うちよそ
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ここは、インペルダウンの拷問部屋。ガラス・リブラの城である。
「ひひひ…………」
口端を吊り上げて笑いながら、彼女は拷問用の針を取り出した。
「さあ、ドキドキ♡拷問タイムです!」
くるりと振り返ったそこには、小柄な女性がひとり。海楼石の手錠で拘束されていた。
「お待たせしました、ユナさん」
「…………」
長身のリブラを見上げる隻眼は、獣の威嚇のよう。
「さぁさぁ、針を刺しましょう!」
リブラは、睨み付けるユナを気にせず、ウキウキと彼女の指に手をかけた。
そして。爪と爪の間に針を差し込む。
「ぐっ…………」
低い呻き声。
「どんどんいきますよ!」
無慈悲に、残酷に、リブラの針仕事は進行した。両手の指に針を刺された苦痛で、ユナは脂汗が止まらない。
「ぎィ…………!」
リブラが、ぐいっと右手を掴み上げて、激痛が走った。
「ちょっとズレてました。直します」
中指の針を動かすリブラ。
「はっ……はぁっ…………」
ユナは、浅い呼吸を繰り返す。
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い。
思い出すのは、奴隷にされていた頃のこと。片目を抉られた痛み。
しかし、現在の拷問は、それとは異なる未知のもの。
「ひひっ。革命軍なんて、歴史の海に沈めちゃいますよ」
全ては、自分の正義のために。リブラは、正しいことをしていると信じていた。
世界政府に楯突く愚か者は、皆、敵である。だから、その命を“使ってあげる”のだ。
「なんでこんな目に遭うか分かります? 君が、正しくないからです。でも私が、罪穢れを少しキレイにしてあげますよ」
「イカれてる…………」
精一杯の抵抗。それを、リブラは、ニヤニヤと見ている。
このサディストには、道徳心や倫理観などなかった。少なくとも、一般的なものは。独自の価値観で生きているのだ。
「いいことを思い付きました。残った目も潰しちゃいましょう!」
「……ッ!」
ユナは、闇に染まる視界を想像して恐れ、唇を噛む。
リブラの拷問は、続く。
「ひひひ…………」
口端を吊り上げて笑いながら、彼女は拷問用の針を取り出した。
「さあ、ドキドキ♡拷問タイムです!」
くるりと振り返ったそこには、小柄な女性がひとり。海楼石の手錠で拘束されていた。
「お待たせしました、ユナさん」
「…………」
長身のリブラを見上げる隻眼は、獣の威嚇のよう。
「さぁさぁ、針を刺しましょう!」
リブラは、睨み付けるユナを気にせず、ウキウキと彼女の指に手をかけた。
そして。爪と爪の間に針を差し込む。
「ぐっ…………」
低い呻き声。
「どんどんいきますよ!」
無慈悲に、残酷に、リブラの針仕事は進行した。両手の指に針を刺された苦痛で、ユナは脂汗が止まらない。
「ぎィ…………!」
リブラが、ぐいっと右手を掴み上げて、激痛が走った。
「ちょっとズレてました。直します」
中指の針を動かすリブラ。
「はっ……はぁっ…………」
ユナは、浅い呼吸を繰り返す。
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い。
思い出すのは、奴隷にされていた頃のこと。片目を抉られた痛み。
しかし、現在の拷問は、それとは異なる未知のもの。
「ひひっ。革命軍なんて、歴史の海に沈めちゃいますよ」
全ては、自分の正義のために。リブラは、正しいことをしていると信じていた。
世界政府に楯突く愚か者は、皆、敵である。だから、その命を“使ってあげる”のだ。
「なんでこんな目に遭うか分かります? 君が、正しくないからです。でも私が、罪穢れを少しキレイにしてあげますよ」
「イカれてる…………」
精一杯の抵抗。それを、リブラは、ニヤニヤと見ている。
このサディストには、道徳心や倫理観などなかった。少なくとも、一般的なものは。独自の価値観で生きているのだ。
「いいことを思い付きました。残った目も潰しちゃいましょう!」
「……ッ!」
ユナは、闇に染まる視界を想像して恐れ、唇を噛む。
リブラの拷問は、続く。