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友達の仙崎恵磨が、アイドルになった。
「アタシみたいのがアイドルなんてさ、びっくりしたでしょ!」
「いや、びっくりはしたけど……恵磨は、なんていうのかな、華があるからさぁ…………」
「うそっ!?」
「ほんと」
恵磨は、黒髪が綺麗な清純派お嬢様みたいな子が、アイドルに向いているのだと思っていたらしい。
私は黒髪ロングだが、ゴリゴリにピアスをつけているし、唇とネイルは真っ黒。服装はパンキッシュ。
そんな私がアイドルにスカウトされたら、恵磨と同じような反応になるかもしれない。
深夜のカラオケボックスで、そんなことを考えた。
「私、アンタのこと全力で推すからね」
「ありがと! さっすが親友!」
親友。大好きな親友に、私は複雑な想いを抱いている。
実は、私は恋愛的な意味でも恵磨が好きなのだ。彼女が遠くに行ってしまうような気がして、素直に応援出来ない気持ちもある。
だけど私は、恵磨の親友であることも真実だ。
だから、そうか。私は、あることを思い付く。
「私も、恵磨とアイドルやりたいなー」
「マジ!? プロデューサーに会ってみる?!」
「こういうのって自分から行くのありなの?」
「ありあり!!」
「そっか。じゃあ私、アイドルやるわ」
そうして私は、彼女に誘われるままにプロデューサーに会い、幸運なことにアイドルになり、恵磨とパンキッシュなアイドルユニットを組んでデビューした。
恵磨のパワフルな歌声と、私の囁くような、呪いをかけているかのような歌声が、なんとも言い難いハーモニーを奏でる。
まだまだトップアイドルとはいかないが、恵磨がトップを目指すというのなら、私はその手助けをしたい。
そう思っていた。
しかし、私の中には、ある新たな感情が芽生えてきたのである。
恵磨に負けたくない。歌やパフォーマンスでも、なんでも。
恵磨は私の親友で、片想いの相手で、ライバルになった。
これからも切磋琢磨していけたなら、私たちは、どこまでも行ける。そんな風に思った。
「アタシみたいのがアイドルなんてさ、びっくりしたでしょ!」
「いや、びっくりはしたけど……恵磨は、なんていうのかな、華があるからさぁ…………」
「うそっ!?」
「ほんと」
恵磨は、黒髪が綺麗な清純派お嬢様みたいな子が、アイドルに向いているのだと思っていたらしい。
私は黒髪ロングだが、ゴリゴリにピアスをつけているし、唇とネイルは真っ黒。服装はパンキッシュ。
そんな私がアイドルにスカウトされたら、恵磨と同じような反応になるかもしれない。
深夜のカラオケボックスで、そんなことを考えた。
「私、アンタのこと全力で推すからね」
「ありがと! さっすが親友!」
親友。大好きな親友に、私は複雑な想いを抱いている。
実は、私は恋愛的な意味でも恵磨が好きなのだ。彼女が遠くに行ってしまうような気がして、素直に応援出来ない気持ちもある。
だけど私は、恵磨の親友であることも真実だ。
だから、そうか。私は、あることを思い付く。
「私も、恵磨とアイドルやりたいなー」
「マジ!? プロデューサーに会ってみる?!」
「こういうのって自分から行くのありなの?」
「ありあり!!」
「そっか。じゃあ私、アイドルやるわ」
そうして私は、彼女に誘われるままにプロデューサーに会い、幸運なことにアイドルになり、恵磨とパンキッシュなアイドルユニットを組んでデビューした。
恵磨のパワフルな歌声と、私の囁くような、呪いをかけているかのような歌声が、なんとも言い難いハーモニーを奏でる。
まだまだトップアイドルとはいかないが、恵磨がトップを目指すというのなら、私はその手助けをしたい。
そう思っていた。
しかし、私の中には、ある新たな感情が芽生えてきたのである。
恵磨に負けたくない。歌やパフォーマンスでも、なんでも。
恵磨は私の親友で、片想いの相手で、ライバルになった。
これからも切磋琢磨していけたなら、私たちは、どこまでも行ける。そんな風に思った。