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噂をすれば影がさす。
私は、私の陰口を何度も聞いた。
「あの人、顔が怖いよね」
「目付き悪い。人殺してそう」
お前らを最初の犠牲者にしてやろうか。
こんなことで人生を棒に振りたくないのでしないけど。
「何コソコソしてんの?」
「うおっ。鈴木か、びっくりした」
クラスメイトの鈴木みゆ。ギャル系で騒がしい奴。
「私、よく陰口言われてんのよ」
「マジ?! 処す?」
シャドーボクシングする鈴木。
「処さんでいい。いや、もう慣れたわ。顔が怖いだの、目付き悪いだの」
「慣れないでよ…………」
鈴木は、寂しそうな顔をした。
「だってさ、ほんとは、面白人間なのに」
「褒めてる?」
「褒めてる褒めてる。この前の物真似、めちゃくちゃ笑ったし」
「そりゃ、どーも」
鈴木の中の私って、ひょうきんなのか。
「なんかそういう、見た目で悪口言われんのやだね。いや、見た目じゃなくともやだけど!」
「うん」
「見た目なんて、どうしようもないとこもあるし」
「そうね。もう今度から悪口言われたら、どうも~、殺人鬼です~って出て行こうかな」
「そうしよう」
鈴木は、両手でグッドを作った。
私は、両手を組んでウサギを作る。
「なにそれ?!」
「影見てみ」
「あっ! ウサギじゃん!」
こういう、一発芸みたいのばかり達者になる人生。嫌いじゃない。
「やっぱ、面白人間だわ。みんな、そういうとこ見てくれるといいね」
「うん」
鈴木は、“そういうとこ”を見てくれる人なんだよな。
谷と付き合ってるし。谷って、話しかけやすいタイプじゃないと思うから。中身も好きなんだろうな。私が知らない谷のいいとこを、たくさん知ってんだろうな。
「そういや、用事あるんだった。カラオケ行かん~?」
「行くわ。今日は、ガラ悪い高速ラップでいくわ」
「いいね~。口回るもんね」
私と鈴木って親友じゃないだろうけど、結構気安い友達だから助かる。
谷と幸せになれよ、鈴木みゆ。
私は、私の陰口を何度も聞いた。
「あの人、顔が怖いよね」
「目付き悪い。人殺してそう」
お前らを最初の犠牲者にしてやろうか。
こんなことで人生を棒に振りたくないのでしないけど。
「何コソコソしてんの?」
「うおっ。鈴木か、びっくりした」
クラスメイトの鈴木みゆ。ギャル系で騒がしい奴。
「私、よく陰口言われてんのよ」
「マジ?! 処す?」
シャドーボクシングする鈴木。
「処さんでいい。いや、もう慣れたわ。顔が怖いだの、目付き悪いだの」
「慣れないでよ…………」
鈴木は、寂しそうな顔をした。
「だってさ、ほんとは、面白人間なのに」
「褒めてる?」
「褒めてる褒めてる。この前の物真似、めちゃくちゃ笑ったし」
「そりゃ、どーも」
鈴木の中の私って、ひょうきんなのか。
「なんかそういう、見た目で悪口言われんのやだね。いや、見た目じゃなくともやだけど!」
「うん」
「見た目なんて、どうしようもないとこもあるし」
「そうね。もう今度から悪口言われたら、どうも~、殺人鬼です~って出て行こうかな」
「そうしよう」
鈴木は、両手でグッドを作った。
私は、両手を組んでウサギを作る。
「なにそれ?!」
「影見てみ」
「あっ! ウサギじゃん!」
こういう、一発芸みたいのばかり達者になる人生。嫌いじゃない。
「やっぱ、面白人間だわ。みんな、そういうとこ見てくれるといいね」
「うん」
鈴木は、“そういうとこ”を見てくれる人なんだよな。
谷と付き合ってるし。谷って、話しかけやすいタイプじゃないと思うから。中身も好きなんだろうな。私が知らない谷のいいとこを、たくさん知ってんだろうな。
「そういや、用事あるんだった。カラオケ行かん~?」
「行くわ。今日は、ガラ悪い高速ラップでいくわ」
「いいね~。口回るもんね」
私と鈴木って親友じゃないだろうけど、結構気安い友達だから助かる。
谷と幸せになれよ、鈴木みゆ。
