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私たちは、舞台の上で殺し合いをしている。
「はぁッ!」
「くっ……」
私が剣で斬ろうとして、先輩はそれを避けた。
しかし、刃は先輩の肩口をかすめている。
傷から赤い血が流れ、その赤に興奮した観客たちが歓声を上げた。
「やるねぇ」
「私、本気ですから」
先輩は、不敵に笑っている。
「願いを叶えてもらうのは、私です。誰にも譲れません。たとえ、先輩でも」
「そう。こっちも、負けるつもりはないけど……!」
「……ッ!」
先輩の剣を、なんとか自分の剣で受け切った。
負けられない。負けられない!
「やぁッ!」
「ぐ……ッ!」
先輩は、私の剣を受けるが、肩口の傷のせいで弱っている。チャンスだ。
「うあぁあぁああッ!」
私は、叫ぶ。
剣を素早く引き、バランスを崩した先輩の胸に刃を刺した。
「あ…………」
先輩は目を見開き、膝をつく。
「私の勝ちですね」
私は、先輩を見下ろしながら言った。
「まいったな…………」
先輩は倒れて、床に血だまりが広がっていく。
「さようなら、先輩。また会いましょう」
先輩の返事はない。
私は、剣をおさめ、客席に向かって一礼した。
観客たちから、拍手が贈られる。
こうして、舞台の幕は降りた。
「お疲れ様。君の願いを叶えよう」
劇場支配人が私に呼びかける。
「この舞台の再演を」と、私は答えた。
「分かった。では、よき演目を」
闇に溶けるように支配人は消える。
ここは、地下劇場。殺し合いの舞台。
私が殺した先輩は、やがて生き返るだろう。
そして、また役を演じるのだ。
先輩も私も、叶えたい願いがある。
お互いに譲れない。
先輩は、この劇場から出て、私を生かそうとするけれど、そうしたらあなたは死んでしまう。
私たちがふたりで助かる道はない。
それなら、私は。
停滞を選ぶ。ここで、ずっと願いをかけて戦い続ける。
そうしたら、私と先輩は、ずっと一緒にいられるのだから。
「再演を。終わりのない舞台を。私と続けましょう、先輩」
私は、血が体内に戻り、傷がなくなって眠る先輩の手を取った。
あなたを死なせたくない。
「はぁッ!」
「くっ……」
私が剣で斬ろうとして、先輩はそれを避けた。
しかし、刃は先輩の肩口をかすめている。
傷から赤い血が流れ、その赤に興奮した観客たちが歓声を上げた。
「やるねぇ」
「私、本気ですから」
先輩は、不敵に笑っている。
「願いを叶えてもらうのは、私です。誰にも譲れません。たとえ、先輩でも」
「そう。こっちも、負けるつもりはないけど……!」
「……ッ!」
先輩の剣を、なんとか自分の剣で受け切った。
負けられない。負けられない!
「やぁッ!」
「ぐ……ッ!」
先輩は、私の剣を受けるが、肩口の傷のせいで弱っている。チャンスだ。
「うあぁあぁああッ!」
私は、叫ぶ。
剣を素早く引き、バランスを崩した先輩の胸に刃を刺した。
「あ…………」
先輩は目を見開き、膝をつく。
「私の勝ちですね」
私は、先輩を見下ろしながら言った。
「まいったな…………」
先輩は倒れて、床に血だまりが広がっていく。
「さようなら、先輩。また会いましょう」
先輩の返事はない。
私は、剣をおさめ、客席に向かって一礼した。
観客たちから、拍手が贈られる。
こうして、舞台の幕は降りた。
「お疲れ様。君の願いを叶えよう」
劇場支配人が私に呼びかける。
「この舞台の再演を」と、私は答えた。
「分かった。では、よき演目を」
闇に溶けるように支配人は消える。
ここは、地下劇場。殺し合いの舞台。
私が殺した先輩は、やがて生き返るだろう。
そして、また役を演じるのだ。
先輩も私も、叶えたい願いがある。
お互いに譲れない。
先輩は、この劇場から出て、私を生かそうとするけれど、そうしたらあなたは死んでしまう。
私たちがふたりで助かる道はない。
それなら、私は。
停滞を選ぶ。ここで、ずっと願いをかけて戦い続ける。
そうしたら、私と先輩は、ずっと一緒にいられるのだから。
「再演を。終わりのない舞台を。私と続けましょう、先輩」
私は、血が体内に戻り、傷がなくなって眠る先輩の手を取った。
あなたを死なせたくない。
