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エンコーって、分かりやすくていいと思った。
金をもらって、オッサンに媚びを売る。
女子高生ブランドで稼げるうちに稼いどこうと考えて、そうした。
今日も、放課後に制服のままで、別に好きでもない男と腕を組んで、仲良さそうに歩いてる。
そんなところを、あんたは見ちゃったんだ。
次の日、一度も話したこともないクラスメイトの間田が、あたしに声をかけてきて。
「ああいうことするの、やめなよ…………」とかなんとか小さな声で言った。
「は? あんたに関係ないでしょ。あたしの意思でやってんだから」
「関係ある……!」
「はぁ~?」
「ボクは、キミのことが好きだから……」
ええ? そうなんだ。ちょっと意外かも。
「じゃあ、ちょうどいいじゃん。幻滅したっしょ? あたしのことなんて忘れなよ」
「そんなこと無理だよ!」
間田は、これまた意外と粘る。
「でもさァ、エンコーやめたらお金もらえないんだよ? あんた、代わりにお金くれるの?」
「それは、その……出来ないけど…………」
そりゃそうだよね。働いてる大人とは違うもん。
「間田の言うことに従うメリットがないんだよねェ」
「……ボクが、キミのこと幸せにするから!」
「へ?」
ウケる。プロポーズじゃん。
「バカだね。そんなん保証出来ねーだろ?」
「約束する。キミを絶対に幸せにするって」
「……約束ねェ。じゃあ、こうしようか。あんたが、あたしに愛をくれる限り、あたしはエンコーはしない。で、あんたと付き合う。どう?」
「わ、分かった!」
「少しでも愛されてないと思ったら、捨てるから。覚悟しろよ」
「うん…………」
私は、愛などというものの実在を信じてなどいない。それに、人の営みを美しいとは思ったことがない。
そんな私を、あなたは果たして救えるのだろうか?
「ま、これからヨロシク。彼氏くん」
「よろしくお願いします……!」
間田が差し出す手を取ってやった。
あたしの人生、変わるのかな?
金をもらって、オッサンに媚びを売る。
女子高生ブランドで稼げるうちに稼いどこうと考えて、そうした。
今日も、放課後に制服のままで、別に好きでもない男と腕を組んで、仲良さそうに歩いてる。
そんなところを、あんたは見ちゃったんだ。
次の日、一度も話したこともないクラスメイトの間田が、あたしに声をかけてきて。
「ああいうことするの、やめなよ…………」とかなんとか小さな声で言った。
「は? あんたに関係ないでしょ。あたしの意思でやってんだから」
「関係ある……!」
「はぁ~?」
「ボクは、キミのことが好きだから……」
ええ? そうなんだ。ちょっと意外かも。
「じゃあ、ちょうどいいじゃん。幻滅したっしょ? あたしのことなんて忘れなよ」
「そんなこと無理だよ!」
間田は、これまた意外と粘る。
「でもさァ、エンコーやめたらお金もらえないんだよ? あんた、代わりにお金くれるの?」
「それは、その……出来ないけど…………」
そりゃそうだよね。働いてる大人とは違うもん。
「間田の言うことに従うメリットがないんだよねェ」
「……ボクが、キミのこと幸せにするから!」
「へ?」
ウケる。プロポーズじゃん。
「バカだね。そんなん保証出来ねーだろ?」
「約束する。キミを絶対に幸せにするって」
「……約束ねェ。じゃあ、こうしようか。あんたが、あたしに愛をくれる限り、あたしはエンコーはしない。で、あんたと付き合う。どう?」
「わ、分かった!」
「少しでも愛されてないと思ったら、捨てるから。覚悟しろよ」
「うん…………」
私は、愛などというものの実在を信じてなどいない。それに、人の営みを美しいとは思ったことがない。
そんな私を、あなたは果たして救えるのだろうか?
「ま、これからヨロシク。彼氏くん」
「よろしくお願いします……!」
間田が差し出す手を取ってやった。
あたしの人生、変わるのかな?