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メローネとギアッチョが、言い争いをしている。
ヴァレリーだか、ヴァネッサだかいう女について。その女は、ふたりと同時に付き合っていたらしい。つまりは、二股。それが火種となって、ふたりの仲に亀裂が入りそうになっているのだ。
俺から言わせれば、「ふたりとも女のシュミが悪い」で終わる話だが。
メローネとギアッチョは、「あいつは自分の女だ」という主張を譲らない。
おいおい、どれだけイイ女なんだよ。その女、俺にも紹介してくれないか?
恋人にするのは勘弁だが、一夜を共にするには良い相手かもしれないな?
俺は、全くの他人事である喧嘩のようすを、暇潰しとして眺めていた。
しかし。
「おい、お前はどう思うんだよ? ナマエ」
「ナマエ、君は、オレの味方だろう?」
ギアッチョとメローネ、それぞれに意見を求められてしまった。
さて、どうしようかな。
「俺は、俺がその女にふさわしいと思うね。性悪な女も、たまにはいい」
これで、ふたりの喧嘩に俺も加わり、三竦みになった。
東洋で言うと、三國志みたいな感じ?
面白半分で言い争いに混ざった俺を、ふたりは呆気にとられた様子で見ている。
「………………」
「君って奴は、実に嫌な男だな」
閉口するギアッチョ。嫌味を言うメローネ。
ニヤニヤとした笑いを抑えられない俺。
ふたりとも、俺が暇潰しのためなら、いらぬ喧嘩をすることも辞さない男だということを、よく分かっているのだ。
メローネとギアッチョは、興ざめしたかのように、お互いを見つめた後に、俺を同時に睨み付ける。
「もう争いはおしまいか? もっと見物させてくれよ」
「見物ってのはよォ、リングの中でするもんじゃあないんだよなァ」
ギアッチョが俺に文句を言った。
隣にいるメローネも、うんうんと頷いている。
仲良いな、お前ら。
「俺の喧嘩の仲裁が成功したようで、何よりだよ」
俺は、いけしゃあしゃあと言った。
今度は、ふたりとも呆れて閉口している。
「全く。ナマエのせいで、女のことなんて、どうでもよくなってきたな」
「そうだな。ロクな女じゃねーしな」
仲良きことは美しきかな。
ヴァレリーだか、ヴァネッサだかいう女について。その女は、ふたりと同時に付き合っていたらしい。つまりは、二股。それが火種となって、ふたりの仲に亀裂が入りそうになっているのだ。
俺から言わせれば、「ふたりとも女のシュミが悪い」で終わる話だが。
メローネとギアッチョは、「あいつは自分の女だ」という主張を譲らない。
おいおい、どれだけイイ女なんだよ。その女、俺にも紹介してくれないか?
恋人にするのは勘弁だが、一夜を共にするには良い相手かもしれないな?
俺は、全くの他人事である喧嘩のようすを、暇潰しとして眺めていた。
しかし。
「おい、お前はどう思うんだよ? ナマエ」
「ナマエ、君は、オレの味方だろう?」
ギアッチョとメローネ、それぞれに意見を求められてしまった。
さて、どうしようかな。
「俺は、俺がその女にふさわしいと思うね。性悪な女も、たまにはいい」
これで、ふたりの喧嘩に俺も加わり、三竦みになった。
東洋で言うと、三國志みたいな感じ?
面白半分で言い争いに混ざった俺を、ふたりは呆気にとられた様子で見ている。
「………………」
「君って奴は、実に嫌な男だな」
閉口するギアッチョ。嫌味を言うメローネ。
ニヤニヤとした笑いを抑えられない俺。
ふたりとも、俺が暇潰しのためなら、いらぬ喧嘩をすることも辞さない男だということを、よく分かっているのだ。
メローネとギアッチョは、興ざめしたかのように、お互いを見つめた後に、俺を同時に睨み付ける。
「もう争いはおしまいか? もっと見物させてくれよ」
「見物ってのはよォ、リングの中でするもんじゃあないんだよなァ」
ギアッチョが俺に文句を言った。
隣にいるメローネも、うんうんと頷いている。
仲良いな、お前ら。
「俺の喧嘩の仲裁が成功したようで、何よりだよ」
俺は、いけしゃあしゃあと言った。
今度は、ふたりとも呆れて閉口している。
「全く。ナマエのせいで、女のことなんて、どうでもよくなってきたな」
「そうだな。ロクな女じゃねーしな」
仲良きことは美しきかな。