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美しい金糸のような長い髪に、丸眼鏡の奥には青く輝く宝石のような目を持つ君。頭にはシルクハット、首元にはジャボ。ここまでは優雅な姿なのだが。
だが、シルクハットの周りに浮かぶモンスターボールと短パンのユニフォームが、彼の印象をトンチキなものにしている。
そんな彼、セイボリーは俺の恋人である。
偶然にもヨロイ島で再会した俺たちは、お互いの想いを告げて、晴れて恋人同士になった。
「愛してますよ」
「俺も愛してるよ、セイボリー」
彼とベッドを共にし、そんな睦言を交わすようにもなった。ふたりで体を重ね、気持ち良くなれることは至上の悦びである。
しかし、セイボリーとの初夜は酷いものだった。
「ワ、ワタクシ、やはりまだ心の準備が……!」
「うわーっ!」
素っ裸のセイボリーのテレキネシスで中に浮かされる、同じく素っ裸の俺。
いや、コントか何かか?
そんなこんなで、初夜は失敗に終わったのである。
まあ、それも今となっては良い思い出だ。
現在、俺とセイボリーはアラベスクタウンに旅行に来ている。
ルミナスメイズの森を通り、巨木の下にある町、アラベスクタウン。多数の光るキノコが生えており、幻想的な雰囲気を醸し出している。
「なかなかエレガントな町ですね」
「ああ、綺麗だなぁ」
ユニフォームではなく、旅装に着替えたセイボリーと、彼の瞳の色によく似た光を放つキノコ。絵になる光景だ。
俺は、上着のポケットからスマホロトムを取り出し、写真を撮る。
「おや。せっかくですから、ふたりで撮りましょうよ」
「そうだな」
ふたり並んで、旅の思い出を切り取った。それは、恋人の距離感で。とても幸せなことだ。
「じゃあ、さっそく行きますか!」
「ええ!」
俺たちは、生粋のポケモントレーナーなのである。つまり、最初に向かうところは、当然アラベスクスタジアムだ。
ふたりでスタジアムへ入り、ポケモンバトルを観戦する。
ジムリーダーのビートは、元々はエスパーポケモン使いだったのだという。それが、今ではすっかりフェアリージムのトレーナーだ。
トレーナー人生、何が起こるか分からないものだな、と隣のエスパーポケモン使いを見ながら思う。
だが、シルクハットの周りに浮かぶモンスターボールと短パンのユニフォームが、彼の印象をトンチキなものにしている。
そんな彼、セイボリーは俺の恋人である。
偶然にもヨロイ島で再会した俺たちは、お互いの想いを告げて、晴れて恋人同士になった。
「愛してますよ」
「俺も愛してるよ、セイボリー」
彼とベッドを共にし、そんな睦言を交わすようにもなった。ふたりで体を重ね、気持ち良くなれることは至上の悦びである。
しかし、セイボリーとの初夜は酷いものだった。
「ワ、ワタクシ、やはりまだ心の準備が……!」
「うわーっ!」
素っ裸のセイボリーのテレキネシスで中に浮かされる、同じく素っ裸の俺。
いや、コントか何かか?
そんなこんなで、初夜は失敗に終わったのである。
まあ、それも今となっては良い思い出だ。
現在、俺とセイボリーはアラベスクタウンに旅行に来ている。
ルミナスメイズの森を通り、巨木の下にある町、アラベスクタウン。多数の光るキノコが生えており、幻想的な雰囲気を醸し出している。
「なかなかエレガントな町ですね」
「ああ、綺麗だなぁ」
ユニフォームではなく、旅装に着替えたセイボリーと、彼の瞳の色によく似た光を放つキノコ。絵になる光景だ。
俺は、上着のポケットからスマホロトムを取り出し、写真を撮る。
「おや。せっかくですから、ふたりで撮りましょうよ」
「そうだな」
ふたり並んで、旅の思い出を切り取った。それは、恋人の距離感で。とても幸せなことだ。
「じゃあ、さっそく行きますか!」
「ええ!」
俺たちは、生粋のポケモントレーナーなのである。つまり、最初に向かうところは、当然アラベスクスタジアムだ。
ふたりでスタジアムへ入り、ポケモンバトルを観戦する。
ジムリーダーのビートは、元々はエスパーポケモン使いだったのだという。それが、今ではすっかりフェアリージムのトレーナーだ。
トレーナー人生、何が起こるか分からないものだな、と隣のエスパーポケモン使いを見ながら思う。