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お題「永遠に」
測る物差しがないのに、何故、それを求めてしまうのだろう。
「ずっと、オレとここで暮らそうよ……」
おまえが、イエスと言うはずがない。だって、おまえは正しいから。
閉じ込めてしまいたい。おまえのことを。独り占めしたいんだよ。
でも、結局は束縛出来ない。おまえを愛してるから。
お題「眠りにつく前に」
願ったことを覚えてる?
もう目が覚めなければいいのに。
しかし、オレは目覚めた。
何かがおかしい。家が廃墟のようになっている。
家の外は、もっと酷かった。
広がる廃墟群。人気はない。
足早に、おまえの家を目指す。
そこには、やっぱり廃墟があって。人はいない。
中に入ると、異物を見付けた。缶の中に入った手紙。
「これをおまえが読む頃には、俺は死んでると思う」
膝から崩れ落ちた。
「死ぬ前に、ひとつだけ。どうか、おまえだけでも生きてくれ」
お題「鏡の中の自分」
自分の姿を映すものであるはずなのに、そこにいるのは、元気そうな女だった。
ああ、またおまえか。
オレと同一の存在。今は亡き影。どうして、ここにいる?
「あたし、素直じゃない男は嫌いなの」
うるせぇな。これでも頑張ってんだよ。
お題「哀愁をそそる」
落ち込んでいるおまえの背中が物悲しい。
「どうした?」
「いや、いつものだよ。ただのうつ」
ただのってことはないだろ。
俺は、ただ、おまえの隣に座って、じっと待つ。
「なあ、オレが死んだら、おまえはどうする?」
「泣く」
「その後は?」
「生きる」
「よかった…………」
おまえが、そういうことを訊く時は、本当に精神状態が悪い時だ。
だから、そっと手を握り締めた。
お題「一筋の光」
真っ暗闇を歩いていた。
しばらくして、おまえと出会う。
それから、おまえに段々惹かれていって、オレは弱くなった。
そう思っていたけど、今は違う。
おまえを愛してるオレは、強くなれた。
もう、おまえの傍を離れないから。
お題「柔らかい雨」
珍しいこともあるもんだと思った。
オレを、ベッドの上で組み敷いて、おまえは涙を流してる。
また、オレのせいだな。
「ごめん。もう言わねぇから……」
そうやって謝ると、やっとオレの上から降りた。
オレは、他人のために泣けねぇよ。
お題「あなたとわたし」
あたし、別に後悔なんてしてないんだけど。
「…………」
まだ呪われてるんだね。自分に。
呪いの始まりを覚えてる?
そう。叔母さん。異性愛規範を植え付けてきた人。
早く、キスで呪いを解いちゃって。
お題「意味がないこと」
丁寧に恋心を綴った手紙も、想いを込めて編んだマフラーも、オレという存在も、全て灰になればいい。
全ては、無意味な繰り返し。
次は、バレンタインのチョコレートを作って、自分で食べるんだろう。
バカだよな。
すくわれたい。
お題「脳裏」
頭に浮かんだのは、家族のこと。
置いてかれるってのは、辛いからな。
オレもそっち側になるのか。
どんどん、視界が霞む。
最期に想うのは、おまえのことだ。
もう呪わないから、安心してくれ。
お題「ススキ」
ふたりでお月見をした時に思ったんだ。
おまえが月なら、オレは、その下で爽やかな秋の夜風に揺れる植物になろうと。静かでいられるようになったオレは、月下で佇むんだ。
だから、ずっと共にいてほしい。
それだけが、オレの願いだ。
お題「飛べない翼」
とっくに折れてしまって、地を這ってる。
でも、泥だらけの手を取ってもらえたから、オレは幸せだ。
愛してる人がいることが、こんなに嬉しいことだなんて知らなかったよ。
おまえを失ったら、オレはダメになるんだろう。
お題「スリル」
バレてる? バレてない?
