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お題「エイプリルフール」
「他人に嘘つくシュミないよ」
恋人は、そう言った。
「嘘つかなきゃ、俺が死ぬなら?」
「君なんか嫌いだ」
「ははっ! まいったな」
絶対に嘘だから、笑っちまう。
お題「大切なもの」
金だよ、金。
そうでしょ?
貨幣が流通した社会で生きてるんだからさ。
ふふ。半分、冗談だよ。
君のことは、大好き。世界で一番ね。
お題「1つだけ」
なーんにもない。
リアルでの友人関係が、真っ白!
だったはずなのに。君が現れてから、何かが足された。
君は、私のクライアントであり、友人であり、仲間であり、恋人である。
変なの。
お題「それでいい」
しくじったな。
「ごめんね」
「喋るな」
「はは。ごめん。でも、時間がないみたいだから」
私の体からは、血が流れ続けている。君が傷口を押さえてくれているけど、ダメみたい。
「予定より、少し早いけど、さよなら。愛してるよ」
お題「星空の下で」
流星を見た。
「金金金!」
「即物的だな」
金以外の欲しいものは、もうあるし。
隣にいる君の手を握った。
お題「君の目を見つめると」
夜色を見ていた。
「…………」
隣に座る君の頬に手を添えて。
「どうした?」
「好きだよ」
「俺も」
幸せなんだと思う。
永遠の夕暮れ時から、連れ出してもらえたから。
お題「沈む夕日」
昼と夜の間が好き。
どっち付かずの私みたいで。
好きなもの。黄昏時、灰色、コウモリ。
全部、私の仲間だと思ってる。
夕暮れの中にいた私を、君が星空の下に連れ出すまで、あと、
お題「これからも、ずっと」
おまえは、永劫に独りきりだと言われた。
子供の頃の話。物語に、そう言われたの。
でも、違ったね。君が隣にいるから。
お題「誰よりも、ずっと」
何者かになりたかった。
それが無理だと分かるまでに、30年かかったよ。
私は、私。それでよかったんだろう。
それがいいと、君が言った。
今は、ただ、君の“世界で一番”になりたい。
お題「春爛漫」
地面に落ちた桜の花弁を踏んだ。
「なんで足元見てんだよ?」
「これも、お花見だから」
屁理屈を言う私。
溜め息をついてから、桜を見上げると、背の高い君に花飾りがついてるのに気付いた。
「春だねぇ」
お題「言葉にできない」
どんなに言葉を尽くしても、無意味だった。
私は、魔女だから。
もう、ペンを持つ力もない。
「あんたは、まだイケるだろ?」
君が、そう言って、私の手を支えた。
取り落としそうになったペンを、持ち直す。
「まだ私に生きろって言うの?」
「ああ。死ぬまでな」
「はは」
感謝の言葉もないよ。
お題「遠くの空へ」
生まれた都市から、こんなに離れるのは初めてだ。
長い休暇をもて余して、遠くに来たけど、ひとりで旅行するのも初である。
まあ、結局おまえのことばかり考えてるんだけど。
『今、なにしてる?』
お題「快晴」
いい天気だから、ベランダで煙草を吸うことにした。
煙草のケースとライターと灰皿を持って、外に出る。
一本取り出して、火を着けると、ほんのりとバニラの香りがした。
おまえも自宅で、俺と同じことしてんのかな。
お題「神様へ」
失せろ。世界なんて、クソ食らえ。
「恨んでんなー。この世」
「そうだよ」
「肉体は魂の牢獄、だっけか?」
「そーだよ」
早く解放されたい。
「生き抜いてからにしてくれよな。死ぬのは」
分かってる。君と約束したから。
お題「届かぬ想い」
愛してはいけない。
あなたは、私のことを愛してはくれないから。
あなたが異性と話すのを見る度に、私は暗い水底に沈むの。
私は、あなたを愛してはいけない。
お題「夢見る心」
なりたい私なんてないのかも。
世界が変われ。私に合わせて。
そんなことを言ったら、「夢がデケェな」って笑われた。
君が選んだろくでなしは、こういう奴だよ。
お題「桜散る」
卒業式まで、あの高校に在籍してなくて、よかった。
って、どういう意味だ?
恋人の一人言を聞いちまった俺は、困惑してる。
そういや、あの人、一度高校を辞めてんだよな。確か、通信制のとこに切り替えたって。
あの高校ってのは、私立の女子校の方だろう。
今度、本人に訊いてみるか。
お題「無色の世界」
私が生まれた時、世界に色はなかった。
歳を重ねるに連れて、世界は灰色になっていく。
それをカラフルに塗り替えたのは、私。私の選択。
君の手を取った、私の世界は、美しいね。
お題「もしも未来を見れるなら」
私、あなたの隣にいられるのかな?
