくり顔を寄せてきた。(「なに? ごみついてる?」と顔を引いたら、ライナーは死ぬほど落ち込んでいた)。
そして今日。
放課後の教室で二人きりになった際、ライナーが真剣な顔で「今週末、デート行こうぜ」と言ってきたことで、ついに違和感が限界突破した。
「……ねえライナー。なんか最近、距離近くない? 手も繋ごうとするし、たまに顔もすごい寄せてくるし……それになんで『デート』なわけ?」
「……は?」
放課後、机に腰かけていたライナーが、心底わけが分からないという顔でなまえを見下ろした。
「距離が近いって……恋人なんだから当たり前だろ」
「……こい、びと?」
「当たり前だろ! 何言ってんだお前!?」
ライナーがガタッと立ち上がる。その顔には「何を言い出すんだこの女は」と言いたげな衝撃が走っていた。
「えっ……えええぇぇぇ!? 私たち、付き合ってるの!?」
「付き合ってるに決まってんだろ!? あの雨の日!! あの雨の日に俺たち付き合っただろ!!」
「えっ、嘘でしょ!? あれって普通に仲直りしただけじゃないの!?」
「どこをどう取ったらただの仲直りになるんだよ!!」
ライナーの絶叫が放課後の教室に響き渡る。彼は頭を抱え、信じられないものを見る目でなまえを凝視した。
「俺は『お前が他の男のものになるのが嫌だ』って言ったぞ! なまえも『ライナーと口きけなくなる方が辛い』って泣いて抱きついてきただろうが!!」
「いや、そりゃ幼なじみとして一番大事だからそう言ったわけで……! ていうか『付き合おう』って一言も言われてないよ!?」
「言わなくてもあの空気で分かるだろ普通!! 俺はこの一ヶ月間、ずっとお前の『彼氏』として生きてたんだぞ!!?」
ライナーの必死すぎる叫びを聞いて、なまえの頭の中でこれまでの一ヶ月間のパズルがカチリと音を立てて繋がった。
「あ……もしかしてあの時、キスしようとしてた……?」
「あ、当たり前だ!! 彼女とふたりきりなんだからキスくらいしたくなるだろ!! なのに毎回サッと避けやがって……俺がどれだけ『あれ? 俺の口臭いのか……?』って影で落ち込んだと思ってんだよ!!」
「うわあああごめん!! そこまで考えてなかったの!!」
顔を真っ赤にして叫ぶライナーと、納得と申し訳なさで頭を抱えるなまえ。
「じゃあ何だ……? あの時の手繋ぎも、肩抱いたのも、全部なまえにとっては『幼なじみスキンシップ』だったってことか……?」
「う、うん……ライナー、仲直りできてテンション上がって距離感バグっちゃったのかなって思ってた……」
「バグってたのはお前の認識だろ!!!」
ライナーはガシガシと自分の頭を掻きむしり、大きな体躯を折り曲げて膝に手をついた。この一ヶ月間、「彼女とラブラブな俺」を噛み締めて浮かれていた自分が急激に恥ずかしくなってきたらしい。
「……嘘だろ……俺の甘酸っぱい一ヶ月を返せよ……」
「ご、ごめんって……!」
「……で?」
がっくりと肩を落としていたライナーが、低い声で呟きながら、ゆっくりと顔を上げた。その目はどこか必死で、じっとなまえを見つめている。
「……じゃあ、今から付き合えよ」
「えっ」
「『付き合おう』って言われてないからノーカウントだっていうなら、今言う! 俺と付き合え! もう幼なじみには戻らない!!」
真っ赤な顔のまま、大きな手でぐっとなまえの手を握りしめてくるライナー。
振り出しに戻ったどころか、逃げ場を完全に塞がれたなまえは、あまりの気迫にただただ真っ赤になって頷くことしかできなかった。
なまえは、ここ最近のライナーに対して抱いていた「猛烈な違和感」の正体について、一人で頭を悩ませていた。
(……なんか、最近のライナーおかしくない??)
