一次創作夢
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
廃工場にて、始末屋としてターゲットと相対している愛坂狂次。
「…………」
拳銃を取り出すと、あちらも拳銃を出してきた。
銃を撃ちながら、ターゲットに近付き、近接戦をしかける。
相手の弾が頬をかすめた。
「クソっ!」
双方弾切れになり、ナイフを取り出す。
「テメェ、愛坂! 俺が教えてやった技で、俺を殺すってのかぁ?!」
「はい」
男は、養成所で講師をしていた殺し屋だった。
両者譲らず、ナイフでの戦闘は続く。
久し振りに手強い相手だと感じる狂次。
腕を取られ、取り返し。足払いを避けられ、ターゲットの刃をかわす。
攻防の末、狂次のナイフがターゲットの二の腕に突き立てられた。
「ぐっ! この恩知らずがぁ!」
「…………」
それでも男は、ナイフを握り締めて向かって来る。
狂次は、避けることに専念した。
やがて、男の様子に変化が起きる。
「はは……毒か…………」
落としたナイフが、からんと鳴った。
「あなたのおかげで、これからも殺し屋を続けられます」
「クソ……ガキ、が…………」
「さようなら」
倒れた男が事切れたことを確認し、任務完了の連絡をする。
しばらくして、回収屋がやって来た。
「愛坂さん、お疲れ様です」
「お疲れ様です」
「では、後はやっておきますんで」
「はい。よろしくお願いします」
回収屋と別れ、頬の傷に絆創膏を貼り、狂次は帰路につく。
今回の相手は、相当な強者だったので、一千万円の報酬が支払われた。
帰宅し、コーヒーを飲んでいると、スマホにメッセージが届く。
『遊びに行くよ~』
弟の慧三だった。了解、と返信する。
十五分後。インターホンが鳴らされ、慧三を部屋に上げた。
「どうかしたのですか?」
「いや、別に。きょーちゃんに会いに来ただけ~」
「そうですか」
「うん」
慧三は、いつもの軽薄な笑みを浮かべていたが、兄を独りにしないために自分がいると思っているので、こうしてやって来たのである。
今日、来たのは、なんとなく狂次が疲れているような気がしたから。
そしてそれは、兄の頬の絆創膏を見て、確信に変わった。狂次は、戦ってきたのだろう。
「きょーちゃん」
「はい」
「お疲れ様」
「ありがとうございます」
ソファーに並んだふたりは、ぽつぽつとなんてことない話をした。
慧三がギャンブルに負けた話とか、狂次が読んでいる小説の話とか。
生まれた時から一緒だった。共に人殺しになった。お互いが、たったひとりの家族。
愛坂兄弟は、今日もふたりだった。
「…………」
拳銃を取り出すと、あちらも拳銃を出してきた。
銃を撃ちながら、ターゲットに近付き、近接戦をしかける。
相手の弾が頬をかすめた。
「クソっ!」
双方弾切れになり、ナイフを取り出す。
「テメェ、愛坂! 俺が教えてやった技で、俺を殺すってのかぁ?!」
「はい」
男は、養成所で講師をしていた殺し屋だった。
両者譲らず、ナイフでの戦闘は続く。
久し振りに手強い相手だと感じる狂次。
腕を取られ、取り返し。足払いを避けられ、ターゲットの刃をかわす。
攻防の末、狂次のナイフがターゲットの二の腕に突き立てられた。
「ぐっ! この恩知らずがぁ!」
「…………」
それでも男は、ナイフを握り締めて向かって来る。
狂次は、避けることに専念した。
やがて、男の様子に変化が起きる。
「はは……毒か…………」
落としたナイフが、からんと鳴った。
「あなたのおかげで、これからも殺し屋を続けられます」
「クソ……ガキ、が…………」
「さようなら」
倒れた男が事切れたことを確認し、任務完了の連絡をする。
しばらくして、回収屋がやって来た。
「愛坂さん、お疲れ様です」
「お疲れ様です」
「では、後はやっておきますんで」
「はい。よろしくお願いします」
回収屋と別れ、頬の傷に絆創膏を貼り、狂次は帰路につく。
今回の相手は、相当な強者だったので、一千万円の報酬が支払われた。
帰宅し、コーヒーを飲んでいると、スマホにメッセージが届く。
『遊びに行くよ~』
弟の慧三だった。了解、と返信する。
十五分後。インターホンが鳴らされ、慧三を部屋に上げた。
「どうかしたのですか?」
「いや、別に。きょーちゃんに会いに来ただけ~」
「そうですか」
「うん」
慧三は、いつもの軽薄な笑みを浮かべていたが、兄を独りにしないために自分がいると思っているので、こうしてやって来たのである。
今日、来たのは、なんとなく狂次が疲れているような気がしたから。
そしてそれは、兄の頬の絆創膏を見て、確信に変わった。狂次は、戦ってきたのだろう。
「きょーちゃん」
「はい」
「お疲れ様」
「ありがとうございます」
ソファーに並んだふたりは、ぽつぽつとなんてことない話をした。
慧三がギャンブルに負けた話とか、狂次が読んでいる小説の話とか。
生まれた時から一緒だった。共に人殺しになった。お互いが、たったひとりの家族。
愛坂兄弟は、今日もふたりだった。