あなたの恋人になって、結婚して、家族になって。
そんな未来を見てみたいよ。
お題「何もいらない」
あなただけ欲しいの。
親友だけじゃ、足りないの。
愛してほしいの。
全部、私のワガママだね。
黙って、静かにしているから、傍にいて。
お題「雫」
赤く、温かい液体が、私の頬に落ちてきた。
「い……くん…………」
声が掠れる。
「大丈夫か?」
「大丈夫なワケあるか……!」
君が、無数のガラス片から、私なんかを庇って。
いいワケがない。
「あんたが、俺より小さくてよかった」
「バカ言うな!」
私の叫びを聴いた君は、いつもみたいに笑った。
お題「たとえ間違いだったとしても」
それは、正しくない恋だと言った。
でも、結局私は、その手を取った。
ろくでなしの面目躍如だろ?
お題「今日の心模様」
もう大丈夫かと思った。
この先、ずっと幸せでいられると。そう思えた。
約束したエンドマークに辿り着くまで、私は生きよう。
お題「ルール」
自縄自縛。指一本動かせない。
遠くで、銃声が鳴る。
私に巻き付いていた縄が解けた。
そんな簡単に。そんな風に。
私を助けて、どうするつもり?
お題「流れ星に願いを」
私の嫌いな人間が、破滅しますように。
「なにを願った?」
「秘密」
「秘密が多い人間だな、あんたは」
「その方が面白いでしょ?」
「まーな」
私と君のことは、願わない。だって、“約束”したもんね。
お題「善悪」
白か黒か。この世界は、ふたつには分けられない。
私は、白衣を着ているけど、“白”じゃない。
「灰になるまで、傍にいてね」
「ああ、もちろん」
君が隣にいてくれるなら、何色にでもなってやる。
お題「生きる意味」
ただ君に、私の存在を遺せたなら。
生まれてきて、よかったな。
さよなら。
もう会うことは…………。
いや、違うか。
待ってるから、会いに来てね。
お題「刹那」
たった一頁。それが、私の人生。
だけど、大切な生きた証。
私が証明した、私が生まれた意味。
君と過ごした、私の時間。
忘れないで。
お題「風に乗って」
少しの猶予が与えられた。
だから、君のことを見下ろしている。
君は、ごく普通に日々を過ごすから、ちょっとつまらない。
ただ、たまに私の遺影を見つめる目が、寂しそうだった。
お題「楽園」
あの人は、他人を唆す蛇みたいなところがあった。
普段は決して見せない面。
詐欺師のように。悪魔のように。
「こんな才能しかない」と、カウンセラーの恋人は、悲しそうに言った。
「他人に嘘つくシュミないよ」
恋人は、そう言った。
「嘘つかなきゃ、俺が死ぬなら?」
「君なんか嫌いだ」
「ははっ! まいったな」
絶対に嘘だから、笑っちまう。
お題「大切なもの」
金だよ、金。
そうでしょ?
貨幣が流通した社会で生きてるんだからさ。
ふふ。半分、冗談だよ。
君のことは、大好き。世界で一番ね。
お題「1つだけ」
なーんにもない。
リアルでの友人関係が、真っ白!
だったはずなのに。君が現れてから、何かが足された。
君は、私のクライアントであり、友人であり、仲間であり、恋人である。
変なの。
お題「それでいい」
しくじったな。
「ごめんね」
「喋るな」
「はは。ごめん。でも、時間がないみたいだから」
私の体からは、血が流れ続けている。君が傷口を押さえてくれているけど、ダメみたい。
「予定より、少し早いけど、さよなら。愛してるよ」
お題「星空の下で」
流星を見た。
「金金金!」
「即物的だな」
金以外の欲しいものは、もうあるし。
隣にいる君の手を握った。
お題「君の目を見つめると」
夜色を見ていた。
「…………」
隣に座る君の頬に手を添えて。
「どうした?」
「好きだよ」
「俺も」
幸せなんだと思う。
永遠の夕暮れ時から、連れ出してもらえたから。
お題「沈む夕日」
昼と夜の間が好き。
どっち付かずの私みたいで。
好きなもの。黄昏時、灰色、コウモリ。
全部、私の仲間だと思ってる。
夕暮れの中にいた私を、君が星空の下に連れ出すまで、あと、
お題「これからも、ずっと」
おまえは、永劫に独りきりだと言われた。
子供の頃の話。物語に、そう言われたの。
でも、違ったね。君が隣にいるから。
お題「誰よりも、ずっと」
何者かになりたかった。
それが無理だと分かるまでに、30年かかったよ。
私は、私。それでよかったんだろう。
それがいいと、君が言った。
今は、ただ、君の“世界で一番”になりたい。
お題「春爛漫」
地面に落ちた桜の花弁を踏んだ。
「なんで足元見てんだよ?」
「これも、お花見だから」
屁理屈を言う私。
溜め息をついてから、桜を見上げると、背の高い君に花飾りがついてるのに気付いた。
「春だねぇ」
お題「言葉にできない」
