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あの子は、とってもかわいい。それに、まじめで、成績がよくて、がんばり屋さんだ。
ぼくは、クラスメイトの福山舞ちゃんのことが好き。大好き。
そのことは誰にもナイショだけど。
ある日、彼女はアイドルになった。
ぼくが知ってる紺色のスクール水着じゃなくて、カラフルでひらひらしている、かわいい水着を仕事で着ていたのを見た時、なんだか舞ちゃんを遠くに感じた。
そして彼女は、時にはプリンセスになったり、魔女っ娘になったり、森のこびとになったり、オトナな案内人になったりもする。
そんな舞ちゃんを見るたび、ぼくはなんだか悲しくなった。
色んな姿のかわいい舞ちゃんを見れる喜びと、舞ちゃんを身近に感じられない悲しみが、ぼくの中でせめぎ合う。
そんな日々を送っていたぼくだけど、やっぱり、舞ちゃんを好きであることはやめられなかった。苦しい。辛い。そんな気持ちと、うれしい。大好き。という気持ちを全部かかえたまま、ぼくは小学校へと通い続ける。
今日も、ぼくの好きな色のランドセルを背負って、学校へ向かって歩いて行く。
そして小学校について、昇降口でクツから上ばきにはき変えてから、教室に向かう。
今日は、舞ちゃんが学校に来ていた。ぼくは、やっぱり舞ちゃんのことが好きだなぁ、と思う。
「おはよう!」
「おはよう、舞ちゃん」
元気に朝のあいさつをされて、あいさつを返すぼく。うまく笑えてるといいんだけど。
「算数の宿題できた?」
「うん。ちょっとむずかしかったけど、できたよ」
ふつうの小学生らしい会話を彼女とすると、ぼくは安心する。ぼくの知らないところでアイドルをしている子じゃなくて、クラスメイトの福山舞ちゃんだって。
でも、ぼくは想像してしまう。舞ちゃんを好きなのは、ぼくだけじゃないんだって。日本中、もしかしたら世界中に、たくさんいるんだってことを。
そのことを考えてしまい、ぼくの表情が暗くなったのだろう。
「どうしたの? 具合悪い? 保健室に行く?」
「いや、なんでもないよ」
舞ちゃんは、やさしい。こんなぼくを心配してくれてる。でも、君がそんなに心配することはないんだよ。
ぼくはただ、君に恋してるだけだから。
ぼくは、クラスメイトの福山舞ちゃんのことが好き。大好き。
そのことは誰にもナイショだけど。
ある日、彼女はアイドルになった。
ぼくが知ってる紺色のスクール水着じゃなくて、カラフルでひらひらしている、かわいい水着を仕事で着ていたのを見た時、なんだか舞ちゃんを遠くに感じた。
そして彼女は、時にはプリンセスになったり、魔女っ娘になったり、森のこびとになったり、オトナな案内人になったりもする。
そんな舞ちゃんを見るたび、ぼくはなんだか悲しくなった。
色んな姿のかわいい舞ちゃんを見れる喜びと、舞ちゃんを身近に感じられない悲しみが、ぼくの中でせめぎ合う。
そんな日々を送っていたぼくだけど、やっぱり、舞ちゃんを好きであることはやめられなかった。苦しい。辛い。そんな気持ちと、うれしい。大好き。という気持ちを全部かかえたまま、ぼくは小学校へと通い続ける。
今日も、ぼくの好きな色のランドセルを背負って、学校へ向かって歩いて行く。
そして小学校について、昇降口でクツから上ばきにはき変えてから、教室に向かう。
今日は、舞ちゃんが学校に来ていた。ぼくは、やっぱり舞ちゃんのことが好きだなぁ、と思う。
「おはよう!」
「おはよう、舞ちゃん」
元気に朝のあいさつをされて、あいさつを返すぼく。うまく笑えてるといいんだけど。
「算数の宿題できた?」
「うん。ちょっとむずかしかったけど、できたよ」
ふつうの小学生らしい会話を彼女とすると、ぼくは安心する。ぼくの知らないところでアイドルをしている子じゃなくて、クラスメイトの福山舞ちゃんだって。
でも、ぼくは想像してしまう。舞ちゃんを好きなのは、ぼくだけじゃないんだって。日本中、もしかしたら世界中に、たくさんいるんだってことを。
そのことを考えてしまい、ぼくの表情が暗くなったのだろう。
「どうしたの? 具合悪い? 保健室に行く?」
「いや、なんでもないよ」
舞ちゃんは、やさしい。こんなぼくを心配してくれてる。でも、君がそんなに心配することはないんだよ。
ぼくはただ、君に恋してるだけだから。