序章③
名前変換はこちら
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
副長・紗己ちゃん観察生活○日目――
一体何が起こったんだ?
仕事のために屯所を空けたのはたったの一日。それなのに、今日戻ってみたら副長と紗己ちゃんの様子がおかしい。
とても仲睦まじいのだ。おかしい、おかしすぎる。
一昨日の夜、確かに彼女は泣いていた。あの男に泣かされた。そして若干怒ってたはずだ。そうでなきゃ、俺にあんな伝言頼むはずがない。
副長の方は怒ってるって感じではなかったが、あの人がそう間単に自分から折れるとは思えない。
だとしたら、彼女の方から謝ったのか?
まあ・・・それが妥当だろうが、俺はそんなことだけじゃ、今日の二人の様子に納得は出来ない。
俺が今日観察をしている間、二人は一言も会話を交わしてなかったのだ。
なのに、どうしてこんなにも仲がよろしく映るのか――。
目と目で会話してんじゃねーよっ!! しかも副長、アンタ目で追いすぎだから!
どうしたらそんな、生まれたての子猫を見るような目で見れちゃうの!?
監察の仕事はこう見えて結構な激務で、俺は疲れた身体と心を癒しに屯所に戻ってきたわけで。
だからここにいる間は、せめて帰ってすぐくらいはのんびりしたいわけで。
なのに・・・なんか腹立つんですけど!
いや、これもお門違いだとは分かってるけど・・・それでもなんか腹立つ!!
なんだよもう、うまくいってんじゃねーか。俺、間に入る必要なかったんじゃね?
元はといえば、あんな現場を目撃したから、二人が付き合ってるのか確証を得るためにこうして観察を始めたんだ。
けど、もういーよもういいわ。付き合ってんだろ、こいつら?
うまくいってんならそれでいーや、もうこんなんやってらんねえ。
もう止めだ、二人の観察は今日で終いだ。この記録簿も、これ以降白紙が続くだろう――。
○月○日――
紗己ちゃんの体に異変あり。
一体何が起こったんだ?
仕事のために屯所を空けたのはたったの一日。それなのに、今日戻ってみたら副長と紗己ちゃんの様子がおかしい。
とても仲睦まじいのだ。おかしい、おかしすぎる。
一昨日の夜、確かに彼女は泣いていた。あの男に泣かされた。そして若干怒ってたはずだ。そうでなきゃ、俺にあんな伝言頼むはずがない。
副長の方は怒ってるって感じではなかったが、あの人がそう間単に自分から折れるとは思えない。
だとしたら、彼女の方から謝ったのか?
まあ・・・それが妥当だろうが、俺はそんなことだけじゃ、今日の二人の様子に納得は出来ない。
俺が今日観察をしている間、二人は一言も会話を交わしてなかったのだ。
なのに、どうしてこんなにも仲がよろしく映るのか――。
目と目で会話してんじゃねーよっ!! しかも副長、アンタ目で追いすぎだから!
どうしたらそんな、生まれたての子猫を見るような目で見れちゃうの!?
監察の仕事はこう見えて結構な激務で、俺は疲れた身体と心を癒しに屯所に戻ってきたわけで。
だからここにいる間は、せめて帰ってすぐくらいはのんびりしたいわけで。
なのに・・・なんか腹立つんですけど!
いや、これもお門違いだとは分かってるけど・・・それでもなんか腹立つ!!
なんだよもう、うまくいってんじゃねーか。俺、間に入る必要なかったんじゃね?
元はといえば、あんな現場を目撃したから、二人が付き合ってるのか確証を得るためにこうして観察を始めたんだ。
けど、もういーよもういいわ。付き合ってんだろ、こいつら?
うまくいってんならそれでいーや、もうこんなんやってらんねえ。
もう止めだ、二人の観察は今日で終いだ。この記録簿も、これ以降白紙が続くだろう――。
○月○日――
紗己ちゃんの体に異変あり。