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ハルメアス・モラの領域、アポクリファへ行きたい。デイドラロードの集めた無数の本の図書館へ。
私は、寝食を忘れて本を読むことに没頭するほどの読書家である。新しい知識を得ることが、何よりの喜びだ。
文章なら、なんでも読んできた。例えば、分厚い歴史書。例えば、子供向けの謎かけ絵本。重厚な戦記。料理のレシピ本。様々な種族の調査書。
そんな私には、喉から手が出るほど欲しい本がある。それは、ハルメアス・モラが作ったとされている黒の書だ。
私は黒の書を求めて、方々を旅している。
そして、今はウィンドヘルムの港からソルスセイム島へ向かっている途中だ。
船旅は好きである。寒風が吹き荒ぶのは困りものだが。
ソルスセイム島が近付くと、タムリエル最大の火山、レッドマウンテンからの火山灰が風に吹かれて降ってくる。私は、口元を布で覆った。この厳しい土地を、これから旅するのか。私は少し、先行きが不安になった。
これから本を探しに遺跡を巡ることになる。
そこで私は、傭兵を雇うことにした。彼と共に、まずは古代ノルドの遺跡に向かう。襲い来るドラウグルたちを、傭兵が両手斧で切り払って進んでいく。そして、やっとの思いで辿り着いた遺跡の最奥。
そこで待ち構えていたのは、遥か昔にドラゴンを崇めていた竜教団のドラゴンプリーストのアンデッドであった。
傭兵が闘っている隙に、私は台座の上に鎮座している黒の書らしき遺物を抱え、脇目も振らずに逃げ出す。
彼は、おそらく助からない。だが私は、ここで死ぬ訳にはいかないのだ。
遺跡から命からがら飛び出した私は、荒い呼吸を落ち着けるために深く息を吸い、吐いた。
呼吸を整えた後、私は念願の黒の書のページを捲った。
すると、緑色に輝く文字が伸びてくる。そして、それが私に絡みつき、触手となって本の中に引きずり込む。
気付いた時には、目の前に本の山が広がっていた。
アポクリファに違いない!
読んだことのない本。稀覯本。見たこともない文字で書かれた本。
私は早速、書物を読み耽ることにした。
例え、正気を失っても構わない。ああ、なんて幸福なのだろう!
私は、寝食を忘れて本を読むことに没頭するほどの読書家である。新しい知識を得ることが、何よりの喜びだ。
文章なら、なんでも読んできた。例えば、分厚い歴史書。例えば、子供向けの謎かけ絵本。重厚な戦記。料理のレシピ本。様々な種族の調査書。
そんな私には、喉から手が出るほど欲しい本がある。それは、ハルメアス・モラが作ったとされている黒の書だ。
私は黒の書を求めて、方々を旅している。
そして、今はウィンドヘルムの港からソルスセイム島へ向かっている途中だ。
船旅は好きである。寒風が吹き荒ぶのは困りものだが。
ソルスセイム島が近付くと、タムリエル最大の火山、レッドマウンテンからの火山灰が風に吹かれて降ってくる。私は、口元を布で覆った。この厳しい土地を、これから旅するのか。私は少し、先行きが不安になった。
これから本を探しに遺跡を巡ることになる。
そこで私は、傭兵を雇うことにした。彼と共に、まずは古代ノルドの遺跡に向かう。襲い来るドラウグルたちを、傭兵が両手斧で切り払って進んでいく。そして、やっとの思いで辿り着いた遺跡の最奥。
そこで待ち構えていたのは、遥か昔にドラゴンを崇めていた竜教団のドラゴンプリーストのアンデッドであった。
傭兵が闘っている隙に、私は台座の上に鎮座している黒の書らしき遺物を抱え、脇目も振らずに逃げ出す。
彼は、おそらく助からない。だが私は、ここで死ぬ訳にはいかないのだ。
遺跡から命からがら飛び出した私は、荒い呼吸を落ち着けるために深く息を吸い、吐いた。
呼吸を整えた後、私は念願の黒の書のページを捲った。
すると、緑色に輝く文字が伸びてくる。そして、それが私に絡みつき、触手となって本の中に引きずり込む。
気付いた時には、目の前に本の山が広がっていた。
アポクリファに違いない!
読んだことのない本。稀覯本。見たこともない文字で書かれた本。
私は早速、書物を読み耽ることにした。
例え、正気を失っても構わない。ああ、なんて幸福なのだろう!