どんなに言葉を尽くしても、無意味だった。
私は、魔女だから。
もう、ペンを持つ力もない。
「あんたは、まだイケるだろ?」
君が、そう言って、私の手を支えた。
取り落としそうになったペンを、持ち直す。
「まだ私に生きろって言うの?」
「ああ。死ぬまでな」
「はは」
感謝の言葉もないよ。
お題「遠くの空へ」
生まれた都市から、こんなに離れるのは初めてだ。
長い休暇をもて余して、遠くに来たけど、ひとりで旅行するのも初である。
まあ、結局おまえのことばかり考えてるんだけど。
『今、なにしてる?』
お題「快晴」
いい天気だから、ベランダで煙草を吸うことにした。
煙草のケースとライターと灰皿を持って、外に出る。
一本取り出して、火を着けると、ほんのりとバニラの香りがした。
おまえも自宅で、俺と同じことしてんのかな。
お題「神様へ」
失せろ。世界なんて、クソ食らえ。
「恨んでんなー。この世」
「そうだよ」
「肉体は魂の牢獄、だっけか?」
「そーだよ」
早く解放されたい。
「生き抜いてからにしてくれよな。死ぬのは」
分かってる。君と約束したから。
お題「届かぬ想い」
愛してはいけない。
あなたは、私のことを愛してはくれないから。
あなたが異性と話すのを見る度に、私は暗い水底に沈むの。
私は、あなたを愛してはいけない。
お題「夢見る心」
なりたい私なんてないのかも。
世界が変われ。私に合わせて。
そんなことを言ったら、「夢がデケェな」って笑われた。
君が選んだろくでなしは、こういう奴だよ。
お題「桜散る」
卒業式まで、あの高校に在籍してなくて、よかった。
って、どういう意味だ?
恋人の一人言を聞いちまった俺は、困惑してる。
そういや、あの人、一度高校を辞めてんだよな。確か、通信制のとこに切り替えたって。
あの高校ってのは、私立の女子校の方だろう。
今度、本人に訊いてみるか。
お題「無色の世界」
私が生まれた時、世界に色はなかった。
歳を重ねるに連れて、世界は灰色になっていく。
それをカラフルに塗り替えたのは、私。私の選択。
君の手を取った、私の世界は、美しいね。
お題「もしも未来を見れるなら」
私、あなたの隣にいられるのかな?
あなたの恋人になって、結婚して、家族になって。
そんな未来を見てみたいよ。
お題「何もいらない」
あなただけ欲しいの。
親友だけじゃ、足りないの。
愛してほしいの。
全部、私のワガママだね。
黙って、静かにしているから、傍にいて。
お題「雫」
赤く、温かい液体が、私の頬に落ちてきた。
「い……くん…………」
声が掠れる。
「大丈夫か?」
「大丈夫なワケあるか……!」
君が、無数のガラス片から、私なんかを庇って。
いいワケがない。
「あんたが、俺より小さくてよかった」
「バカ言うな!」
私の叫びを聴いた君は、いつもみたいに笑った。
お題「たとえ間違いだったとしても」
それは、正しくない恋だと言った。
でも、結局私は、その手を取った。
ろくでなしの面目躍如だろ?
お題「今日の心模様」
もう大丈夫かと思った。
この先、ずっと幸せでいられると。そう思えた。
約束したエンドマークに辿り着くまで、私は生きよう。
お題「ルール」
自縄自縛。指一本動かせない。
遠くで、銃声が鳴る。
私に巻き付いていた縄が解けた。
そんな簡単に。そんな風に。
私を助けて、どうするつもり?
お題「流れ星に願いを」
私の嫌いな人間が、破滅しますように。
「なにを願った?」
「秘密」
「秘密が多い人間だな、あんたは」
「その方が面白いでしょ?」
「まーな」
私と君のことは、願わない。だって、“約束”したもんね。
お題「善悪」
白か黒か。この世界は、ふたつには分けられない。
私は、白衣を着ているけど、“白”じゃない。
「灰になるまで、傍にいてね」
「ああ、もちろん」
君が隣にいてくれるなら、何色にでもなってやる。
お題「生きる意味」
ただ君に、私の存在を遺せたなら。
生まれてきて、よかったな。
さよなら。
もう会うことは…………。
いや、違うか。
待ってるから、会いに来てね。
お題「刹那」
たった一頁。それが、私の人生。
だけど、大切な生きた証。
私が証明した、私が生まれた意味。
君と過ごした、私の時間。
忘れないで。
お題「風に乗って」
少しの猶予が与えられた。
だから、君のことを見下ろしている。
君は、ごく普通に日々を過ごすから、ちょっとつまらない。
ただ、たまに私の遺影を見つめる目が、寂しそうだった。
お題「楽園」
あの人は、他人を唆す蛇みたいなところがあった。
普段は決して見せない面。
詐欺師のように。悪魔のように。
「こんな才能しかない」と、カウンセラーの恋人は、悲しそうに言った。