ほんとは、彼が死んじゃって、あたししか生きてないこと。
気付かれたら、双方傷付く。
だから、あたしは演じている。あの男を。
でも、あなたは名探偵だから、いずれ真実に辿り着いてしまうのでしょう。
お題「また会いましょう」
おまえと出会わない世界を見た。
そこでのオレは、ずっとヘラヘラ笑ってる。あと、バカみたいに喋る。
やっぱり、おまえがいなきゃ、どうしようもないままだ。
「さよなら」
オレは、その世界とお別れすることにした。
帰ろう。
お題「秋風」
寒いなって手をすり合わせてたから、手を繋いだ。
「体温低っ」
俺は、思わず口に出す。おまえは、曖昧に笑っている。
外でも人前でも、俺たちは繋いだ手を解かなくてもいい。
お題「子猫」
にゃあ、と小さく猫が鳴いた。
そうだ。最初は、小さな猫だったんだよ。
それが、どんどん大きくなって、化け猫になった。
その怪物は、おまえを貪り喰いたいと哭いている。
育っていく叶わぬ想いが、オレを喰い殺す日が来るのだろうか?
お題「はなればなれ」
遥か、遥か引き裂かれて。オレたちは、ふたりになった。
さよなら。
「もう、何も喋りたくない。貝になりたい」
「待ってよ! ほんとに行っちゃうの?!」
「………」
後は、おまえが上手くやってくれ。
オレは、海深くを目指す。
ただ、頭の中でおまえが泣いていて、それだけが気がかりだった。
お題「冬になったら」
雪が街を覆う頃、オレはもういないだろう。
抱えたものが重過ぎた。
オレは、ただ生きていたかったんだ。素直に生きたかった。
だけど、もうおしまい。
オレ、この街を去るよ。未練はあるけど。
さよなら。元気でいてくれ。
お題「たくさんの想い出」
記憶を取り戻したオレは、衝撃を受けた。
こんなに濃密なものを忘れていたのか、と。
一度手放してしまった、大切なもの。もう二度と放さない。
この宝石は、オレだけのもの。傷も、汚れも、大切な過去。
未来のために、過去がある。
お題「キャンドル」
連日、よく眠れなくて困っている。
なんとなく、地元のウェブニュースを見た。
機関の広報部のコラムを読む。
安眠に効くのは、ラベンダーのアロマらしい。
翌日。帰りしなに、アロマを買う。
眠りについたオレは、ラベンダー畑の夢を見た。
お題「宝物」
箱に入れて、庭に埋めた。
誰にも盗られたくないから。
隠しておくんだ。オレは、もう決めたんだ。
おまえは、オレだけの“大切”だから。
お題「どうすればいいの?」
この想いを、どうしたら捨てられるんだろう?
重くて、重過ぎて、オレもおまえも押し潰す“好き”を、持て余している。
助けてほしい。救ってほしい。
誰か。誰か? おまえじゃなきゃ嫌だ。
お題「夫婦」
この子の名前は、決まっている。
私と、愛する夫の子供。
あなたは、祝福されて生まれて来るのよ。
私は、音楽を。夫は、哲学を。ふたりは、料理を。きっと、あなたに継いでもらいたくなるのでしょうね。
でも、それはエゴね。あなたは、自由に生きて。
そして、幸せになりなさい。
お題「落ちていく」
真っ暗で底が見えない穴。
ずっと、その中を落下しているオレ。
間違えたから?
