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ゲーラとメイスと私は、マッドバーニッシュの幹部であり、公私ともに仲良くさせてもらっている。
パワーのゲーラ。スピードのメイス。トラップの私。役割分担は、そんな感じだ。
私たちは、ボスに全幅の信頼を寄せている。
それに、私は、ふたりのことを信頼しているし、ふたりも私を信頼してくれている。それが、とても心地好い。良好な関係を築けていると言えるだろう。
私たちの間に隠し事はない。そう思っていた。
しかし、偶然にも私は、見てしまったのだ。ゲーラがメイスにキスをする瞬間を。それは、深い愛情が込められたものだった。長いキスが終わった後に、お互いを見つめ合うふたりの目は情熱で燃えているように思える。
まさか、ふたりが恋人同士だったなんて、私は考えたこともなかった。
それは、なんて素敵なことなのだろう。
大好きなふたりには、愛し合う人がいて、それは私の大好きな人なのだ。素晴らしい現実に、私は嬉しくなった。
けれど、ひとつ解せないことがある。
「ゲーラとメイスって付き合ってたの?! なんで私に黙ってたワケ?!」
思わず、声を荒げてしまう私。
すると、ふたりは一瞬顔を見合わせてから、私に向き直る。
「別に、隠してたワケじゃねぇよ」
「ああ、特に報告するようなことじゃないと————」
「いやいやいや! 私が世界で一番祝福するってーの! なんなら、今からパーティータイムだっつーの! おめでとう! おめでとう!!」
私は、ゲーラとメイスに、精一杯の祝福の言葉と拍手を贈る。
ふたりは、少し照れ臭そうに笑った。
「私は、ふたりが大好きだよ! おめでとう!」
「分かった! もう分かったから!」
「もう充分だ」
「まだまだ全然足りないよ! 炎から灰に、灰から土になるまで、末長くお幸せに!」
私がそう言った後に、ふたりはそっと手を繋ぎ、お互いを見つめ合い、軽く口付けを交わす。
私は、ふたりの幸せな様子から、幸福をお裾分けしてもらったような気持ちになった。
ゲーラとメイス、彼らに幸あれ!
パワーのゲーラ。スピードのメイス。トラップの私。役割分担は、そんな感じだ。
私たちは、ボスに全幅の信頼を寄せている。
それに、私は、ふたりのことを信頼しているし、ふたりも私を信頼してくれている。それが、とても心地好い。良好な関係を築けていると言えるだろう。
私たちの間に隠し事はない。そう思っていた。
しかし、偶然にも私は、見てしまったのだ。ゲーラがメイスにキスをする瞬間を。それは、深い愛情が込められたものだった。長いキスが終わった後に、お互いを見つめ合うふたりの目は情熱で燃えているように思える。
まさか、ふたりが恋人同士だったなんて、私は考えたこともなかった。
それは、なんて素敵なことなのだろう。
大好きなふたりには、愛し合う人がいて、それは私の大好きな人なのだ。素晴らしい現実に、私は嬉しくなった。
けれど、ひとつ解せないことがある。
「ゲーラとメイスって付き合ってたの?! なんで私に黙ってたワケ?!」
思わず、声を荒げてしまう私。
すると、ふたりは一瞬顔を見合わせてから、私に向き直る。
「別に、隠してたワケじゃねぇよ」
「ああ、特に報告するようなことじゃないと————」
「いやいやいや! 私が世界で一番祝福するってーの! なんなら、今からパーティータイムだっつーの! おめでとう! おめでとう!!」
私は、ゲーラとメイスに、精一杯の祝福の言葉と拍手を贈る。
ふたりは、少し照れ臭そうに笑った。
「私は、ふたりが大好きだよ! おめでとう!」
「分かった! もう分かったから!」
「もう充分だ」
「まだまだ全然足りないよ! 炎から灰に、灰から土になるまで、末長くお幸せに!」
私がそう言った後に、ふたりはそっと手を繋ぎ、お互いを見つめ合い、軽く口付けを交わす。
私は、ふたりの幸せな様子から、幸福をお裾分けしてもらったような気持ちになった。
ゲーラとメイス、彼らに幸あれ!