ごめん寝シリーズ
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【ルードver】
私は今とんでもなく落ち込んでます。
任務に失敗してめちゃくちゃ怒られました。
何で先輩達みたいにスマートにカッコよく任務完了、って出来ないんだろ。
あーあ、流石に凹む。情けなくて消えちゃいたい。
あ、涙出てきた…どうしよ。もういいや、今誰もいないし泣いちゃおう。
泣いてスッキリしたら、また頑張ろう。
***
「んん…」
いつの間にか寝てしまってたようだ。
勤務中に居眠りしちゃうとか、見つかったらまた怒られる…!
慌てて飛び起きると、肩から何かがパサリと落ちた。
スーツのジャケット…?あれ、私は着たままだし、誰のだろう。
少し大きめのそれをまじまじと見つめていると、隣に気配を感じた。
「…ルード先輩?」
サングラス常備のいつも寡黙な大先輩が黙って隣にいるから固まってしまった。
でもあれ、先輩ジャケット着てない…まさか。
「先輩がかけてくれたんですか?」
「…寒そうに丸くなってたぞ」
「あ、ありがとうございます…」
ジャケットからは微かにタバコの香り。
それはまるで先輩の香りを感じてるようで少し照れくさい。
先輩はクイ、とサングラスを押し上げ、コホンと咳払いをした。
「…もうすぐレノが帰ってくる」
「…はい?」
「その後、飲みに行くか」
珍しい、先輩から誘ってくれるなんて。
あ、もしかして、もしかして?
「…元気付けようとしてくれてます?」
「泣き跡を見せられたら誰だって放っておけないだろう」
ほんとに、無愛想なくせにこの人は。
先輩の優しさが身に染みて自然と笑ってしまった。
「先輩の奢りですか?」
「そうだな、飲みすぎるなよ」
「まさか!レノ先輩じゃあるまいし!」
いい先輩に恵まれて、私は幸せだなぁ。
ちゃんちゃん。