間違えたというなら、最初から間違いだったんだ。生まれてきたことが、まず間違い。
ああ、そうか。
ここは、廃棄物処理場だ。
お題「セーター」
寒くなると思い出す。幼い頃、母が編んでくれたセーターのこと。雪の結晶柄のやつ。
「水が凍ると雪になるのよ」
「僕たちは、水なんだよ」
「どういうこと?」
母は、父が哲学の話をしてるのだと説明した。当時のオレには、よく理解出来なかったが、今なら分かる。
「人間は水分で出来てる。そうだろ? 父さん」
お題「太陽の下で」
あんなに嫌いだった太陽が、今は嫌いじゃない。
「ねぇ、あんたは私の言ってること分かるでしょ?」
「ああ」
「さっすが!」
彼女に、バンバン背中を叩かれた。
恋人の元カノ。一番嫌いだった女。
もう眩しくないから、友達として付き合っている。
お題「微熱」
少し熱っぽい。と言ったら、恋人にベッドに押し込まれた。
体温計で熱を計られ、「寝てろ」と言われる。
それから、お粥とか果物とかゼリーとかを用意してくれた。
「悪いな、色々……」
「気にすんな」
優しく頭を撫でる手が、愛しい。
お題「愛情」
マニア型の恋愛をしていたと思う。
執着。嫉妬。全ては、自信のなさから来るもの。
今はただ、美しい花束を渡したい。
水をくれて、ありがとう。
お題「終わらせないで」
一冊のボロボロの本を手に取った。
ある男の一生が書かれている。
家族に祝福されて生まれた子供が、社会に馴染めず、それでも生きていく物語。
喪失を抱え、もがき苦しむ物語。
最後のページには、俺を生涯愛していたと書かれていた。
ぽつり、と。紙に雫が一粒落ちる。
お題「冬のはじまり」
その夜は、少しぼんやりしていて、気が付いたら、ファミリーパックのアイスクリームを手にして帰宅していた。
「あー、と」
別に、ひとりで食べればいいんだけど。
『アイス食う?』
『寒くねーか』
恋人に当然の突っ込みをされる。
『そういう家なんだ』
家族5人、みんなが年中アイスを食うんだよ。
『今から行く』
『おう』
何度でも、この寒さに立ち向かうしかない。
お題「泣かないで」
おまえは、今日も雨を降らせた。眠りながら。
その雫を、拭ってやることしか出来ない。
ずっと傍にいるから。
だから、どうか。
測る物差しがないのに、何故、それを求めてしまうのだろう。
「ずっと、オレとここで暮らそうよ……」
おまえが、イエスと言うはずがない。だって、おまえは正しいから。
閉じ込めてしまいたい。おまえのことを。独り占めしたいんだよ。
でも、結局は束縛出来ない。おまえを愛してるから。
お題「眠りにつく前に」
願ったことを覚えてる?
もう目が覚めなければいいのに。
しかし、オレは目覚めた。
何かがおかしい。家が廃墟のようになっている。
家の外は、もっと酷かった。
広がる廃墟群。人気はない。
足早に、おまえの家を目指す。
そこには、やっぱり廃墟があって。人はいない。
中に入ると、異物を見付けた。缶の中に入った手紙。
「これをおまえが読む頃には、俺は死んでると思う」
膝から崩れ落ちた。
「死ぬ前に、ひとつだけ。どうか、おまえだけでも生きてくれ」
お題「鏡の中の自分」
自分の姿を映すものであるはずなのに、そこにいるのは、元気そうな女だった。
ああ、またおまえか。
オレと同一の存在。今は亡き影。どうして、ここにいる?
「あたし、素直じゃない男は嫌いなの」
うるせぇな。これでも頑張ってんだよ。
お題「哀愁をそそる」
落ち込んでいるおまえの背中が物悲しい。
「どうした?」
「いや、いつものだよ。ただのうつ」
ただのってことはないだろ。
俺は、ただ、おまえの隣に座って、じっと待つ。
「なあ、オレが死んだら、おまえはどうする?」
「泣く」
「その後は?」
「生きる」
「よかった…………」
おまえが、そういうことを訊く時は、本当に精神状態が悪い時だ。
だから、そっと手を握り締めた。
お題「一筋の光」
真っ暗闇を歩いていた。
しばらくして、おまえと出会う。
それから、おまえに段々惹かれていって、オレは弱くなった。
そう思っていたけど、今は違う。
おまえを愛してるオレは、強くなれた。
もう、おまえの傍を離れないから。
お題「柔らかい雨」
珍しいこともあるもんだと思った。
オレを、ベッドの上で組み敷いて、おまえは涙を流してる。
また、オレのせいだな。
「ごめん。もう言わねぇから……」
そうやって謝ると、やっとオレの上から降りた。
オレは、他人のために泣けねぇよ。
お題「あなたとわたし」
あたし、別に後悔なんてしてないんだけど。
「…………」
まだ呪われてるんだね。自分に。
呪いの始まりを覚えてる?
