ごめん寝シリーズ
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【ザックスver】
私は今とんでもなく落ち込んでます。
任務に失敗してめちゃくちゃ怒られました。
何で先輩達みたいにスマートにカッコよく任務完了、って出来ないんだろ。
あーあ、流石に凹む。情けなくて消えちゃいたい。
あ、涙出てきた…どうしよ。もういいや、今誰もいないし泣いちゃおう。
泣いてスッキリしたら、また頑張ろう。
***
とても心地よい感覚。温かい毛布の中で誰かに優しく頭を撫でられて、猫にでもなったかのような。
ずっとこうしてたいなぁ、なんて思いは裏腹に意識は現実に戻された。
「んん…」
「あ、起きた」
ぼんやり目を開ければ目の前にはつんつんの黒髪の青年がまじまじとこっちを見ていた。
「…あれ?ザックス…?」
「こんなとこで寝てたら風邪ひくぞー?」
よしよし、と頭を撫でながら軽快な口調でザックスは話す。
あれ、この感触、夢で感じたのと似ているような…。
「もしかしてずっと頭、撫でてくれてた?」
「あぁ、なんか泣きながら寝てるし、放っておけなくてさ」
大丈夫か?と聞かれ、うん、と答えたら彼は二カリと満足げに笑った。
真剣に心配してくれてる彼の気持ちが嬉しくて心が温かくなっていく。
「ありがと、ザックス」
「ぜーんぜん!困ってたらいつでも相談乗るからな!」
この人は、どこまでも明るくて、太陽のような人だ。
さっきまでの私の憂鬱な気持ちを簡単に取り除いて、自然に元気にさせてくれる。
これからも彼の存在に救われる人は沢山いるんだろうな、と微笑ましく彼を見つめた。
「それにしても、黒い服ですげー丸くなってるから、一瞬モンスターかと思ったぜー!」
「…も、もんすたー?!それは傷つく!!」
「あ、ごめん!」
たまに、素直さがすぎて失礼な所もあるけど!
それも彼の憎めないところ、ということで。
ちゃんちゃん