一次創作夢
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都内某所の、殺し屋の養成所にて。愛坂狂次は、人を殺す技術を磨き、現役の殺し屋の仕事について行ける許可を得る。
プロの殺し屋の卵である狂次だが、どんな仕事内容でも怯むことはなかった。
そんな彼に、今回の教育係は、「殺しの才能がある」と言う。
「ありがとうございます」
狂次は、一礼した。
ふたりの周りには、少し前まで反撃してきていた、いくつもの死体が転がっているが、全て銃で二発撃たれている。人に向けて銃を撃つ時は、必ず二発撃つ。初めに教わる大切なことである。
「ナイフが上手いとは聞いていたが、銃も上手いじゃないか」
「まだまだ未熟です」
「ガキの癖に謙遜するんじゃないよ。このあたしから褒め言葉を引き出した奴は少ないんだからね」
「そうですか。これからも精進いたします」
「お堅いねぇ」と、教育係は肩をすくめた。
仕事を手伝うと金が入るため、狂次は内心嬉しく思っている。一端の何かになれたような気がして。
座学も実技も試験も好成績。実践経験も着実に重ねていき、“殺し屋の愛坂狂次”は完成されていく。
勉強と仕事を終えて、寮の部屋に帰ると、弟が笑顔で出迎えてくれた。
「きょーちゃん、おかえり~」
「ただいま」
「ご飯買ってあるよ。牛丼!」
「ありがとうございます」
狂次は、着替えなどを済ませてから、食卓につく。
「いただきます」
兄弟の声が揃った。
ふたりとも、牛丼の上に生卵を落としてから食べ始める。
「きょーちゃんは、人殺すの楽しい?」
「そうですね。学んだ知識や技術を存分に活かすのは楽しいですよ」
「そっか。よかったぁ。今日は、なにしたの?」
慧三は、心底嬉しそうに笑って訊いた。
「毒物の勉強と、狙撃の実技。それから、仕事のサポートとして何人か射殺しました」
「へぇ。さすが、きょーちゃん」
「慧三君は、毎日楽しいですか?」
「楽しいよ! 今が、人生で一番楽しい! この世界って、こんなに自由だったんだね」
「それは何よりです。その調子で、生きることを自由に楽しんでください」
狂次は、弟の返事に安心する。兄として、彼を守れているのなら、それでいい。
双子の愛坂狂次と慧三は、13歳の少年であり、人殺しだ。
世界中の誰がゆるさなかったとしても、彼らは、お互いのことをゆるすのだろう。
父を殺した兄と、母を殺した弟。ふたりの学びも、遊びも、まだ終わらない。
終わりはまだ、ずっと先のこと。
協会に拾われる前、ろくでもない両親のせいで惨めな日々を送っていた兄弟。
冷静な兄と、無邪気な弟。ふたりは、こんな日常が続けばいいと思った。
プロの殺し屋の卵である狂次だが、どんな仕事内容でも怯むことはなかった。
そんな彼に、今回の教育係は、「殺しの才能がある」と言う。
「ありがとうございます」
狂次は、一礼した。
ふたりの周りには、少し前まで反撃してきていた、いくつもの死体が転がっているが、全て銃で二発撃たれている。人に向けて銃を撃つ時は、必ず二発撃つ。初めに教わる大切なことである。
「ナイフが上手いとは聞いていたが、銃も上手いじゃないか」
「まだまだ未熟です」
「ガキの癖に謙遜するんじゃないよ。このあたしから褒め言葉を引き出した奴は少ないんだからね」
「そうですか。これからも精進いたします」
「お堅いねぇ」と、教育係は肩をすくめた。
仕事を手伝うと金が入るため、狂次は内心嬉しく思っている。一端の何かになれたような気がして。
座学も実技も試験も好成績。実践経験も着実に重ねていき、“殺し屋の愛坂狂次”は完成されていく。
勉強と仕事を終えて、寮の部屋に帰ると、弟が笑顔で出迎えてくれた。
「きょーちゃん、おかえり~」
「ただいま」
「ご飯買ってあるよ。牛丼!」
「ありがとうございます」
狂次は、着替えなどを済ませてから、食卓につく。
「いただきます」
兄弟の声が揃った。
ふたりとも、牛丼の上に生卵を落としてから食べ始める。
「きょーちゃんは、人殺すの楽しい?」
「そうですね。学んだ知識や技術を存分に活かすのは楽しいですよ」
「そっか。よかったぁ。今日は、なにしたの?」
慧三は、心底嬉しそうに笑って訊いた。
「毒物の勉強と、狙撃の実技。それから、仕事のサポートとして何人か射殺しました」
「へぇ。さすが、きょーちゃん」
「慧三君は、毎日楽しいですか?」
「楽しいよ! 今が、人生で一番楽しい! この世界って、こんなに自由だったんだね」
「それは何よりです。その調子で、生きることを自由に楽しんでください」
狂次は、弟の返事に安心する。兄として、彼を守れているのなら、それでいい。
双子の愛坂狂次と慧三は、13歳の少年であり、人殺しだ。
世界中の誰がゆるさなかったとしても、彼らは、お互いのことをゆるすのだろう。
父を殺した兄と、母を殺した弟。ふたりの学びも、遊びも、まだ終わらない。
終わりはまだ、ずっと先のこと。
協会に拾われる前、ろくでもない両親のせいで惨めな日々を送っていた兄弟。
冷静な兄と、無邪気な弟。ふたりは、こんな日常が続けばいいと思った。
