うちよそ
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ここは、八幡の藪知らず。
八幡森詠子が造り上げた愛の迷宮。
本日、この本丸に招かれた者たちがいる。
審神者会議で知り合った、結為といううら若き乙女と、その近侍のへし切長谷部だ。
「こんにちは、詠子さん」
「ようこそいらっしゃいました」
詠子は、にこやかに歓迎する。側には、今日の近侍の加州清光がいた。
「来てやったが、主に余計なことを言うなよ、女」
「あら。うふふ。わたくし、そんなことはいたしませんわ」
「ちょっと。俺の主に失礼じゃない? へし切長谷部」と、清光が睨む。
「長谷部……?」
「主……」
長谷部は、渋々黙り、結為の後ろに控えた。
「では、客間へ案内しますわね」
詠子が案内したのは、床の間に生け花が飾られた和室。
「お茶をお持ちしますので、お待ちくださいましね」
結為たちを座布団に座らせてから、詠子は言った。
「はい。ありがとうございます」
「主、俺が毒味をしてから飲んでください」と、長谷部が小声で言う。
「では、失礼します」
詠子は、清光を連れて退室した。
結為は、客間をキョロキョロと見回す。
「綺麗な部屋だね」
「そうですね。油断は出来ませんが」
長谷部の忠告より、結為は目の前の菓子盆に気を取られていた。
塩煎餅や栗饅頭やういろうが納められている。
「主?」
「た、食べないよ?」
「いえ。食べるなら、俺が先に」
「詠子さんが戻るまで待つから」
しかし、15分以上経っても、詠子たちは戻らなかった。
「どうしたんだろう?」
「様子を見て来ます」
「うん……」
長谷部が、戸に手をかけると、何故か開かない。力を込めても、びくともしなかった。
「あの女!」
「長谷部?」
「主、閉じ込められたようです」
「えっ?!」
長谷部は、眉間に皺を寄せながら、部屋の中に何かないか探す。
すると。
「これは…………」
桃色の液体が綺麗な瓶の中に入っているのを見付けた。
その瓶の下には、文が置いてある。
この液体を飲み干さないと、ここからは出られません。
八幡森詠子と、犯人の名前が丁寧に書かれていた。
こんなものを主に飲ませる訳にはいかないので、長谷部はその液体を全てひとりで飲む。
数分後。
「は……あ…………」
頬は上気し、体が熱い。
「長谷部、どうしたの?」
無防備な結為が近付いて来る。
「来ないでください……!」
声が掠れた。
「あの女、一体なにを…………」
もう一度、文を手に取る。
追伸
媚薬を飲んだへし切長谷部。ちゃんと、結為さんを抱いてあげてくださいまし。
詠子の笑顔が脳裏に浮かんだ。
「あの女ぁ……!」
へし切長谷部は、文をぐしゃりと握る。
媚薬を飲んでしまった長谷部。
部屋には、ふたりきり。
何も起こらないはずがなく…………というのが、詠子の筋書きである。
「さあ、わたくしに愉悦をもたらしてくださいませ」
監視室にて、バリバリ覗き見をしている詠子であった。
八幡森詠子が造り上げた愛の迷宮。
本日、この本丸に招かれた者たちがいる。
審神者会議で知り合った、結為といううら若き乙女と、その近侍のへし切長谷部だ。
「こんにちは、詠子さん」
「ようこそいらっしゃいました」
詠子は、にこやかに歓迎する。側には、今日の近侍の加州清光がいた。
「来てやったが、主に余計なことを言うなよ、女」
「あら。うふふ。わたくし、そんなことはいたしませんわ」
「ちょっと。俺の主に失礼じゃない? へし切長谷部」と、清光が睨む。
「長谷部……?」
「主……」
長谷部は、渋々黙り、結為の後ろに控えた。
「では、客間へ案内しますわね」
詠子が案内したのは、床の間に生け花が飾られた和室。
「お茶をお持ちしますので、お待ちくださいましね」
結為たちを座布団に座らせてから、詠子は言った。
「はい。ありがとうございます」
「主、俺が毒味をしてから飲んでください」と、長谷部が小声で言う。
「では、失礼します」
詠子は、清光を連れて退室した。
結為は、客間をキョロキョロと見回す。
「綺麗な部屋だね」
「そうですね。油断は出来ませんが」
長谷部の忠告より、結為は目の前の菓子盆に気を取られていた。
塩煎餅や栗饅頭やういろうが納められている。
「主?」
「た、食べないよ?」
「いえ。食べるなら、俺が先に」
「詠子さんが戻るまで待つから」
しかし、15分以上経っても、詠子たちは戻らなかった。
「どうしたんだろう?」
「様子を見て来ます」
「うん……」
長谷部が、戸に手をかけると、何故か開かない。力を込めても、びくともしなかった。
「あの女!」
「長谷部?」
「主、閉じ込められたようです」
「えっ?!」
長谷部は、眉間に皺を寄せながら、部屋の中に何かないか探す。
すると。
「これは…………」
桃色の液体が綺麗な瓶の中に入っているのを見付けた。
その瓶の下には、文が置いてある。
この液体を飲み干さないと、ここからは出られません。
八幡森詠子と、犯人の名前が丁寧に書かれていた。
こんなものを主に飲ませる訳にはいかないので、長谷部はその液体を全てひとりで飲む。
数分後。
「は……あ…………」
頬は上気し、体が熱い。
「長谷部、どうしたの?」
無防備な結為が近付いて来る。
「来ないでください……!」
声が掠れた。
「あの女、一体なにを…………」
もう一度、文を手に取る。
追伸
媚薬を飲んだへし切長谷部。ちゃんと、結為さんを抱いてあげてくださいまし。
詠子の笑顔が脳裏に浮かんだ。
「あの女ぁ……!」
へし切長谷部は、文をぐしゃりと握る。
媚薬を飲んでしまった長谷部。
部屋には、ふたりきり。
何も起こらないはずがなく…………というのが、詠子の筋書きである。
「さあ、わたくしに愉悦をもたらしてくださいませ」
監視室にて、バリバリ覗き見をしている詠子であった。
