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コズミックが炎上した。スバルが、ファンの女たちを食いまくっていたのだという。
そのまま、焼失してしまえばいいのに。
ナマエは、コズミックの死を願う。
ギンガもスバルもコスモも嫌いだ。劍隆文だけ残ればいいのに。全て灰になって、その灰の中から隆文だけを取り戻せたならいいのに。
ナマエは、呪うように恋をしている。
ギンガもファンの女と関係を持ったことがあるのだろうか? 自分もファンの女だったら良かったのだろうか? そうしたら愛された?
ナマエの頭の中が、嫌な考えで埋め尽くされる。
「死んじまえ…………」
思わず、口から漏れた言葉は、自身への呪詛だった。
「…………はは」
恋の呪いに絡めとられているのは、自分の方じゃないかと、力なく乾いた笑いを漏らす。呪いを解く方法は、分からない。
その後、コズミックのチャンネルに謝罪動画がアップされた。隆文のスーツ姿は初めて見るな、と新鮮さに少し喜んでいる自分に腹が立つ。
ああ、これからもコズミックは続いていくんだな。ナマエは、諦観した。
ネット炎上の賞味期限は、驚くほど短い。この程度のことでは、コズミックに致命傷を与えることは出来ないだろう。
「隆文…………」
ナマエは、愛しくて憎らしい名前を口にした。
彼を手に入れるには、自分はどうすればいい? 隆文を殺して、自分も死ぬか?
隆文と共に生きられないのなら、せめて一緒に死んでしまいたい。
そんなことしか思い付かない自分に、嫌気が差す。
コズミックに、メスを入れて臓器を摘出するように解体して、劍隆文を取り出したいだけだというのに、それは叶わないのだろう。
やはり、この恋は呪いだ。自分は呪われている。
粘性を持ったドロドロとした黒い液体が、自分の足元にまとわり付いている心地だ。それは、やがて全身を舐めるように覆い尽くして、ナマエは普通から更に逸脱してしまうのだ。
その時に自分は、彼に何をするのだろう?
ナマエは、自身が化物じみた何かへと変貌してしまうのではないかと恐れた。
そのまま、焼失してしまえばいいのに。
ナマエは、コズミックの死を願う。
ギンガもスバルもコスモも嫌いだ。劍隆文だけ残ればいいのに。全て灰になって、その灰の中から隆文だけを取り戻せたならいいのに。
ナマエは、呪うように恋をしている。
ギンガもファンの女と関係を持ったことがあるのだろうか? 自分もファンの女だったら良かったのだろうか? そうしたら愛された?
ナマエの頭の中が、嫌な考えで埋め尽くされる。
「死んじまえ…………」
思わず、口から漏れた言葉は、自身への呪詛だった。
「…………はは」
恋の呪いに絡めとられているのは、自分の方じゃないかと、力なく乾いた笑いを漏らす。呪いを解く方法は、分からない。
その後、コズミックのチャンネルに謝罪動画がアップされた。隆文のスーツ姿は初めて見るな、と新鮮さに少し喜んでいる自分に腹が立つ。
ああ、これからもコズミックは続いていくんだな。ナマエは、諦観した。
ネット炎上の賞味期限は、驚くほど短い。この程度のことでは、コズミックに致命傷を与えることは出来ないだろう。
「隆文…………」
ナマエは、愛しくて憎らしい名前を口にした。
彼を手に入れるには、自分はどうすればいい? 隆文を殺して、自分も死ぬか?
隆文と共に生きられないのなら、せめて一緒に死んでしまいたい。
そんなことしか思い付かない自分に、嫌気が差す。
コズミックに、メスを入れて臓器を摘出するように解体して、劍隆文を取り出したいだけだというのに、それは叶わないのだろう。
やはり、この恋は呪いだ。自分は呪われている。
粘性を持ったドロドロとした黒い液体が、自分の足元にまとわり付いている心地だ。それは、やがて全身を舐めるように覆い尽くして、ナマエは普通から更に逸脱してしまうのだ。
その時に自分は、彼に何をするのだろう?
ナマエは、自身が化物じみた何かへと変貌してしまうのではないかと恐れた。