ごめん寝シリーズ
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【イリーナver】
私は今とんでもなく落ち込んでます。
任務に失敗してめちゃくちゃ怒られました。
何で先輩達みたいにスマートにカッコよく任務完了、って出来ないんだろ。
あーあ、流石に凹む。情けなくて消えちゃいたい。
あ、涙出てきた…どうしよ。もういいや、今誰もいないし泣いちゃおう。
泣いてスッキリしたら、また頑張ろう。
***
「イリーナ?こんなとこで寝てると主任に怒られちゃうよ?」
とても優しくて聞き心地の良い声に呼ばれて、私はゆっくり目を開いた。
いつの間に寝てたのか。顔を上げるとそこには優しくて大好きな先輩の顔。
「こんなに丸まって…寒いの?風邪ひくよ?」
「あれぇ…せんぱぁい?何で私んちにいるんですかぁ…?」
「ふふ、イリーナったら寝ぼけて。ここはオフィスだよ?」
そう言われて辺りを見回すと確かにここは見慣れたオフィスの中。
「見つけたのが私で良かったね」
もし主任に見つかっていたらどうなっていたんだろう、考えただけでゾッとする。
目の前で優しく微笑む先輩が輝く天使に見えて拝みたくなった。
「うわぁぁ先輩すみません~!!」
「大丈夫、疲れてたんだよ。ま、私も人のこと言えないし…ね」
何が?と聞いたら軽くはぐらかされてしまった。
首を傾げていると、先輩がポンと手を叩いて明るく声を上げる。
「そうだ!最近頑張ってるイリーナに、先輩がパンケーキ奢ってあげよう!」
「え!まさか、こないだ新しくできたとこですか?!」
「そう!一度行ってみたかったの、次の休み一緒に行きましょう?」
「やった!行きます行きますー!」
さっきまでの憂鬱気分はどこへ行ったのやら、嬉しさ全開で飛び跳ねてると、
先輩はまた優しく微笑んだ。
「だから、元気出してね、イリーナ」
きっと、最初っからミスして怒られた私を励まそうとして来てくれたんだろう。
ほんとに、何でもお見通しな先輩には敵わないなぁ。
レノ先輩たちには悪いけど、次の休みは私が先輩を独り占めさせてもらいます!
よろしくお願いします!先輩!
ちゃんちゃん