そう。叔母さん。異性愛規範を植え付けてきた人。
早く、キスで呪いを解いちゃって。
お題「意味がないこと」
丁寧に恋心を綴った手紙も、想いを込めて編んだマフラーも、オレという存在も、全て灰になればいい。
全ては、無意味な繰り返し。
次は、バレンタインのチョコレートを作って、自分で食べるんだろう。
バカだよな。
すくわれたい。
お題「脳裏」
頭に浮かんだのは、家族のこと。
置いてかれるってのは、辛いからな。
オレもそっち側になるのか。
どんどん、視界が霞む。
最期に想うのは、おまえのことだ。
もう呪わないから、安心してくれ。
お題「ススキ」
ふたりでお月見をした時に思ったんだ。
おまえが月なら、オレは、その下で爽やかな秋の夜風に揺れる植物になろうと。静かでいられるようになったオレは、月下で佇むんだ。
だから、ずっと共にいてほしい。
それだけが、オレの願いだ。
お題「飛べない翼」
とっくに折れてしまって、地を這ってる。
でも、泥だらけの手を取ってもらえたから、オレは幸せだ。
愛してる人がいることが、こんなに嬉しいことだなんて知らなかったよ。
おまえを失ったら、オレはダメになるんだろう。
お題「スリル」
バレてる? バレてない?
ほんとは、彼が死んじゃって、あたししか生きてないこと。
気付かれたら、双方傷付く。
だから、あたしは演じている。あの男を。
でも、あなたは名探偵だから、いずれ真実に辿り着いてしまうのでしょう。
お題「また会いましょう」
おまえと出会わない世界を見た。
そこでのオレは、ずっとヘラヘラ笑ってる。あと、バカみたいに喋る。
やっぱり、おまえがいなきゃ、どうしようもないままだ。
「さよなら」
オレは、その世界とお別れすることにした。
帰ろう。
お題「秋風」
寒いなって手をすり合わせてたから、手を繋いだ。
「体温低っ」
俺は、思わず口に出す。おまえは、曖昧に笑っている。
外でも人前でも、俺たちは繋いだ手を解かなくてもいい。
お題「子猫」
にゃあ、と小さく猫が鳴いた。
そうだ。最初は、小さな猫だったんだよ。
それが、どんどん大きくなって、化け猫になった。
その怪物は、おまえを貪り喰いたいと哭いている。
育っていく叶わぬ想いが、オレを喰い殺す日が来るのだろうか?
お題「はなればなれ」
遥か、遥か引き裂かれて。オレたちは、ふたりになった。
さよなら。
「もう、何も喋りたくない。貝になりたい」
「待ってよ! ほんとに行っちゃうの?!」
「………」
後は、おまえが上手くやってくれ。
オレは、海深くを目指す。
ただ、頭の中でおまえが泣いていて、それだけが気がかりだった。
お題「冬になったら」
雪が街を覆う頃、オレはもういないだろう。
抱えたものが重過ぎた。
オレは、ただ生きていたかったんだ。素直に生きたかった。
だけど、もうおしまい。
オレ、この街を去るよ。未練はあるけど。
さよなら。元気でいてくれ。
お題「たくさんの想い出」
記憶を取り戻したオレは、衝撃を受けた。
こんなに濃密なものを忘れていたのか、と。
一度手放してしまった、大切なもの。もう二度と放さない。
この宝石は、オレだけのもの。傷も、汚れも、大切な過去。
未来のために、過去がある。
お題「キャンドル」
連日、よく眠れなくて困っている。
なんとなく、地元のウェブニュースを見た。
機関の広報部のコラムを読む。
安眠に効くのは、ラベンダーのアロマらしい。
翌日。帰りしなに、アロマを買う。
眠りについたオレは、ラベンダー畑の夢を見た。
お題「宝物」
箱に入れて、庭に埋めた。
誰にも盗られたくないから。
隠しておくんだ。オレは、もう決めたんだ。
おまえは、オレだけの“大切”だから。
お題「どうすればいいの?」
この想いを、どうしたら捨てられるんだろう?
