世界観

【南の島ナチュラリアン】

分断前から軍事設備が多く備わっており、避難所としても使われていた。分断される時も多くの住民達がこの島に避難していた為、一つの島だった時代の頃からの生き残りが多い。また4つの島の中では一番自然に溢れており、農村が多く見られる。それが理由なのかは定かではないが、この島に住む有力貴族達は農業に関する知識に長ける者が多い。この島全体の治安維持活動は防衛局ピュアリティ・クラウン支部の局員達とハーヴェスの自警団が行っている為、傭兵や冒険家達の姿はあまり見られない(あるとしても、薬や食料の購入か気分転換としての森林浴くらいかと思われる)。


《ハーヴェス》…島の東側に位置する街ではあるが、田んぼや畑が多く見られる。ナチュラリアンの中では一番大きく、この街に住む住民達のほとんどが家庭菜園を通じて自給自足の生活を送っている事から“農耕都市”と呼ばれている。

☆ピュアリティ・クラウン支部…街の中央辺りの地下に存在する防衛局。本部と違って支部の場所が明かされている理由は、支部長とハーヴェスを統べる有力貴族とは強い信頼関係を築いており、局長のリコリスもそれを理解して支部の位置を公にする事を許可したからである。

☆青果流通センター…街の中央辺り、ピュアリティ・クラウン支部の隣に位置する巨大な青果市場。表面上ではこの島で生産された農作物が販売されている他、他の島の貴族と他国や異世界からのバイヤーによる取引も行われている。その裏では、ピュアリティ・クラウン支部との協力で非常事態の備えとして大量の保存食が管理されている。
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