仲直りできて安心したのも束の間、ライナーの距離感が明らかにバグっているのだ。
登下校のとき、なぜか当然のように「指を絡めるタイプの恋人繋ぎ」を迫ってくる。(「手が冷たいからいっか」と握り返したが、毎回ライナーのドヤ顔が凄かった)。
一緒にアイスを食べているとき、ふと顔を近づけると、ライナーが急に会話を止めてじっと唇を見つめ、ゆっくり顔を寄せてきた。(「なに? ごみついてる?」と顔を引いたら、ライナーは死ぬほど落ち込んでいた)。
そして今日。
放課後の教室で二人きりになった際、ライナーが真剣な顔で「今週末、デート行こうぜ」と言ってきたことで、ついに違和感が限界突破した。
「……ねえライナー。なんか最近、距離近くない? 手も繋ごうとするし、たまに顔もすごい寄せてくるし……それになんで『デート』なわけ?」
「……は?」
放課後、机に腰かけていたライナーが、心底わけが分からないという顔でなまえを見下ろした。
「距離が近いって……恋人なんだから当たり前だろ」
「……こい、びと?」
「当たり前だろ! 何言ってんだお前!?」
ライナーがガタッと立ち上がる。その顔には「何を言い出すんだこの女は」と言いたげな衝撃が走っていた。
「えっ……えええぇぇぇ!? 私たち、付き合ってるの!?」
「付き合ってるに決まってんだろ!? あの雨の日!! あの雨の日に俺たち付き合っただろ!!」
「えっ、嘘でしょ!? あれって普通に仲直りしただけじゃないの!?」
「どこをどう取ったらただの仲直りになるんだよ!!」
ライナーの絶叫が放課後の教室に響き渡る。彼は頭を抱え、信じられないものを見る目でなまえを凝視した。
「俺は『お前が他の男のものになるのが嫌だ』って言ったぞ! なまえも『ライナーと口きけなくなる方が辛い』って泣いて抱きついてきただろうが!!」
「いや、そりゃ幼なじみとして一番大事だからそう言ったわけで……! ていうか『付き合おう』って一言も言われてないよ!?」
「言わなくてもあの空気で分かるだろ普通!! 俺はこの一ヶ月間、ずっとお前の『彼氏』として生きてたんだぞ!!?」
ライナーの必死すぎる叫びを聞いて、なまえの頭の中でこれまでの一ヶ月間のパズルがカチリと音を立てて繋がった。
「あ……もしかしてあの時、キスしようとしてた……?」
「あ、当たり前だ!! 彼女とふたりきりなんだからキスくらいしたくなるだろ!! なのに毎回サッと避けやがって……俺がどれだけ『あれ? 俺の口臭いのか……?』って影で落ち込んだと思ってんだよ!!」
「うわあああごめん!! そこまで考えてなかったの!!」
顔を真っ赤にして叫ぶライナーと、納得と申し訳なさで頭を抱えるなまえ。
「じゃあ何だ……? あの時の手繋ぎも、肩抱いたのも、全部なまえにとっては『幼なじみスキンシップ』だったってことか……?」
「う、うん……ライナー、仲直りできてテンション上がって距離感バグっちゃったのかなって思ってた……」
「バグってたのはお前の認識だろ!!!」
ライナーはガシガシと自分の頭を掻きむしり、大きな体躯を折り曲げて膝に手をついた。この一ヶ月間、「彼女とラブラブな俺」を噛み締めて浮かれていた自分が急激に恥ずかしくなってきたらしい。
「……嘘だろ……俺の甘酸っぱい一ヶ月を返せよ……」
「ご、ごめんって……!」
「……で?」
がっくりと肩を落としていたライナーが、低い声で呟きながら、ゆっくりと顔を上げた。その目はどこか必死で、じっとなまえを見つめている。
「……じゃあ、今から付き合えよ」
「えっ」
「『付き合おう』って言われてないからノーカウントだっていうなら、今言う! 俺と付き合え! もう幼なじみには戻らない!!」
真っ赤な顔のまま、大きな手でぐっとなまえの手を握りしめてくるライナー。
振り出しに戻ったどころか、逃げ場を完全に塞がれたなまえは、あまりの気迫にただただ真っ赤になって頷くことしかできなかった。
4/4ページ