重くて、重過ぎて、オレもおまえも押し潰す“好き”を、持て余している。
助けてほしい。救ってほしい。
誰か。誰か? おまえじゃなきゃ嫌だ。
お題「夫婦」
この子の名前は、決まっている。
私と、愛する夫の子供。
あなたは、祝福されて生まれて来るのよ。
私は、音楽を。夫は、哲学を。ふたりは、料理を。きっと、あなたに継いでもらいたくなるのでしょうね。
でも、それはエゴね。あなたは、自由に生きて。
そして、幸せになりなさい。
お題「落ちていく」
真っ暗で底が見えない穴。
ずっと、その中を落下しているオレ。
間違えたから?
間違えたというなら、最初から間違いだったんだ。生まれてきたことが、まず間違い。
ああ、そうか。
ここは、廃棄物処理場だ。
お題「セーター」
寒くなると思い出す。幼い頃、母が編んでくれたセーターのこと。雪の結晶柄のやつ。
「水が凍ると雪になるのよ」
「僕たちは、水なんだよ」
「どういうこと?」
母は、父が哲学の話をしてるのだと説明した。当時のオレには、よく理解出来なかったが、今なら分かる。
「人間は水分で出来てる。そうだろ? 父さん」
お題「太陽の下で」
あんなに嫌いだった太陽が、今は嫌いじゃない。
「ねぇ、あんたは私の言ってること分かるでしょ?」
「ああ」
「さっすが!」
彼女に、バンバン背中を叩かれた。
恋人の元カノ。一番嫌いだった女。
もう眩しくないから、友達として付き合っている。
お題「微熱」
少し熱っぽい。と言ったら、恋人にベッドに押し込まれた。
体温計で熱を計られ、「寝てろ」と言われる。
それから、お粥とか果物とかゼリーとかを用意してくれた。
「悪いな、色々……」
「気にすんな」
優しく頭を撫でる手が、愛しい。
お題「愛情」
マニア型の恋愛をしていたと思う。
執着。嫉妬。全ては、自信のなさから来るもの。
今はただ、美しい花束を渡したい。
水をくれて、ありがとう。
お題「終わらせないで」
一冊のボロボロの本を手に取った。
ある男の一生が書かれている。
家族に祝福されて生まれた子供が、社会に馴染めず、それでも生きていく物語。
喪失を抱え、もがき苦しむ物語。
最後のページには、俺を生涯愛していたと書かれていた。
ぽつり、と。紙に雫が一粒落ちる。
お題「冬のはじまり」
その夜は、少しぼんやりしていて、気が付いたら、ファミリーパックのアイスクリームを手にして帰宅していた。
「あー、と」
別に、ひとりで食べればいいんだけど。
『アイス食う?』
『寒くねーか』
恋人に当然の突っ込みをされる。
『そういう家なんだ』
家族5人、みんなが年中アイスを食うんだよ。
『今から行く』
『おう』
何度でも、この寒さに立ち向かうしかない。
お題「泣かないで」
おまえは、今日も雨を降らせた。眠りながら。
その雫を、拭ってやることしか出来ない。
ずっと傍にいるから。
だから、どうか。